研究を通して気づくこと、ワクワクする気持ちはいつまでも大切に/山崎徹さん(大学教員)

輝く人の生き方とは?

東京都にお住まいで大学教員、コンサルタント会社取締役社長としてご活躍中の山崎徹さん。山崎さんが、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。

山崎 徹(やまざき とおる)さん

大学教員
コンサルタント会社取締役社長
東京都在住。妻、長女(21歳)、次女 (17歳)。

神奈川大学機械力学研究室(山崎研)ホームページ

新型コロナで入院
新型コロナで入院

大学教員としての私の責務

私は大学教員として、振動騒音を予測、対策する技術の開発、ならびにそれを基にした学生教育、企業支援を行っています。私がなぜ教員になったかと言うと、学生はもちろんのこと、企業の方、市民などなど様々な方々と関われるからです。

私の研究室のモットーは、「居心地のよい環境は自ら作れ」です。何でも他人のせいにするのではなく自分次第であると思うことが大切です(と言っても、家族では難しいですが…)。またそのためには、自信を持つこと、謙虚であること、人の話を聞く事、など様々なことが必要です。

また、指導のモットーは2つあります。1つ目は、「どうせやるならガンガン、ワクワクやろう」。どうせやるのであれば、「やると決めたら実現できる」という思いを持つことで自然とワクワクしてきますよね。2つ目は、研究室では学生に一教員が接するだけでなく、様々な大人が接する場とすること。そのために、共同研究の推進(学生が打ち合わせ時に、企業のエンジニアと議論、会話する)、スタッフの確保(大学教員OB、企業OB、研究所研究者などを招聘)などを積極的に行なっています。

神奈川大学機械力学研究室

ここ最近は成熟した社会でCOVID-19にもさらされています。これまで通りが通用しない時代に必要なのは、“人にとってどうであるか”という全体的な目的(全体俯瞰)を明確に持つこと。そしてその実現には、自分一人ではなく、餅は餅屋でやる(共創)ことが重要と考え、学内、学外で活動しています。取り組み例をあげると、人にやさしい道路交通環境の実現、価値倍増コスト半減の新しい自動車開発技術の構築、などがあります。それぞれ分野を超えた人が餅屋として集い、全員で一丸となってこれからの社会に必要な課題に取り組んでおり、これらを主導しています。

もちろん研究室においても、教員と学生の共創、と思い、研究関連については対等に接しています。

山崎徹さん

研究を通して気づく大切なこと

一人では研究や指導、各会の運営などで自分を見つめることが多く、どうしてもめげそうになる時もあります。そのようなとき、学生と研究の話や学生の思いなどをやり取りします。これは至上の喜びです。また、研究や運営などがうまくいったときは一瞬ではありますが、それも喜びです。そして、同じ目的を持っている餅屋餅屋で集まる場も、議論の内容は難しくても、楽しいひと時です。

今夢中になっていることは、周りをやる気の渦に巻き込み、いろいろな学生が個々の成長をするために、彼、彼女を知り、関わることです。

研究者としてその分野のわからないことを知ることは当然なのですが、知り、解ることはやはり楽しいことです。また、自分の思ったこと、学生や餅屋餅屋で集まった仲間で思ったこと、できたことで、人を喜ばせる、助けることができることはやりがいのあるものです。また、我々がいなければそれができなかったと思うことも原動力になっています。

研究を通じ、学生や様々な人と接することは大変貴重であり、人と関わると力が出てきます。自分のためにやることはすぐに限界が見えますが、人のためにとなると私は無尽蔵なのかもしれません。そして、「やるからにはガンガンやる、学生に負けないようにやる、忌憚なく言い合う」これも大切なことかもしれませんね。

新しいことにワクワクする気持ちは、いつまでも大切に

大学教員なので、上司はおらず、したいことができるので、ストレスはないはず、とよく言われます。とはいえ、健康はしっかり意識したいと思うのですが、どうしても三日坊主で終わってしまいます。なくしてはじめてわかる大切なモノ、なのだと思いつつ…ですね。

歳を重ねてきた今だから分かることですが、私は若いころは新しいことばかりをし、それが大切だと思ってきました。しかし、最近は、すでに始め、周りを巻き込んだことをしっかりと進めていくことが大事と思っています。もちろん、周りから新たなことに巻き込まれ、ワクワクしたらまい進したいと思います。

山崎徹さん
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