特定原材料に準じるもの20品目とは? アレルギー表示の正しい理解【20にまつわるエトセトラ】

食べ物を想像している赤ちゃん 20にまつわるエトセトラ

1999年、東京都文京区に第1号店が誕生した来店型保険ショップ『保険クリニック』は、今年20周年を迎えます。

そこで、20周年を記念して、「20」をキーワードに様々なことをみなさまにご紹介。20年前の出来事や現代との比較、20に関するトリビアなど、懐かしの話題から「へぇー!」という情報まで、楽しくお届けします。

近年、様々な食品のパッケージやレストランのメニューに「アレルギー表示」が施されています。お子様が何かしらのアレルギーを持っておられる場合、保護者の方はその記載があるだけで随分安心されることでしょう。

でも、必ず表記される「特定原材料」7品目に対して、20品目は「特定原材料に準じるもの」とされており、必ずしも表示が義務づけられていないのです。
ご自身やご家族がアレルギーを持つ持たないに関わらず、知識として知っておくことは大切ですよね。

今回は、特定原材料に準じる「20品目」についてご紹介します。

アレルギー表示はなぜ必要なのか?

近年では、赤ちゃんから大人までのどの年齢層でも、特定の食物が原因でアレルギー症状を起こす人が増えています。中には、特定の食物を摂取することでアナフィラキシーショックを起こしてしまい、死に至るほど重篤な症状を招いてしまう場合も。そのため、消費者側には食品中のアレルギー物質についての「正確な情報」が必要となりました。

食品に関する法律は、食品衛生法・JAS法・健康増進法の3つでルールが定められています。その中でも、アレルギー表示に関する法律は「食品衛生法」によって定められていました。

ですが、食品の表示全般に関わる制度が複雑で消費者や事業者にとってわかりにくい点もありました。そこで、3つの法律の「食品の表示に関する規定」の部分を統合して「食品表示法」が制定され、2015年4月1日に施行されました。

食品表示法は、アレルギー表示以外にも、消費者が食品を選択・購入する際に必要な情報を、よりわかりやすく確認できる表示制度となっています。

必ず表示されるアレルギー物質7品目

では、実際に表示されるアレルギー物質には、どのようなものがあるのでしょうか。

現在、表示されているアレルギー物質には、必ず表示されるもの7品目と表示が勧められているもの20品目があります。

特に必ず表示されるものを「特定原材料」といい、患者の方の数が多い乳、卵、小麦、えび、かにと、重篤な症状に至ることが多いそば落花生7品目が指定されています。

アレルギー物質

 

表示が推奨されているアレルギー物質20品目

一方、義務ではなく、表示が勧められている20品目は次の通り。

・あわび
・いか
・いくら
・オレンジ
・キウイフルーツ
・牛肉
・くるみ
・さけ
・さば
・大豆
・鶏肉
・豚肉
・まつたけ
・もも
・やまいも
・りんご
・ゼラチン
・バナナ
・ごま
・カシューナッツ

「特定原材料に準ずるもの」は、症例の調査に基づき、定期的に見直されています。たとえば「ごま」と「カシューナッツ」は2013年に追加されました。

ただし、これら20品目については食品メーカーで表示を推奨していますが「義務」ではありません。そのため、「特定物質7品目」とは異なり、その表示がある場合でもあくまでもメーカー任意での表示であり、統一された表示方法がないのが現状です。

表示が義務づけられていない20品目には注意が必要

表示が義務づけられていない20品目に関しては、極端な場合、表示がされていなくても、その材料が含まれていることも考えられます。

「特定原材料7品目のうち〇〇が含まれています」とあれば、「特定原材料に準ずるもの」については、原材料に含まれていても表示されていない可能性があります。これらの「特定原材料に準じるもの」にアレルギーがある人は、表示がどの範囲をカバーしているかを、注意して読みとる必要があります。

たとえば「アレルギー物質27品目のうち、~が含まれています」などと、表示の範囲が明記されていれば、表示されているアレルギー物質がわかりやすいでしょう。

また、より詳細に知りたい時には、その食品の製造者の「お客さま相談センター」や「相談窓口」などに問い合わせたり、お店のスタッフに聞いてみたりするのが良いでしょう。

参考URL
■食物アレルギーねっと
https://www.food-allergy.jp/