1999年、東京都文京区に第1号店が誕生した来店型保険ショップ『保険クリニック』は、今年20周年を迎えます。
そこで、20周年を記念して、「20」をキーワードに様々なことをみなさまにご紹介。20年前の出来事や現代との比較、20に関するトリビアなど、懐かしの話題から「へぇー!」という情報まで、楽しくお届けします。
様々な競技の世界大会などで東京オリンピック・パラリンピックへの出場権を獲得する選手が1人、また1人と決まり始めています。2020年と言えば「東京オリンピック・パラリンピック」というのが先立ちますが、実は2020年、私たちの暮らしを取り巻くに様々な変化が起こります。
今回は、「2020年問題」についてご紹介します。
2020年、何が起こる?
目前に迫った2020年、「不動産」「雇用」「教育」の分野での問題が懸念されています。
2020年 不動産問題
2020年、日本の一般世帯数はピークを迎え、その後は減少に転じると推測されています(国立社会保障・人口問題研究所2018年「日本の世帯数の将来推計」)。
現在すでに過疎高齢化が深刻な農村部では、さらなる人口減少が進むことも予想され、空き家が増加の一途を辿ることも懸念されています。
また東京では地価が高騰する中、東京オリンピック・パラリンピックでの訪日客の増加を見込み、ホテルやマンションの新設が進んでいます。しかし、ホテルが新たに建設される一方で、東京オリンピック・パラリンピック終了後は日本を訪れる観光客の数は激減します。新築マンションも建設ラッシュで、海外からもマンションを中心に購入する動きが活発です。しかしながら、東京オリンピック・パラリンピック終了後はその物件を手放す人が多いことが心配されており、供給過多の懸念がされています。そのため都心でも建物が空き家状態になるという予測もあります。
2020年 雇用問題
2020年に向けて雇用状態も変化しています。
IT技術の発達により人間の雇用が減ること、IT技術が高くなるにつれてIT業界では人手不足が生じてしまうことも懸念されています。
また、Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション 通称:RPA)の導入による変化も、その大きな原因です。RPAの導入により、これまでは人間と機械の両者で行ってきた作業が、完全に機械化されることとなります。そのため雇用の減少が懸念されるのです。
他方で、人材不足も懸念されています。というのも、RPAやAIなどといったIT分野がさらに発達することで、高度なIT技術が必要となるからです。
2020年 教育問題
2020年、教育は大きく改革されます。
まず英語教育は、より実践的な内容に変わります。それに伴い、大学入試の英語は「思考力・判断力・表現力」を重視した問題が中心となります。
次に、プログラミング教育が始まります。新しい学習指導では「2020年より小学校でのプログラミング教育が義務化される」ことが決定されました。
そして、大学の入学試験制度も変わります。従来通りセンター試験が行われることには変わりないのですが「大学入試内容」に変更があります。つまり、大学入試では、英語のほかにも国語や数学も「記述式」になるのです。これまでマークシートで行っていたセンター試験に比べると、記述式の場合は答えがでるまでの詳細な説明までもが必要になります。
2020年 東京オリンピック・パラリンピックイヤーは、さまざまな面で変化が訪れる年です。私たちの暮らしにおいて、大きな節目となる1年になるでしょう。
「2020年問題」をしっかりと把握し、今のうちから考えておくと良いでしょう。