千葉県にお住まいで管理栄養士として多岐にわたって実践的にご活躍中の矢部まり子さん。彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。
矢部 まり子(やべ まりこ)さん
株式会社ビタミンM 代表取締役
管理栄養士
千葉県在住。夫・長女(9歳)の3人家族。
■Instagram https://www.instagram.com/manicoyura/?hl=ja
目次
予防医学を普及させたい
私は、管理栄養士として、\\ 医療費より食費 //をモットーに老若男女問わず食事や栄養を基盤とした予防医療の普及に力を入れています。
2021年5月までは、1,000人強の園児を抱える保育園法人本部にて、子どもたちの栄養管理をメインとした活動をしておりましたが、もっと対象世代を拡げたく法人を立ち上げ、現在は保育園だけでなくオンラインセミナーや個別指導なども開始しました。今後は企業向け予防医療セミナーなども行い多くの方に“食べたもので心と体は作られる”ということを知っていただきたいです。
だからこそ、私は「栄養学に関する知見をインプット・アウトプットできる仕事の時間」がとても楽しいのです。
栄養学や食品などは無限にあるため、栄養素に関する情報だけでなく添加物についてなどを掘り下げて調べていくと、それを直接保育園の子どもたちや、患者様に活かすことができ、結果還元することができるのでどんどん学びたい欲がでてきます。また、実際に医療機関に入ってのカウンセリングも行っているので患者様の体調と食べているものの相関をアドバイスできる現状がとても充実していると感じます。
自分自身も健康であるために、いろいろな食事法を試してみる
そもそも私が今のような仕事を始めたのは、産婦人科の管理栄養士として勤務していた時に、妊娠当初から頭痛やだるさ、慢性的な疲れやすさを訴える女性の多さに気づいたことがきっかけです。体調不良の原因には、毎日の食事も影響しており慢性的な疲労をもたらすほどの栄養状態は胎児に影響することはないのか? とても気になり、より一人一人にあったカウンセリングを行えるよう栄養学の中でも血液検査データから、栄養素の過不足を読み解く分子栄養学という分野を学び始めました。
現在は糖質制限、脂質制限、ケトジェニック、ファスティングなど、世間に広まっている食事法をひとつひとつ正しく学び、患者様にあったものをご提案するためにもまず自分で体感できるよう、食に関する情報はアンテナを張り、新しいものを取り入れたり運動と併せてみることでの感覚の違いなど、まず自分自身が実践し、より日常生活に活かせるアドバイスができるよう普段から心がけています。
自分の身体、健康に意識的になること
健康管理の一環として筋力トレーニングを開始し、1年が経ちました。
トレーニングジムに行くまでは腰が重いのですが、終わるととてもリフレッシュできるので、悩みごとがあるときや息詰った時などは、あえて行くようにしています。
そしてトレーニング後、好きな香りの入浴剤と“マグネシウム”というミネラルの摂取ができるエプソムソルトをいれたお風呂に、好きな音楽を聴きながらゆっくり浸かる時間がストレス解消になっています。
健康管理に話は戻りますが、意識して定期的に専門の病院にて血液検査を行い、栄養解析を受け、自分自身に何の栄養素が足りていないか?また過剰摂取になっている食材や栄養は何か?体感と併せて把握するようにしています。
なりたい体づくりに個々が取り組める社会を
現代人の食生活において切っても切れない添加物について、これから勉強していこうと思っています。
私が起業したきっかけでもありますが、飽食の時代、もっと栄養や食に関する正しい情報が拡がれば、小さな不調に悩まされずに活き活きとした毎日を送ることができる人は増えると思っています。
そのためにもセミナーやSNSなどで情報提供を積極的に行い、自分自身のメンタルケアやなりたい体作りを、自分でコントロールできる人を増やせることを目標としています。