目次
保険を学ぶQ&A
このコーナーでは、保険の選び方やお金にまつわる情報をお届けします。
さらに、「お金に関するネタ」や「季節のネタ」、「ちょっぴり気になる女子の疑問や悩み」について、全国の男女にアンケート調査を行った結果や解説もご紹介。あなたの「知りたい!」に答えます。このコーナーを読めば、お金や保険、ライフプランについて詳しくなれるはず。
年を取ってから無保険を後悔する人はかなり多い
大丈夫か、否かは、老後資金の準備状況にもよるので断言はできませんが、個人的には医療保険に加入されたほうが良いと思います。たくさんのご相談者と話していて感じるのは、高齢者の方、それも数千万円の貯蓄をきちんと持っている方からも、「医療保険に入っておけばよかった」いう後悔のコメントをうかがう機会が多いからです。
友人などが入院してお見舞いに行かれたときなどに「医療保険から給付金がもらえるから助かるのよ」と言われて、入らなかったことを後悔する人が多いよう。また60代のはじめには、3000万円程度の貯蓄がある方でも、80代に入ると貯蓄が数百万円まで減っているのはよくあるケース。「入院するたびに、数万円ずつとはいえ、貯蓄が減るのは気が滅入る」と言われたり、「この先制度が変わって、医療費の自己負担が増えそうでコワい」などとも言われます。
今は健康であっても、健康状態に問題が生じると、自由に保険に入れなくなる可能性もあります。健康状態を気にせず、自由に医療保険を選べるときに、加入したほうが後悔だけでなく、負担も少なくてすむのではないでしょうか。
またお子さんがいらっしゃらないということは、どちらかおひとりになられたときには、入院の手続きなどを知人などの第三者に頼んだり、後見人を頼む可能性もあるでしょう。お子さんのいらっしゃらない方は、病気や介護になった場合の費用がかさむ傾向にありますので、早めに医療保険への加入を検討されることをおすすめします。
(出典:保険クリニック「医療保険に入らなくても、貯蓄でまかなえるという話を聞きました。医療保険に入らなくても、老後の医療費は大丈夫でしょうか。/ファイナンシャルプランナー畠中 雅子」、FPが教える家計の学校、2015年10月掲載、https://www.hoken-clinic.com/teach_qa/detail123.html)