1999年、東京都文京区に第1号店が誕生した来店型保険ショップ『保険クリニック』は、今年20周年を迎えます。
そこで、20周年を記念して、「20」をキーワードに様々なことをみなさまにご紹介。20年前の出来事や現代との比較、20に関するトリビアなど、懐かしの話題から「へぇー!」という情報まで、楽しくお届けします。
今年も、暑い暑い夏です。エアコンを終日つけっぱなし、というご家庭も少なくないでしょうか。エアコンを稼働させていることがもはや「日常」になりすぎてしまっている反面で、消費電力について無意識になっていませんか?
照明、冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、IHクッキングヒーターの場合にはコンロも…といった具合に、日常生活で消費する電力はたくさん。ドライヤーを使っただけなのにブレーカが落ちた!とか、電気ポットでお湯を沸かせようとしたらブレーカーが落ちた!などという経験がある方もいらっしゃるのでは?
今回は、ひとつの目安として「20A(アンペア)」を例に挙げながら、消費電力の概算をしてみましょう。現在の契約アンペアを見直すきっかけになるかもしれません。
目次
ご契約アンペア、わかりますか?
毎月届く「電気後使用量のお知らせ(検針票)」には、しっかり目を通していますか? 紙ではなくwebでの閲覧にしている人も多いかと思いますが、その場合であれば「電気後使用量のお知らせ(web検針票)」にしっかりと目を通していますか?
実は、そこに契約アンペアが記載されているのです。
例えば、「契約内容」に「10A」と記載されていれば10アンペアでの契約、「40A 」と記載されていれば40アンペアでの契約、といった具合です。
契約のアンペア数によって、電気使用の基本料金が決まってきます。
東京電力の場合であれば、このような感じです。
ご契約アンペア(A) | 10 | 15 | 20 | 30 | 40 | 50 | 60 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
基本料金(円/月、税込) | 280.80 | 421.20 | 561.60 | 842.40 | 1,123.20 | 1,404.00 | 1,684.80 |
必要なアンペア数を計算してみよう
では、実際自分の家ではどれぐらいのアンペア数での契約が必要なのか?
以下の表を、参考にしてください。
電化製品 | 電力消費量 | 必要なアンペア |
---|---|---|
ノートパソコン | 100W | 1A |
テレビ | 100W | 1A |
電子レンジ | 1300W | 13A |
照明(白熱電球) | 300W | 3A |
炊飯器 | 500W | 5A |
冷蔵庫 | 400W | 4A |
掃除機 | 1000W | 10A |
洗濯機 | 500W | 5A |
エアコン | 700W | 7A |
よく電気製品などには、消費ワット数が書かれています。
その場合、100Wは1A、1,000W(1kW)は10Aと換算します。
例えば、次のような感じです。
20Aを目安にすると…
では、20Aを目安にすると、どのようなシミュレーションができるでしょうか。
もっとも、20Aでの契約は「家族での生活」には向いていないと考えるのが良いでしょう。でも、1人暮らしの場合などはじっくり考えて計算すれば20Aで足りるかもしれない、月々の節約にも繋がるかもしれません。
そもそも契約アンペアの大きさは、同時に使用できる電気の量を示しています。契約アンペア数は、10A〜60Aの間で選択が可能です。アンペア数が大きいほど同時に使える電気製品が多くなり、ブレーカーが落ちる心配もなくなっていくのですが、比例して基本料金が高くなっていきます。
例えば、「テレビを付けながら(2A)、IHクッキングヒーターで料理をして(14A)、冷蔵庫の電源も入っている(2.5A)」ときのアンペア数は18.5Aとなります。このような家電の使い方をする人の場合は、20Aの契約では毎日ブレーカーが落ちるか落ちないかのギリギリのラインになってしまいます。
一人暮らし用のマンションなどの場合は、多くのケースで最初の設定が20Aとなっています。
もちろん、電気製品を同時に使うことが少なければ「20A」の契約のままでいく方が家計のため。でも、もしブレーカーが落ちてしまう不安があれば、管轄の電力会社に連絡をして「30A」での契約に変更してもらうと良いでしょう。
<参考>
東京電力エナジーパートナー http://www.tepco.co.jp/ep/
Selectra ホームページ https://selectra.jp/