大阪府にお住まいで、ライフオーガナイザーとしてご活躍の田中佐江子さん。家族がチームとしてそれぞれが自律していて、でもお互いに助け合える。そんな関係になるための家の仕組みや工夫を考えるのが大好き！という彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。
田中 佐江子（たなか さえこ）さん。
ライフオーガナイザーとして、セミナーや認定講座を開催。企業向けに、ワークライフバランスやキャリア設計と暮らしの関係を考えるセミナー等も実施している。大阪府在住。夫と長女16歳、長男14歳、次女11歳との５人暮らし。
■ホームページ：「人生を楽しむママへ＊La Vida Alegre＊」
http://saetan.com
より暮らしを整えることの大切さ
今は平凡な毎日に満足をし、仕事を続けているのですが、以前はスケジュールを詰め込み家にいることがなんだか物足りなくて、よく出かけていました。何も予定がない１日はつまらないような気がしていました。
しかし現在は、予定通りの完璧な１日でなくても、ただ家事をするだけの日であったとしても、そこそこ満足して幸せだと感じられるようになったのです。それは、自分の毎日の暮らしが整っていて、落ち着いていると思えるようになったからです。
それを叶えてくれたのはライフオーガナイズなのですが、自分の思考や暮らしが整えば整うほど、平凡な毎日を楽しめるようになりました！ライフオーガナイザーになり伝える側になって、より暮らしを整えることの大切さを感じています。
完璧じゃなくても、自分や家族が笑顔でいれるほうを選ぶこと。
例えばちょっと手抜きの食事になっても、いつも部屋が片づいていなくても、落ち込まなくていいし、自分や家族を責めない。その時のコンディションや気持ちを優先していいと思っています。
ただ、いつまでも放っておくのではなく、できるだけ早く心地いい状態にリセットするようにはしています。片づけもしかり、食事や日々のリズムなど、乱れているな、と感じたらリセットする時間を優先的に作るようにしています。
ライフオーガナイザーとしての仕事について
ライフオーガナイザーという仕事は、「ライフオーガナイズ」という人生や暮らし、生活を効果的に整える片づけの手法を使って、クライアントの毎日の生活を楽に、もっと生きやすくするお手伝いをすることです。
私は主に、子育て中のお母さんが毎日を楽しく楽に過ごせるようになるきっかけとして、セミナーや認定講座を開催したり、実際にご自宅に行き一緒に片づけ作業をしています。
家族がチームとしてそれぞれが自律していて、でもお互いに助け合える。そんな関係になるための家の仕組みや工夫を考えるのが大好きです。
また、ライフオーガナイズのスキルを元に、ワークライフバランスやキャリア設計と暮らしの関係を考えるセミナーを企業研修やキャリア教育の場などでも開催しています。
お仕事以外での楽しみは？
家族や友達と過ごす時間が私にとって一番楽しい時間です。季節を感じられる所へ出かけたり、一緒に料理をしたり、時には美味しいものを食べに行ったり。旅行に行くのも大好きです。大切に思っている人と会って話す時間がとても楽しくて、私にとってのエネルギーチャージになります。
それと同じくらい、最近は家で過ごす一人の時間も楽しめるようになりました。本を読んだり、手芸を作ってみたり、小さなベランダで観葉植物を育てたり・・・
好きなことを少しずつ、あれこれやっています。
やはりライフオーガナイズに出会い、私の考え方は変わったのです。先にも述べましたが、自分の思考や暮らしが整えば整うほど、平凡な毎日を楽しめるようになりました。
そして、日常で疲れている時ほど、湯船に浸かって体を温め、しっかり眠るようにしています。眠る時にお腹を温めるとぐっすり眠れます。気になることはたくさんあっても、まずは気力と体力を元に戻すことが私には大切です。
今後の目標・２０年後の私は？
興味があることはいくつかあるのですが、どれに取り組むのかは自分でも未知数。「やってみたい！」と思うことに出会えたら、すぐに取り組めるフットワークの軽さと勢いは大切にしておこうと思います。
元々スポーツが得意ではないので、ストイックにジムに通って鍛えたりするのはどうも苦手ですが、何歳になってもチャレンジできる体力と健康体を持ち合わせることができるように、普段からできるだけ歩くようにしています。姿勢良く歩く、意識して階段を使う、など、小さな小さな努力です。
学生時代に膝の手術をしているので、年を取っても自分の足で歩ける筋力は鍛えておかないと、と思っています。
そして、子ども達が成人した後、夫と二人でキャンピングカーで日本全国を旅して回りたいと思っています。昔は私だけの夢でしたが、いつしか夫婦の夢になりました。見たことのない景色を見たり、その土地の美味しいものを食べたり、あちこち訪ねて行きたいです。
