離乳食ってそもそもどんな食事? <無理をしない!親子で美味しく楽しめる離乳食のすすめ Vol.1>

赤ちゃんにご飯を食べさせるママ 【コラム】暮らしをワンランクアップ

多くのママが壁にぶち当たることが多い離乳食問題。
厚生労働省の調査結果からも、約75%のママが何かしら離乳食に関する困りごとを抱えているということが分かっています。

離乳食のスタートが近づいてくると、離乳食講習に参加したり、離乳食本を何冊も読んだり、苦しみながら悩みながら育児疲れの中、取り組んでいるという人も多いのではないでしょうか。

しかし、ポイントを押さえれば離乳食はとても簡単に作ることができます。そして、ママやパパにとっても今までの食生活を見直すための良いきっかけにもなります。

そこで、今回から3回は、管理栄養士の亀崎智子さんに、「親子で美味しく楽しめる離乳食の進め方」についてご紹介いたただきます。

  • 1回目は、「離乳食ってそもそもどんな食事? 」←この記事はこちら
  • 2回目は、「離乳食は親の食事の見直しの機会にもなるチャンス」
  • 3回目は、「離乳食のための食材選びのポイント 」

 

目次

離乳食は準備体操

赤ちゃんは産まれた時から離乳食がスタートするまで、母乳(もしくは、ミルク)から栄養を摂り入れて成長します。

しかし、いつまでも母乳(もしくはミルク)だけでは、成長するために必要な栄養をカバーすることはできません。

そこで、固形物の食事を取り入れる準備体操が必要となるのです。それを離乳食と呼びます。いきなり、固形物の食事をすることは消化器官が未発達である赤ちゃんの体をビックリさせてしまいます。そこで、少しずつ母乳以外のものを口にする練習をしながら、幼児食に移行していくことが必要とされています。

離乳食を食べる子ども

 

離乳食=断乳ではない

現在のガイドラインでは、「生後5ヶ月を目安に離乳食をスタートしましょう。」とすすめられています。

しかし、これはあくでも目安であり、絶対ではありません。真面目なママの中には、

「5ヶ月になったので、離乳食をスタートさせたのに全然食べてくれなくて困っている」
「周りの子と比べると全然離乳食が進んでいない」
「頑張って作ったのに、食べてもらえないと悲しい気持になる」
など、離乳食に関するお悩みを抱えている人も多いのはないでしょうか。離乳食はあくまでも幼児食に慣れるための準備運動です。特に初期に関しては、まだまだ授乳と並行して行っている場合がほとんどです。そのため、体調に問題がなければ、食べないからといって神経質に気にしすぎる必要は全然ないので安心して大丈夫です。むしろ、この時期に無理やり食べさせてしまうと、赤ちゃんにとって、食事が辛い・嫌な時間になってしまうので、それには注意が必要です。

同じ月齢の赤ちゃんであっても、産まれた週数も違えば、出生時の体重、その後の成長スピードなど個人によってバラバラです。それと同様に離乳食の進め方もそれぞれの成長スピードにあわせて進めていくのが実は一番大切です。そのため、ついつい周りに目がいってしまい、周りが気になってしまう気持も分かりますが、気にしすぎる必要はないのです。ガイドラインに書いてあるからと、それに無理やりあわせる必要はありません。数字に振り回されるのではなく、赤ちゃんのことを一番知っているママがしっかりと様子を観察しながら、その子のペースにあわせて進めていくことが、実はママと赤ちゃん両者にとってストレスフリーで離乳食を進めていく上で重要なのです。

 

離乳食スタートの成長サイン

離乳食をスタートさせる目安として、赤ちゃんはいろいろなサインを出してくれています。そのサインをしっかりと観察してみてあげてください。

  1. 首が座り、しっかりと座ることができる
  2. 体重が産まれた時の約2倍以上になっている
  3. よだれがしっかりと出ている
  4. 「食べたい」という欲求が行動に出ている

などがあります。

しかし、離乳食のスタート時期とされる生後5ヶ月はまだまだ消化器官が未熟でもあります。消化器官がしっかりと機能し出したら、子どもは歩き出すとも言われているので、それまでは、母乳で食事がとれており、体調に問題がなければ、離乳食の進みが悪くてもあまり神経質になる必要はないでしょう。しっかりと準備が整えば、子どもは興味を持ち食べ始めるはずです。大きくなってもずーっと食べないということはないので安心して下さい。

離乳食

 

離乳食は栄養よりも食べ物に興味を持つことが大事な時期

母乳(もしくはミルク)以外から栄養を摂り入れることは、体が成長する上でももちろん大切です。

しかし、離乳食時期で最も大切であることは、少しずつで良いので、食べ物に興味を持ってもらうことです。食べることが嫌な行為にならないように五感を使って、食事の時間を楽しむことできるそんな時間を赤ちゃんにとっての食育のスタートにしたいですね。

赤ちゃんは離乳食によって、五感を鍛えることもできるのです。離乳食の美味しい香りで、嗅覚からの情報を得るとともに、手づかみで食べることで、いろいろな食材の形や感触を学ぶことができます。

また、ママがキッチンで準備をしている時の包丁の切る音などで、聴覚が鍛えられるのです。そして、完成した離乳食の色や形の美しさを視覚で感じながら、口に入れることで、さまざまな味を味覚として経験することができます。

 

食事の時間を楽しむことが大事

ここまで聞くと、しっかりと離乳食って用意しなくてはならないと思ってしまう方もいるかもしれませんが、決してそうではありません。離乳食って、赤ちゃんにとっては、いろいろな経験をできるチャンスではありますが、ママが気合を入れてやらないといけないというわけでもないのです。ちゃんとポイントを押さえると、大人が食べているものをから取り分けて食べることも十分可能です。

ぜひとも、肩に力の入らないママも赤ちゃんもストレスフリーの離乳食について、残り2回で学んでいきましょう。

亀崎 智子
亀崎 智子

管理栄養士・マスターファスティングコンシェルジュ「食べ方」と「出し方」をお伝えするかめごはんの料理教室(福岡市)を主宰。乾物だけで作る無添加のふりかけを、月に1回販売。コンビニなどの商品開発業務に従事した経験から、食の大切さに気づく。現在は5歳双子の男の子を育てながら、ストレスフリーにゆるいナチュラル生活の実践の仕方をお伝えしています。昔ながら季節の手仕事や発酵食品、オーガニック食品などカラダの喜ぶ食の簡単な取り入れ方についての発信もしています。

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