家計簿つけないと半分以上が貯金できない!現役FPの家計簿のコツを大公開【お金と保険のQ&A】

お金と保険のQ&A

目次

女子のホンネ会議室

このコーナーでは、保険の選び方やお金にまつわる情報をお届けします。
さらに、「お金に関するネタ」や「季節のネタ」、「ちょっぴり気になる女子の疑問や悩み」について、全国の男女にアンケート調査を行った結果や解説もご紹介。あなたの「知りたい!」に答えます。このコーナーを読めば、お金や保険、ライフプランについて詳しくなれるはず。
今回は、2015年1月5日~1月7日に女性500人を対象に実施したアンケートをもとに、女子のホンネを探ります。

宝くじ100億円当たっても家計簿は続ける!?
『保険クリニック』現役FP達の家計簿のつけ方のコツを大公開!

「1年の計は元旦にあり」。新年を迎えて立てた目標の中に、「貯蓄」が入っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、一般女性と『保険クリニック』社員の、家計簿についてのアンケート結果をご紹介するとともに、座談会を開いてファイナンシャルプランナー達に家計簿のつけ方や貯蓄のポイントを伺いました。

プロフィール

中村
現在、千葉県内の『保険クリニック』のコンサルタント。
30代独身。
2年ほど前にマンションを購入。
「次はペットか?」というのが、本人の自虐ネタの流れになりつつある。

高橋
東京都内の『保険クリニック』でコンサルタントを経験後、現在本社勤務。
40代既婚。
子供は2人(14歳と11歳。)
12年程前に家計簿ソフトを始める前は、学生時代から家計簿をつけていたノートが溜まりすぎてしまったらしい。

伊藤
本社でPR業務を担当。
40代既婚。
子供は2人(18歳と16歳。)
毎年家族での海外旅行を楽しみにしている。

1. 家計の悩みは、「スタンダードが知りたい」

―まず、『保険クリニック』コンサルタント経験者の2人は、店頭でお客様から家計相談を受けることはありますか?

中村:あります。「家計のどの費目に何%使えばいいかの指標を教えてほしい」とか、「これは一般的ですか?」とおっしゃる方が多いです。
一般的な家計のバランスの指標はありますが、家庭によって異なるのでまず将来に渡るライフプランを作ってから現在の家計を検証することをおすすめしています。
私から見て家計管理をしっかりされているな、と思う方ほど「これでいいかどうか見てほしい」とおっしゃる気がします。

高橋:保険相談の中で生活費にかかっている金額についてお聞きすることも多いので、「細かく把握していないけど、今度持って来ないといけないわね」と言って家計簿を持って来てくださったりします。
働いている方より主婦の方ほどお持ちになる印象がありますね。

中村:マメに書いてあったりしますよね。

高橋:あと、意外と男性の方が細かかったりもしますね。

―社内の男性でいうとTさんとか。結構きっちりつけているみたいですよ。

一同:あー!!!

―ちなみに一般女性に比べると、当社の女性社員は家計簿を「つけたことがない」人が圧倒的に少ないみたいです。

中村:職業柄ですかね。続いていない方が多いのも気になりますが…(笑)

 

2. 家計簿を長く続けるコツ!

① いくら余らせるか、ポイントは「ゲーム感覚」

―では、皆さんはどうやって家計簿をつけていますか?

中村:私は手帳の「月間予定」のところに書いています。月間の費目ごとの予算を組んで、その予算内に収めること、余らせることに喜びを感じています。
食費は米・水・調味料など大きな物を買う予算は別取りして、それ以外は毎週1万円だけ財布に入れて食費と日用品をやりくりします。
1週間1万円でどれだけ余らせるか、というゲーム感覚です。飲み会などの予定の無い週は7,000円ぐらい余ったりもします。

高橋:そんなに余ると、お金貯まりそうだね!

中村:でも、その7,000円は豪遊です(笑)。
そうやって余ったお金を集める口座別にあって、貯まったお金で友達とスーパー銭湯に行ったり、プチ旅行したり。

―貯金はどうやってしているんですか?

中村貯金は別口座で先取りをしているので、この口座からは好きに使っていいと決めています。
どうしても飲み会代などで足が出てしまう時は、ここから補てんすることもあります。
予算と先取り貯蓄のバランスは、いろいろ試して今の金額になりました。

―記入の方法などは具体的に決めていますか?

中村:レシートは一切もらいません。
金額を細かく記録している訳ではなく、クレジットカードや光熱費の明細が来たら書いておく程度です。家に帰って2,3分でできますね。
あとは、固定資産税などの年間経費は必ず毎月の予算の中に入れます
年間経費のための口座にお金を入れておいて、引き落とし日が近づいたら必要分を移しています。
以前はノートにつけていましたが、手帳の方が持ち歩くし見るんですよね。

―家計簿をつけ始めたきっかけは?

中村:住宅ローンを組んだことです。
その前は挫折を繰り返していましたが、繰り上げ返済という大きな夢ができたので続くようになりました。

② 収支を「年間の流れで見る」

高橋:私は反対にレシートを100%取っておいて、1週間に1回入力します。
たまたま家計簿ソフトが入っているパソコンを買ったのがきっかけで家計簿ソフトを使って記録しています。
ノートでつけていた頃、クレジットカードを使った金額と実際の収支が管理しにくかったのですが、ソフトを使うと「何日締めの何日払い」まで反映されて便利です。
後はクレジットカードの明細が来た時に照らし合わせますね。
子供がいるので、月によって支出が大きく変わります。
毎月というより年間での貯蓄目標、数年単位での住宅ローン返済や学費のための目標を持っていて、先取りは貯蓄性の保険をフル活用しています。

中村:お金を流れで見れてますよね。

高橋:あとは、予算を決めずにやったこともあるのですが、目標がないと貯まらないと分かりました。
今の目標は教育費に加えて老後ですね。ある程度収支が落ち着いて来たら、先取り貯蓄を増やそうと思っています。
保険だけでなく、会社でやっている確定拠出年金で運用しようと思います。

③ 一枚のシートで収支・貯蓄額が一目瞭然!

伊藤:私はエクセルで作っています。
細かくつけるのは面倒で、レシートも取っていません。
私のルールは学費など引き落としの月と金額が分かった時点で1年先の分でも先に入力することです。
食費は予算を決めて別財布にして、私も余った分は楽しみに充てます。
あとは、貯蓄のための口座を使い分けています。老後資金は個人年金保険に加えて専用の口座に毎月積み立てて、老後まで絶対に手を付けないと決めています。
他に、教育費用・家族旅行用の口座へも「支出」として先に移しておきます。
そうすると、その月の支出額が最初からほぼ決まっているので、給料が入ると「今月はあといくら使える」というのが分かるんです。

―エクセルでつけている人は、社員の中でも一番多いみたいです。資金の移動は、やっぱりネットバンキングですか?

伊藤:そうですね。
銀行に行くのは面倒で。ネットなら電車での移動中にもできますし、入力を含めて忙しいのは給料が入って振り分けをする時です。と言っても10分もかからないですが。
あ、あと、住宅ローンは返済用の口座に移動させる時に引き落とし金額より多めの金額を入れています。
その余りが貯まったら、繰り上げ返済にしています。

中村:それいいですね!

―家計簿の費目はどうしていますか?

伊藤:こんな感じです。メインで使っている夫の口座用と、自分の給料用で2枚のシートを使っています。
ポイントは、収入に対しての費目別支出の割合のバランス(写真右端)と、貯蓄合計(写真下)も全部分かるようにしています。
貯蓄に入力すると、その金額が「支出」として引かれるような計算式になっています。

高橋:私が使っている家計簿ソフトもこの雛形に近いです。

―このシートにつけることが楽しみになってきたりするんですか?

伊藤:大きい支出がある月はどうしてもマイナスになりますが、それ以外は「今月はいくらのプラスを目指そう」というのが楽しみになってきます。余らせた金額での浪費もね(笑)。
家族旅行もそうですし、年に2回ぐらいアウトレットで家族4人分まとめ買いをします。

中村:余らせるゲームに対しての、自分へのご褒美です♪

―締めるところとそうでないところのメリハリがポイントのようですね。

3. 貯めることより、その目的を楽しみに!

―「続かない」という悩み(Q.5)に対して、続けられている皆さんは「続かない」っていう人の気持ちは分からないですよね?

高橋:気持ちは分かりますよ!つけることに一生懸命になってストレスになったりしますよね。

中村:何が何だか分からなくなって「立て直そう!」っていうのを毎月やって、嫌になっていた気がします(笑)。

―それでも、立て直そうと思う原動力は?

中村:つけないと大変なことになります。給料を全て使ってしまうタイプなので。自分への戒めですね。

高橋:手書きの時は続かなくて辞めてしまう事もありましたけど、家計簿ソフトにしてから続いてます。
いくつかの口座にある預貯金額がまとめて出てくるのが楽しいのもあります。

伊藤:支出だけでなく貯蓄額も分かるようにつけて、そこで楽しみが見つかればいいですね。

中村:お試し1か月だけでもつけてみて、自分の支出の傾向を知るだけでも意味はあると思います。

―貯められない人が「楽しみ」を見つけられるにはどうすればいいでしょうか?

中村:何のために貯めるのか、目的が明確というのは大きいと思います。

伊藤:バッグや財布を買いたいとか旅行に行きたいとか目標は何でもいいと思います。
まずはそれに向けて小さく始めて、貯めたら使う。その喜びを蓄積していくといいと思います。
お金を貯める目的を決めると、その予算が分かります。それをモチベーションにして毎月3,000円でも5,000円でもいいですよね。

中村:その次のステップに「老後までにいくら」とか。

―本当に自分のやりたい目的だからこそ貯蓄もできるし、家計簿も続けられるかもしれませんね。
最後に、「もう家計簿をつけなくてもいい」と思うぐらいの宝くじ当選額っていくらですか?
さすがに100億円当たったらやめますよね?

高橋:続けると思います。その時は年間収支より資産管理を目的として。
維持するのも大変そうじゃないですか?多額の不動産とか。

中村:月々の予算立てと管理のために続けますね。私は2年とかで散財しかねないので(笑)。

―自分への戒めがすごいですね!癖になってしまうと、金額に関係ないということですね!

女子500名ネットアンケート結果

家計簿をつけていると約70%は貯蓄してる!
でも、つけていないと約51%は貯蓄出来ない?!

2019年が始まりました。新年は新たな事を始めようと考えるもの。
お金についても、「今年こそは貯金するぞ~!」「家計簿をつけるぞ~!」と気持ちを新たにした人も多いはず。
でも、お金の事って友達には聞きづらい。ちょっぴり気になる「家計簿のつけ方」について20歳~60歳までの女性500名を対象にアンケートを実施しました。

Q1. 家計簿はつけていますか。

家計簿をつけた事がある人は67.8%!

年末になるとカレンダーと同じように色々な種類の家計簿が登場します。
今年こそは・・・と思って購入したりアプリをダウンロードした方も多いのではないでしょうか?
そこで、家計簿をつけた事があるか女子500名に聞いてみました。

現在つけている人は44.2%
過去につけたことがある人は23.6%
まったくつけたことがない人は32.2%

約68%の人が一度は家計簿つけた事があるとの結果に

Q2. 家計簿は何でつけていますか。
2つ以上のツールで家計簿を管理されている方は、最も利用頻度の高いものをお選びください。

約68%が手書き家計簿!

何を使って家計簿をつけているか聞いたところ、1位は市販の家計簿帳。2位は普通のノート。
スマホの普及で家計簿アプリも増えていますが、まだまだ家計簿の主流は手書きという結果になりました。

Q3. 家計簿をつけている(いた)期間を教えてください。

家計簿をつけている(いた)期間は平均10年8ケ月!

家計簿をつけいている(いた)期間を聞いたところ、平均10年8ヵ月。家計簿をつけたことがある339人中、10年以上つけ続けている人は147人(43.7%)。30年以上続けている家計簿名人も多いようです。
現在つけている人の平均は13年1ヵ月。つけていたことがある人の平均は3年11ヵ月。一番多かったのは1年で止めてしまう方でした。
今年の新年を機につけ始めた方は3人。お金の使い癖を把握するためには最低1年は頑張ってみましょう。

Q4. 家計簿をつけ始めたきっかけは何ですか。

家計簿をつけるキッカケは『結婚』!

家計簿をつけ始めたきっかけは「結婚」が第1位。続いて節約でした。意外なのは「何となく」つけ始める方が多い事。
書店に並んでいる家計簿を目にして、何となく買ってしまう?そんな気持ち、わかる気がします。
その他の意見では「実家からの独立」がキッカケの方も多くいました。

Q5. 家計簿を続ける上での悩みは何ですか。

家計簿をつけても節約の仕方がわからない!!

家計簿を続ける上での悩みを聞いたところ、第1位は「どう節約したらいいのかわからない」でした。
それ以外でも「費目の分け方」「バランスの適正」が悩みの方も多く、家計について相談できる機会が少ないことが推測できます。
気軽に相談できる場所や人を見つけることで、悩みは解決します。

Q6. 家計簿をつける上でのこだわりポイント、気を付けていることはありますか。

家計簿をつける上でのポイントは・・・・毎日コツコツ・大雑把・シンプル

家計簿をつける上で気を付けていることを聞いたところ、下記が続けるためのポイント!
・面倒でも溜めないように毎日コツコツ
・細かくし過ぎず、大体の流れがわかるよう大雑把に
・複雑にせず、誰がみてもわかるシンプルな形
などなど
気合を入れて細かく分けすぎたり、見た目が複雑な家計簿は後から自分で見てもイヤになってしまいそう。
何が必要で何がいらないのかの見極めが鍵です。

Q7. 家計簿をつけて良かったことは何ですか。

家計簿をつけるとお金の流れがわかる!

家計簿をつけていて良かったことを聞いてみました。第1位は「お金の流れがわかった」こと。
「節約できるようになった」「預貯金が増えた」と続いています。

ただ、家計簿をつけていても「何も変わらない」と答えた人も多く第2位でした。
つけ方のポイント、家計簿の見直し方など、ちょっとしたコツを掴めば、家計簿は節約や預貯金に有効なツールだと思います。

Q8. 家計簿をつけたいと思いますか。

38.7%は家計簿をつけない!!

家計簿をつけていた、つけた事がない279名に今後、家計簿をつけるか聞いたところ38.7%はつけないと回答しました。
家計簿をつけた事がなくて(161名)、今後もつけないと答えた人は76名。
それ以外の人(32名)はつけた経験があるのに、今後はつけないと回答。よっぽど大変な思いをしたのか、意味がないと感じたのか・・・
今年中に始めたい人も10%いました。

Q9. 預貯金していますか。している方は預貯金総額はいくらぐらいですか。

家計簿つけてると約70%は預貯金してる!でも・・・つけていな人の約51%が預貯金なし!

貯蓄の有無と金額を聞いたところ、家計簿をつけてる(つけてた)人の65%~70%は貯蓄しているのに対して、つけていない人は49%。貯蓄出来ていない人の方が多くいることがわかりました。
貯蓄総額の平均は40歳~50歳代が多く60歳代が少ない事が判明。定年などで収入が減ったり、年金だけで生活できず貯蓄を切り崩して生活していることが伺えます。

Q10. 何で預貯金をしていますか。

普通預金・定期預金が王道!

何で預貯金しているか聞いたところ、やはり「普通預金」「定期預金」が王道!少しずつですが投資信託や株なども増えています。
家計簿をマスターし、預金・投信(株)・保険を上手く組み合わせて効率的な資産運用が出来るようになれば、あなたも「家計の達人!」。
これから始める方は、まずは家計簿の活用法をマスターしましょう。

 

 

アンケート概要
サンプル数 : 女性500名
年齢    : 20歳~60歳
調査方法  : Webアンケート
調査期間  :  2015年1月5日~1月7日(出典:保険クリニック「家計簿つけないと半分以上が貯金できない!現役FPの家計簿のコツを大公開」、女子のホンネ会議室、2015年2月掲載、https://www.hoken-clinic.com/woman_qa/detail01.html