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保険を学ぶQ&A
このコーナーでは、保険の選び方やお金にまつわる情報をお届けします。
さらに、「お金に関するネタ」や「季節のネタ」、「ちょっぴり気になる女子の疑問や悩み」について、全国の男女にアンケート調査を行った結果や解説もご紹介。あなたの「知りたい!」に答えます。このコーナーを読めば、お金や保険、ライフプランについて詳しくなれるはず。
最近主流の学資保険は大学時代に4~5回に分けて学資金がもらえます
最近人気の高い(=返戻率の高い)学資保険は、大学時代に4回から5回程度に分けて、学資金が受け取れるタイプが主流です。たとえば大学1年から4年生までの4年間、あるいは18歳から22歳までの5年間に分けて受け取れるなど、毎年数十万円ずつ、学資金を受け取れる仕組みになっています。
また加入する保険会社によって、学資金の受け取り時期はまちまち。該当する年の10月1日や11月1日、12月1日、2月1日などにもらえたり、中には契約応当日を学資金の受取日とする学資保険もあります。もらえる時期によって、大学の授業料の支払い計画が変わってきます。加入する学資保険を選ぶ際は、何回に分けてもらえるのかと、受け取り時期はいつかを、必ず確認しましょう。
大学時代に200~300万円がもらえるプランをおすすめ
さて、学資金の金額については、合計で200万円から300万円程度、もらえるような設計にするのをおすすめします。たとえば、大学時代に4回に分けてもらえる学資保険の場合、毎年50万円ずつをもらえるようなプランです。家計(保険料の負担能力)に余裕があれば、60万円を5回、合計で300万円もらえるプランにできると、なお安心です。
学資保険のほかに、児童手当も教育資金を貯めるのに役立ちます。児童手当は、お子さんの誕生月の翌月分から、中学卒業までもらえるお金。受け取り開始から中学を卒業するまで手を付けずに貯めると、合計で200万円くらい貯まります。
児童手当に手を付けずに貯めつつ、学資保険で200~300万円を上乗せできると、大学時代に400~500万円の学費が準備できる計算になります。私立大学文系は4年間で500万円くらい、私立大学理系は700万円くらいの教育費がかかるものの、児童手当と学資保険の2本立てで準備していけば、大学時代にかかる教育費のかなりの部分を準備する目途が立つでしょう。
(出典:保険クリニック「生まれたばかりの子どもために、学資保険に入る予定。学資金はいくらくらいが適当ですか?/ファイナンシャルプランナー 畠中 雅子」、FPが教える家計の学校、2015年12月 掲載、https://www.hoken-clinic.com/teach_qa/educational-insurance/12.html