スマホで綺麗に年賀状写真を撮影 <オシャレに簡単に!年賀状づくりVol.1>

記念写真を撮る子どもたち 【コラム】暮らしをワンランクアップ

早くも11月。ハロウィンが終わると、一気に街の中はクリスマス一色になりましたね。まだ11月なのに!?と思う気持ちもありますが、他方で「年末年始」に向けて動き出さなければ…という焦りを感じることもあるでしょう。「年末年始」の大仕事のひとつと言えば、年賀状。

今回から3回に渡り、プロのカメラマンに「オシャレに簡単に!」をモットーとした年賀状つくりを教えていただきます。教えてくださるのはcamera salon acola 代表 中村篤子さん。子育てしながらややこしいPC作業で、めんどうに思われがちな年賀状作成ですが、2019年の年末は『オシャレに簡単に!年賀状つくり』をしてみませんか。

 

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意外と知らない!?年賀状の歴史・由来

年賀状は、古くは平安時代から始まったと言われる慣習がはじまりだそうです。年の始めにお世話になった人や親族の家をまわって挨拶する「年始回り」から始まり、江戸時代には交通手段が増え付き合いが広がった為、書状で挨拶を済ませることも増えていったようです。この頃には玄関に「名刺受け」を設置し、お祝いの言葉を書いた名刺をいれる簡易スタイルが始まり、年始回りを簡略したものが年賀状のルーツだといわれています。

 

せっかく毎年つくる年賀状は「家族史」に最適!

毎年つくる年賀状、我が家では1枚予備で作成したものをあえて自分の手元に残しています。アルバムのように年賀状だけを「ポストカード入れ」にファイルしていくと、年賀状だけで家族の成長がわかるようになっています。

夫婦2人だけの年賀状からスタートして、子ども誕生から家族写真になり、入園式の写真、七五三の写真などと毎年のビッグイベントを年賀状にして楽しんでいます。年賀状はがきは年号が入っていて出来事が明確にわかり、とても振り返りやすく、見やすい、簡単に出来るアルバムなので「家族史」としてもベストなのです。今年から1枚多く作成して「年賀状家族史」つくってみてはいかがでしょうか?

 

スマホで年賀状写真を綺麗に撮ろう!

さっと起動して、決定的瞬間も見逃さず撮影できるスマホカメラは、とってもお手軽! 毎日の撮影に欠かすことができないスマホ撮影ですが、コツさえ知ればより良い写真を撮ることができるのです。

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撮影前にレンズを拭きましょう!

常に持ち歩いているスマホのレンズには、意外と手の脂や指紋など汚れやほこりがついているものです。なんだかぼんやりした写真になるなと思ってレンズを見ると、べったりと脂汚れがついていたというのはよくあります。小さいお子様がいるご家庭はとくに気を付けて撮影前にはレンズの確認をしてくださいね。

 

ピントを合わせて撮りましょう!

シャッターを切る前に必ずして欲しいひと手間。スマホ画面に映った被写体のピントを合わせたい部分をタップすることで調整します。すると簡単にピント合わせと明るさ調整ができるのです。その際に太陽マークを上下にスライドする事で手動での明るさも調整できるので、逆光で暗くなってしまっている写真も明るく撮影する事ができます。

 

自然光で撮りましょう!

子ども撮影では、自然光での撮影が断然おすすめ。スマホのフラッシュは光が強く範囲も狭い為、不自然にのっぺりとした表情に写し出されてしまうこともあります。暗い場所だと自動でフラッシュがたかれてしまうこともあるので、その際は手動でフラッシュを切り、なるべく明るい場所で自然光で撮りましょう。

 

明るい場所で撮ろう!

写真で一番大切なのは、良い光です。屋内だと特に光量が少なく、スマホカメラが苦手なシチュエーションの為、暗い写真になりがちです。屋内であれば、午前中や夕方頃で光が斜めから差し込むお部屋の窓近くで撮影すると自然光で明るく綺麗に撮ることができます。屋外ですと、こちらも午前中か夕方頃、斜めから光が差し込む時間帯に順光と逆光の間、反逆光で撮影すると綺麗な明るさで撮影する事ができるのでおすすめです。

 

子どもと同じ目線で撮りましょう!

可愛い子ども写真のポイントは、なんといっても表情です。大人は、しゃがんで子どもと同じ目線で撮ると臨場感のある写真を残すことができます。動きがある年齢の子ども撮影の場合は、連写も使いながら最高の一瞬を撮影してくださいね。

 

幸せ家族写真を撮ろう!

お家の中で家族写真を撮る際は、日常の生活感が写りこまないソファーなどに集まっての家族仲良し写真がおすすめです。その際は、スマホ3脚を立てて、セルフタイマーを設定すれば、誰かにお願いしなくても良い家族写真になりますよ。みんなで同じ色の服で合わせるなど統一感をだすとよりオシャレに撮影できます。

 

写真の構図を考えて写真を撮りましょう!

写真の構図を考えて写真を撮りましょう! 写真には、「構図」というあらかじめ決まった「画面構成」があり、年賀状撮影でも構図を意識した撮影をします。被写体を真ん中にもってくる日の丸構図や、スマホグリッド線をつかった3分割構図などメジャーな構図での撮影がおすすめです。年賀状の場合は撮影した写真を年賀状の中にアレンジしていくので、あらかじめ作成したいデザインが決まっている場合などは、合う構図を選んで写真を撮影していきます。

今回のコラムでは、年賀状の由来や活用方法、年賀状写真の上手な撮り方などをお伝えしてきました。普段の写真撮影でもお使い頂けるテクニックを盛りだくさんでご紹介しているので、是非日常の撮影でお使い頂ければ幸いです。

 

中村篤子さん
中村 篤子

camera salon acola代表
camera salon acola代表を務める。人物撮影を得意とし、政治家、アーティスト、舞台演劇、プロフィール撮影など、元証券マンからカメラマンへの転身のキャリアを生かし幅広い顧客層を持ち「魅せる」写真撮影を行う。大手百貨店での撮影イベントなど、積極的に撮影イベントも開催。執筆活動、メディア掲載「子供年賀状撮り方講座」新聞掲載、「子供撮影イベント」TV取材など掲載実績も多数。
https://camerasalonacola.jimdo.com/
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