抜け毛や薄毛を招く7つの原因<毛髪診断士からヘアケアを学ぶVol.1>

鏡で髪を見る女性 【コラム】暮らしをワンランクアップ

一生のお付き合いとなる髪の毛、髪は見た目年齢を大きく左右させるものなので、毎日愛情を持って接してあげたいもの。年齢を重ねていく中で、髪の毛に悩みを持つ方も少なくないかもしれませんね。

そこで、毛髪診断士として活動し、薄毛や抜け毛に悩む女性をサポートする育毛サプリメントを開発している、元井里奈さんに髪の毛のお手入れ方法について教えていただきました。

第1回目は、薄毛や抜け毛の原因についてです。

 

抜け毛や薄毛を招く7つの原因

アラフォーになると、髪の毛に不安を感じる女性が急増します。
抜け毛や薄毛と言えば、男性の悩み、というのは古い話。最近では、「若い頃は毛量が多い方だったのに、気づいたらボリュームが減っていて・・・」といった具合に、女性からの相談も少なくありません。
急な髪質の変化や、止まらない抜け毛を実感すると、とっても不安になりますよね。
そこで今日は、抜け毛や薄毛を招く7つの原因についてお伝えします。

 

髪の毛は過去に食べたものから作られている

食生活というと、「えっ、髪と食事に関係があるの?」と思われるかもしれませんが、実は深い関係があります。
栄養学の権威である、ロジャー・ウィリアムズ博士の言葉に「私たちの体は、食べたものからしか作られない」という言葉があります。
これは、「髪の毛」も同じ。今のあなたの髪の毛は、過去にあなたが食べてきたものから作られています。

艶のある丈夫な髪の毛を育むためには、その原料になる栄養を摂る必要があります。そういうと、特定の栄養素だけ沢山摂取しようとする方がいらっしゃいますが、栄養はチームで働くもの。たんぱく質、ミネラル類、ビタミン類を含め、不足するものがないように摂取しましょう。
おしゃれなサラダ

 

あなたの生活習慣は抜け毛や薄毛を引き起こしていないか?!

食生活の次に生活習慣とくると、「ダイエットか!」と思われるかもしれませんが、許してください。睡眠不足とタバコは髪の毛に良くありません。
髪の毛を育てるホルモンが多く分泌されるのは、寝ている間。特に、22時~深夜2時がゴールデンタイムと言われており、その中でも、入眠直後の90分間の「睡眠の質」が大切です。

時間帯がどうしても遅くなってしまうという方は、せめて睡眠時間を4時間は確保し、毎日決まった時間帯に眠るようにして体のリズムを整えましょう。そうすることで、睡眠の質が良くなります。
また、タバコについては、ニコチンが髪の発育に悪影響を及ぼします。
ニコチンには血管を収縮させる働きがあるため、タバコを吸うことで頭皮の毛細血管も細くなってしまいます。
そうすると、大切な栄養素が頭皮の毛根に届かなくなり、抜け毛や薄毛を引き起こす可能性があります。
寝起きで目覚まし時計を止める女性

 

過激な食事制限は髪の毛に大打撃を与える

今の若い日本人女性は痩せすぎだと言われています。スリムな体への憧れについては筆者も共感するのですが、いくら体がスリムでも、髪がスカスカになってしまっては、見た目の美しさからは遠ざかってしまいます。

過度な食事制限によるダイエットをしていると、栄養不足と低体温が抜け毛の原因になると言われています。
食事から摂った栄養素は、生命を維持するための重要な臓器へ優先的に運ばれるため、髪の毛は後回しなのです。十分な栄養を摂れていないと、髪の毛の取り分は少なくなってしまい、抜け毛や薄毛に繋がります。

また、栄養不足により通常の体温が保てず低体温になることも問題です。低体温はホルモン分泌の乱れを引き起こします。ホルモンについては後述しますが、ホルモン分泌が乱れることで、髪の毛は大打撃を受けます。

 

ストレスも抜け毛や薄毛の原因に

ストレスは髪の大敵です。
とくに、「家事・仕事・育児・介護」と4重の負担がかかりがちな40代女性は要注意!!
頑張り屋さんであるほど、ついつい負担を引き受けて、ストレスが溜まってしまいます。
ストレスがかかると、自律神経のバランスが崩れます。交感神経が優位になり、血管が収縮することで血行不良をおこすのです。
タバコのパターンと同じで、大切な栄養素が頭皮に届かなくなり、抜け毛や薄毛の原因になります。
髪の毛をひっぱる女性

 

抜け毛や薄毛を引き起こすホルモンバランスの乱れ

女性は50才前後で生理がとまり、閉経します。
個人差がありますが、45才頃から55才頃にかけて卵巣の機能が弱まり、急激に女性ホルモンの分泌が減っていくのです。
この時期を更年期と言い、肌や粘膜の乾き、動悸、ホットフラッシュ(のぼせ)、めまい、急な気分の落ち込みなど、様々な症状が生じますが、薄毛や抜け毛も例外ではありません。

女性ホルモンの1つであるエストロゲンは、髪の毛の発育に大きな役割を持っているため、分泌が減ることで抜け毛や薄毛を引き起こすのです。
中には30代から卵巣機能に不調が生じる方も。それより若い世代においても過激なダイエットやストレス等によってホルモンバランスが乱れてしまう、ということもあります。

 

健康的な髪を育てるためには夏場の紫外線ケアが必須!

抜け毛に悩む人が増える季節は、秋です。この原因は科学的に明らかになってはいませんが、夏場の紫外線ダメージによるもの、とも考えられています。
夏の炎天下、頭頂部を触ったときに、熱くてびっくりしたことはありませんか?特に頭頂部の分け目は地肌が露出していますので、頭皮が直接ダメージを受けることになります。
紫外線ダメージによって弱った頭皮からは、健康な髪は育ちづらくなります。健康な頭皮を保つために、夏場は帽子をかぶるなどケアを怠らないようにしましょう。

 

妊娠・出産による抜け毛

妊娠中は、女性ホルモンの分泌量が増えていきますが、出産後は急に減ってしまいます。そのため、一時的に抜け毛が増える方も多いのです。一般的に、産後抜け毛と言われています。

しかし、この場合女性ホルモンはしばらくすれば分泌量が元に戻るので、髪の毛もそれに応じて回復します。通常は1年程度で元に戻りますので、そこまで心配することはありません。
出産後、1年以上たっても状態が回復してこない場合には、育児ストレスや睡眠不足など、別の原因が隠れている可能性があります。
ドライヤーを持つ女性

以上、7つの原因をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
髪の毛は、ケアを始めても、即効性を持って解決させることが難しいもので、約6ヶ月程度の時間がかかると言われています。不安を感じたときがケアの始め時なので、心配がある方は、今日からアクションしましょう。髪の毛とは一生のお付き合いとなりますので、大切にしてあげてくださいね。

次回は、アラフォー女性のための、シャンプーの選び方をご紹介します。
楽しみにしていてくださいね!

 

元井里奈

元井里奈
毛髪診断士/メノポーズ(閉経)カウンセラー/サプリメントアドバイザー。
髪の毛、女性ホルモン、栄養学に関する幅広い専門知識をもとに、抜け毛や薄毛に悩む女性1,000人以上のカウンセリングを行う。女性用・育毛サプリメント「ヘアドルーチェ」をプロデュース。ヘアケアコラムや動画の監修、セミナー等も。慶應義塾大学卒業。1才の娘を育児中のアラフォー。
女性用・育毛サプリメント「ヘアドルーチェ」
ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア」
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