1999年、東京都文京区に第1号店が誕生した来店型保険ショップ『保険クリニック』は、今年20周年を迎えます。
そこで、20周年を記念して、「20」をキーワードに様々なことをみなさまにご紹介。20年前の出来事や現代との比較、20に関するトリビアなど、懐かしの話題から「へぇー!」という情報まで、楽しくお届けします。
うだるような暑さが続き、熱中症の危険性から「命を守る行動を」などと注意喚起される今日この頃。
お盆で帰省をする方も多い中、ふと気になるのは、昔はこんなに暑かったのだろうか?と疑問に思いませんか?
今回は20年前の気象庁の記録と現在とを比較してみましょう。
目次
進む地球温暖化問題
「地球温暖化」が地球規模で問題とされ、数々の対策がなされていますが、改善されているとは言い難い現状。
気象庁の発表によると、温度計が使われるようになった1850年以降の気温の上昇は明らかで、また北半球の積雪面積や北極海の海氷面積も年々減っています。
それに伴い、世界平均の海面水位は1901~2010年の間に19cm上昇とされています。
日本の気候の変化
その中でも日本は気温の上昇が世界の平均に比べ、大きいとされています。
というのも、地球温暖化による気温の上昇率が比較的大きい北半球の中緯度に位置しているためだそうです。
また大気に含まれる水蒸気量が増えることなどにより、全国平均の年降水量(雨または雪の量)が増加しており、近年問題となっている『ゲリラ豪雨』もこれが原因の一つであると考えられています。
20年前の日本との比較
それでは20年前にあたる1999年と、昨年2018年の8月の気候とを比べて見てみましょう。
※現在2019年8月で8月の記録が取り切れていないため、2018年度より比較します。
(千葉基準) | 最高気温 | 最低気温 | 日最高平均気温 | 日最低平均気温 |
1999年 | 33.8 | 23.4 | 31.7 | 25.3 |
2018年 | 37.0 | 19.7 | 32.2 | 25.2 |
最低気温は3.7度2018年の方が低いためか、平均気温はそれほど大きく変わってはいません。
注目すべきは最高気温の違いです。
20年前の最高気温は33.8度に比べ、2018年度千葉での最高気温は37.0度。
その差は3.2度。
忘れないでいただきたいのは、こちらはたった20年前との差です。
昔の記憶が命を奪う!
熱中症のニュースがよく流れる中、問題視されている一つが学校での熱中症。
先程の最高気温の差を見ていただければ、「昔は大丈夫だった」が通用しないことは明らかです。
今の暑さは皆さんの子どものころと大きく違うことを意識して行動をしてください。
効果的な熱中症予防法
熱中症予防には
- 涼しい服装で
- 日陰、熱中症予防グッズを利用する
- 日傘や帽子を使用する
何より、水分と塩分補給を定期的に行うことです。
夏のレジャーで要注意なのは、
アルコールは水分にはならないことです。
のどの渇きを感じづらくなることに加え、アルコールの持つ利尿作用で熱中症が促進されてしまうことも。
また、夜寝ている間の熱中症患者も増えています。
寝る前の水分補給、また熱帯夜にはエアコンなども利用しながら部屋の温度調整を行ってください。
いかがでしたか?
ご自身が小さい頃より年々夏は暑くなっている気がするなあ、と思ってはいても
実際に数字で見ると驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
どうぞ夏の暑さにお気をつけて、楽しい夏をお過ごしください。
<参考>
■気象庁 > 地球温暖化
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/chishiki_ondanka/index.html
■気象庁 > 過去の気象データ
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=45&block_no=47682