人とのつながりを大切に。不登校の娘に気付かされたたくさんのこと/石田映子さん(主婦)

ライフスタイル

埼玉県にお住まいの主婦、石田映子さん。今は、ときどき、企業で働く人たちの本音を引き出し、意欲に火を灯すサポーターとしてご活躍中です。彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。

石田映子(いしだ えいこ)さん
主婦
夫、娘8歳、と3人家族

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8歳の娘に気付かされたこと

今、娘は8歳です。娘の就学前は、ベンチャーのIT企業で、会社員としてシステムエンジニアやスクラムマスターという仕事をしていました。ずっと技術系の仕事に携わってきましたが、技術に興味があるというより、そこで働く人に興味があったのです。だから、仕事内容はさておき、どんな人間関係を構築したら仕事が円滑に進み、トラブルを協力して乗り越えていけるかを常に考えていました。上司と部下という関係でなく、1 on 1で話を聴く機会も多かったので、誰もが、意欲的に仕事に取り組めたらいいのにという思いが強くなり、そのための方法を体系化したいと思っていました。

しかし、娘が小学生になり、まさかの不登校に。原因がわからなくて、暗中模索し、私の子育てがいけなかったのではないかと、自責の念に駆られ落ち込みました。通勤もできなくなり、受けていた仕事も、やろうとしていた仕事も、次第にできなくなりました。働いている人がうらやましくて、何もしていない自分には価値がないと感じるようになりました。誰にも会いたくない日もありました。

「不登校」という現象をきっかけに、夫婦間の意見の違いも露呈しました。娘に対して何かできないかと必死で、児童心理や愛着障害、マルトリートメント等の本を片っ端から読みあさりました。そんな中で、私自身の傷ついた心、思考のくせ、発している言葉のくせに気づき、娘を何とかしようとするより先に、私がエネルギーを充填し、明るい光を放つようになりたいと考えるようになりました。

今はそのために、目の前の出来事を善悪や正誤で判断しないように心がけ、あるがままの状況を意味がある出来事として受けいれ、気分を左右されないようにするトレーニングの最中ですが、少しずつ、精神的に落ち着いてきました。

そして再び、企業で働く人たちの本音を引き出し、意欲に火を灯すお手伝いができないかと考え、社外1on 1のサービスを提供しているエール株式会社のサポーターに挑戦しています。また、娘のことで、学校にもよく足を運ぶので、PTAも引き受けました。フルで男性多数の職場で働いていた時には出会わなかった人達と知り合うことができ、世界が広がりました。これも、今の私の人生に必要なタイミングだったのだと感じています。

娘と一緒の時間は大切に、でも時々一人時間でリラックスも

思いがけない経験をすることとなりましたが、今は自然に触れている時が一番楽しいです。海派、山派、と問われたら「水派」と答えたいですね。海や、川、湖という「水」があるところ、水の音がする場所が好きです。とは言っても、今は外出しづらいので、海や川の流れの音を聴いたり、自然を感じられる映像を見て、イメージで疑似体験しています。

娘と一緒に簡単なDIYをしたり、いろいろな手作りをするのも楽しいです。適度な集中が、とても心地良いのです。

他方で、私のリラックス方法は一人の時間、静かな時間を持つこと。基本的に、娘と一緒にいるので、一人の時間を作りにくいのですが、1時間ほどお留守番してもらって一人で買い物に出たり、寝落ちしなかった日には、オンラインで友達としゃべったりしています。

できること探しは足元から、人とのつながりを大切に

健康のためにしていることと言えば、深い呼吸を意識して行うことです。心配や不安な気持ちになっている時は、呼吸が浅くなるので、横になって深呼吸する時間を作ります。それから、睡眠時間も、たっぷりとっています。

娘の成長を通して、子どもも大人も、自分らしさとは何かを自覚し、それを肯定的に捉えて、活用する生き方ができるように、足元からできることを見つけていきたいと考えるようになりました。私はマルトリートメントにより娘をたくさん傷つけてしまったので、娘のケアをしながら、親子関係における負の連鎖を断つためのサポートができればと考えています。

そして、どんな形であっても「人とのつながり」を大切に、成長し続ける人生を送りたいと思います。