暑い日は火を使った料理が億劫になりますよね。そこで今回は、火を使わないで完成するナスの南蛮漬けをご紹介します。ナスに含まれるコリンには、胃液の分泌を促す働きがあり、食欲不振に有効だと考えられています。食欲がなく夏バテ気味だという人は試してみてはいかがでしょうか。
目次
抗酸化作用抜群! ナスの紫色
ナスの紫色の皮に含まれる色素成分は【ナスニン】というポリフェノールの一種。高い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防などへの効果が期待されています。ナスニンは水に溶ける性質があるため、アクを抜くために水にさらすとしても短時間がよいでしょう。最近では白いナスや緑色のナスも出回るようになりましたが、紫色の色素に含まれるナスニンは、白や緑色のナスには含まれてはいません。また、ナスを切ったあと、切り口が茶色になりますが、この原因と言われるクロロゲン酸にもアンチエイジング作用(老化予防)があると考えられています。
身体のほてりをしずめるナス
一般的にナスなどの夏の野菜は身体のほてりをしずめる鎮静作用があると考えられています。また逆にニラやネギなど冬が旬の野菜は身体をあたためる働きがあると言われています。旬の野菜をとることは、身体が1番欲する栄養をとることでもあるんですね。ナスには、胃液の分泌を促す働きのあるコリンなども含まれていることから、夏バテにも効果が期待されています。
ナスの南蛮漬けの作り方
(材料)4人分
ナス 4本
青ネギ・ミョウガ 適宜
A
ゴマ油・砂糖・醤油・酢 各大さじ2
(作り方)
1.ナスは水洗いして3-5㎜の輪切りにする。大きいものはいちょう切りに、小さいものは半月切りにさらに切る。(水にさらす場合はさっとさらす。その後はキッチンペーパーなどでしっかりと水気をふいて調理する。)
2.耐熱容器を用意し、Aを入れたあと、1のナスを入れ、ラップをして600Wの電子レンジで3分加熱する。
3.全体を混ぜ合わせて、さらに3分加熱したら完成。その後、少し蒸らす。
お好みで青ネギ、ミョウガを散らして完成です。
火を使わずに簡単にできるレシピですので、夕食時のあと1品に加えていただければ幸いです。
(参考)
■JAグループ 野菜の力をもっと知る とれたて大百科 ナス
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=7
■JA筑前あさくら 農産物 ナス 栄養価・歴史・ことわざ・料理での色落ちを防ぐ
http://www.asakura-fk-ja.or.jp/product/vegetable/nasu/post_24.php
■タイヘイの食事療法 ―糖尿病・肝臓病・介護食― 糖尿病 旬素材の健康料理 ナス
http://www.dm-net.co.jp/taihei/tounyou/sozai/005678.html
■わかさの秘密 成分情報 なす
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/eggplant/
■ハウス食品株式会社 レシピ なす
https://housefoods.jp/recipe/syokuzai/nasu.html
生井理恵/Rie Namai
「やさい美人」「ベジ活」主宰
千葉県出身 目白学園女子短期大学卒業
ベジ活アドバイザー/一般社団法人「食べてキレイになる協会」理事
野菜ソムリエ・ベジフルビューティーアドバイザー・食育マイスター
企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・企業へのレシピ提供・レストランとのコラボレーション料理教室、食育講師など多岐に渡り活動中。また自身のダイエット経験から正しい食の知識を付与したいとの思いから、一般社団法人「食べてキレイになる協会」の設立に寄与。食べてキレイになる食材と料理を多くの受講生に伝え好評を得ている。
オフィシャルHP やさい美人http://www.yasai-somu-rie.com/
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