温度や湿度が上がってくるこの季節。メイクも崩れも気になりますよね。
キレイに直して、朝のようなフレッシュな状態に戻したい!でも、何かと忙しい女性は、外出先でゆっくり時間を確保するのも難しいもの。
そこで、特にお悩みの多いベースメイク(Tゾーン、ファンデ)と眉の2つの項目をピックアップして、簡単!キレイ!にメイクを戻すために、事前にできる「仕込み」と、「お直し」テクニックをご紹介していきます。
持ち運びに便利なお化粧直しグッズもご紹介しますよ!
前回のコラム:「光老化」に要注意! 紫外線の効果的な対策方法
目次
① ベースメイク
ベースメイクは崩れやすい場所がある?その原因とは
メイクの崩れ方には個人差がありますが、暑いこの季節、気にならないという方は、ほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
特におでこや鼻筋はメイクが崩れやすい場所です。
なぜならば、おでこや鼻筋(=Tゾーンと呼ばれる部分)は特に皮脂分泌量が多い場所なので、その皮脂とメイクが混じり、崩れに繋がりやすくなるのです。
また、皮脂分泌が多いだけではなく、汗やエアコンなどで乾燥することにより、水分と皮脂のバランスが崩れることによる皮脂浮きがメイク崩れにつながります。
「仕込み」方法
そんなベースメイクの崩れに対する「仕込み」の第一歩は朝のスキンケア。
化粧水でしっかりと水分補給をしましょう。
コットンを使ってしっかりとパッティングをすることで、きちんと潤せる上に毛穴も引き締まり、一石二鳥です。
化粧水をつけた後は、かならず乳液(もしくは保湿クリームなど)で保湿をしましょう。
ベタつくからと量を減らすと逆効果です。
乳液で蓋をすることで、水分蒸発を防ぎ、結果として長時間水分を蓄えられ、水分油分のバランスを保ちやすくなるのです。
特に皮脂浮きが気になる方は、さらにメイクアップベースなどの皮脂コントロールのアイテムを投入することで、ベースメイクが崩れにくくなります。
もうひとつ大切なのが、ファンデーションを重ねすぎない!ということ。
シミやソバカスなどを隠したいからとファンデーションやコンシーラーを重ねれば重ねるほど、メイクは崩れやすくなります。
特にお顔の中心部や、目まわり口まわりなどの運動量の多い部分は、極力重ね塗りは控えて、つけた後はムラにならないようにスポンジなどでなじませましょう。
「お直し」のポイント
続いてメイク直しのポイントをご紹介します。
ファンデーションが浮いたりヨレたりしている場合は、一度取り去り、清潔にします。
ティッシュで軽くおさえた後、ミスト化粧水やメイクの上から使える美容液などで保湿をしましょう。
皮脂浮きだけでファンデーションの崩れが気にならない方は、ティッシュで軽く押さえた後、指でさっと馴染ませてからフェイスパウダーを乗せるだけ。
ファンデーションが取れてしまった方は、コンシーラーやファンデーションなどを適量なじませてから、フェイスパウダーで押さえていきます。
取れてしまったところと、ついているところの境目をなじませて自然につながるように意識しましょう!
② 眉
眉が消えてしまう…?
ベースメイクの崩れと並んで悩みをお持ちの方が多いのが眉。
「時間が経つといつのまにか眉毛が消えてしまっている」というお悩みを、あなたもお持ちではないでしょうか?
その原因はいくつかありますが、「そもそも薄い」「若い頃に眉毛を抜きすぎたら、生えてこなくなってしまっている」という方に多いお悩みが、「眉ペンシルはツルツル滑って、描いても定着しない」「描けば描くほどに濃くなってしまう」というものです。
では、どうしたら良いのでしょうか。
「仕込み」方法
メイクの下準備として、眉全体にフェイスパウダーなどをつけておくと定着しやすくなります。
また、パウダーアイブロウと、ペンシルやリキッドアイブロウを併用することで、密着が高まり自然な仕上がりになります。
さらに、眉メイクの最後にアイブロウコートでコーティングすると、メーカーにより機能は異なりますが、多少の水濡れや擦れでは落ちにくくなります。
数日前から仕込みたいという方は、「眉ティント」 を定期的に使用して、あらかじめ眉のガイドラインを作っておくのも◎。
「お直し」のポイント
描いた眉メイク、特に眉山から眉尻にかけて滲んでいたり消えてしまっている場合は、一度ティッシュで押さえてから、フェイスパウダーなどで眉まわりのファンデと馴染ませます。
パウダーアイブロウやペンシルで足りないところを補うと簡単です。
また、アイブロウコートなどでコーティングしていて眉メイクが部分的に固まってしまった場合は、一度落としてから描きなおしましょう。
ミニマムにメイク直し!お役立ちグッツのご紹介
メイク直しはしたいけれど、荷物がかさむのはちょっと…。
そんな悩みを解決できる、持ち運びにかさばらないお役立ちアイテムをご紹介しましょう。
「パウダー付きあぶらとり紙」
あぶらとり紙にフェイスパウダーがついているため、余分な皮脂を取りつつ、メイク直しもできる優れものです。
「ゆびけしょうぬの」
一枚でファンデ、アイブロウ、アイシャドウ、チークなどに、一つで何役もブラシ代わりに使える今注目のメイクアイテム。ポーチの中でもかさばらず持ち運びにとても便利です。
「2wayタイプのアイブロウ」
パウダーアイブロウとリキッドやペンシルアイブロウが一本になっているタイプもおススメ。
こちらはスクリューブラシが付いているものもあり便利です!
いかがでしたか?
ぜひ参考にしていただき、仕込み&簡単メイク直しで梅雨〜夏のメイク崩れを乗り切りましょう!
仲松 智子
「メイクの扉」代表/「ミラクルペイント」メーカー公認フェイスペインター。【日常を極上に変える大人のナチュラルメイク】のレッスン教室「メイクの扉」の代表。これまでのべ約2万人のお客様へ施術を行っている。また、「ミラクルペイント」公認フェイスペインターとしても、イベントなどで活躍中。
■メイクの扉
http://makenotobira.com
■「輝く人の生き方とは?」のコーナーでもご紹介。
https://media.hoken-clinic.com/interview/2891/