このコーナーでは、保険の選び方やお金にまつわる情報をお届けします。
さらに、「お金に関するネタ」や「季節のネタ」、「ちょっぴり気になる女子の疑問や悩み」について、全国の男女にアンケート調査を行った結果や解説もご紹介。あなたの「知りたい!」に答えます。このコーナーを読めば、お金や保険、ライフプランについて詳しくなれるはず。
目次
カード支払いはできますが、手数料がかかります
自動車税は、クレジットカードで支払えます。カードのポイントを貯めている方にとっては、カードで支払ってポイントを増やしたいと思うのも、自然なことなのかもしれません。
ただしカードで支払う場合には、決済手数料がかかります。決済手数料は自治体によって異なりますが、1台につき324円(消費税込み)にしている自治体が多くなっています。
たとえば、3万9500円の自動車税をカードで支払った場合、100円につき1ポイントの付与率のカードでは395ポイントが付く計算になるわけです。395Pを得るために、324円の手数料がかかるものの、付与されたポイントが1P=1円で使えるとすれば、3万9500円の自動車税はポイントを利用したほうが若干有利といえます。
ただし、自動車税額が1万800円(2016年4月以降)の軽自動車では、カード支払いで得られるポイントは108P。いっぽうで、324円の決済手数料がかかるとすれば、1万800円の自動車税は現金で払ったほうが有利といえそうです。換算率はカードによっても異なりますが、「クレジットカードで払えば、すべてのケースで有利」とは限らない点に注意が必要です。
税額に連動して手数料が変わる自治体もある
東京都で、自動車税をクレジットカードで支払う場合の手数料は、税額が1万円ごとに78円(消費税込み)になっています。税額が増えるごとに手数料が増える仕組みになっていますので、東京都に自動車税を納める方は、下の表を参考にしてみてください。
(出典:保険クリニック「自動車税がクレジットカードで支払えると聞きました。ポイントを貯めるのには、カードで払った方が得でしょうか。/ファイナンシャルプランナー 畠中 雅子」、お金に関する話題や制度をFPに相談、2016年1月掲載、https://www.hoken-clinic.com/teach_qa/)