東京都にお住まいで高校生・高専生のための起業体験プログラムを経営しておられる森真悠子さん。彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。
森 真悠子(もりまゆこ)さん
高校生・高専生のための起業体験プログラム経営
東京都在住。夫と2人暮らし。
■StartupBaseホームページ https://startupbase-u18.com
目次
高校生・高専生向けの起業体験プログラム“StartupBase U18”
高校生・高専生向けの起業体験プログラム“StartupBase U18”を運営しています。
アントレプレナーシップ教育のプログラムの開発と運営をし、個人向けの自社開催に加えて、南は鹿児島から北は奥尻島開催まで、学校や地方自治体共催、また若手社員向けの研修・アクセラレータプログラムを企業から受託することもあります。
2014年に前職のベネッセコーポレーションを辞めたときに、「教科(勉強)以外の教育プログラムをつくりたい」ということだけは決めていました。初めてそのプログラムを開催したとき、道端でビラを配って集客したり、会場がなかなか見つからなかったりと心折れそうになりながら、当日の朝を迎えたことを覚えています。でも、会場に続々と高校生が入ってきた瞬間、その高校生との出会いが「これを自分の次の仕事にしよう」と私に決めさせてくれました。
私は、初動はとにかく早く動きます。継続は苦手なので、「努力」と感じないくらい打ち込めることに注力するように心がけています。もちろん大変なことも多いですが、チームでプロジェクトや事業の立ち上げなど、何かを生み出す、創ることに向かっているときは楽しいですね。起業してからは苦しいこともあるけれど、お客さんや仲間との出会いからプロジェクトが生まれる、この連続は何にも変えがたい喜びです。
私とフラメンコ
私のストレス発散方法は、フラメンコ、スマホ持たずに手ぶらで夫や友人と散歩、音楽聴きながら踊ることです。
有り難いことに、これまで大きな病気をすることなく健康に生きてきたのですが、仕事のことばかり休みなく考えてしまう中で、定期的に(強制的に)体を動かす習慣を習い事(フラメンコ)を通して作ることができたのは精神的にも体力的にも大きなプラスになっていると思います。転職直後などブランクもありますが、15年くらい続いている趣味です。もともと、運動が好きなわけではないので、独特のリズムを持つフラメンコにはまれたこと、そしてレッスンを休むと振り付けがわからなくなるという恐怖感で休めない(笑)ので、多少仕事が残っていても半ば強制的に通っています。
10代に、働くことの楽しさを伝えていきたい
私が今、やりたいと思っていることは「新しい体験プログラム開発」と「運営チームの拡大」です。
働くことにあまりいい印象を持っていない10代が多い現実には、驚いています。若い人たちに、働くのって楽しそうだなと思ってもらえる一人であり続けること、そして事業継続していくことが目標です。
また、プライベートにおいては、コロナ渦になって、都内と週末千葉(九十九里)の2拠点生活をはじめました。いつかは、庭でとれた野菜を食べて、庭でとれた花を飾って、犬がいる生活をしてみたいと思っています。