東京都で、エディター/ライターとしてご活躍中の横田可奈さん。
0歳児男の子のママでもある彼女が毎日、イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。
横田可奈(よこたかな)さん
東京都在住。2017年5月に編集プロダクションを退職し、フリーランスエディター・ライターに。同年9月に第一子を出産。産後も子育てをしながら、雑誌や書籍をメインにライターとして活躍中。
目次
デザインやアートが好きな私のライフワーク
育児休業制度のないフリーランスなので、産前産後も変わらず仕事を続けています。状況に合わせて仕事量を調整できるのはフリーランスの強みです。
最近ではWEBメディアでも執筆中。
『デザインノート』というクリエイターインタビューマガジンは携わって8年ほど経ちますが、デザインやアートが好きな私にとっては、毎回刺激になるライフワークのような仕事です。
この他、「プレママタウン」「ホイクルー」など、子育てに関するメディアのお仕事も産後スタートしています。
インタビューしている時間が一番好き!
昔から雑誌のエディターになることが夢だったので、好きなことを仕事にできている今、毎日が楽しくて仕方ありません。
特にワクワクするのは、クリエイターインタビューや著名人に旅の話を聞く連載のインタビュー。人の話を聞くことが大好きなので、インタビューをしている時間が一番好きかもしれません。
個人的には現代アートが好きで、よく美術館や芸術祭に足を運びます。
そこで得たものや出会った作品・景色(建築など)がインタビューの際に話をふくらませるきっかけになったり、話を盛り上げることにつながったりするので、”好き”がつながっている感じがとても嬉しいのです。
アートに夢中になったきっかけは、20代の頃に美術館に勤務していたことが大きく影響しています。
ゴッホやピカソ、モネ、ルノアールなどの西洋絵画の美しさに感動し、瀬戸内海の直島で見たジェームス・タレルの光の作品や、クリスチャン・ボルタンスキー、オラファー・エリアソンなどの世界的に有名な現代アーティストの作品に触れたことでアートの面白さにどんどん目覚めました。
ついには国境を越えて、シンガポール・ビエンナーレやヴェネツィア・ビエンナーレなどの海外の芸術祭にも足を運ぶようになりました。
また、デザインや建築も好きなので、ハンス・J・ウェグナーやフィン・ユール、アルヴァ・アアルトといった有名な北欧家具デザイナーの生まれたデンマークやスウェーデン、フィンランドを訪ねたり、ル・コルビジェやガウディの建築を訪ねたり、30代は仕事で稼いだお金をほとんどアート&デザインの旅に費やしていました。
これからもポジティブに!アクティブに!
今後の挑戦は、アート関係の仕事を増やすこと。エディトリアルだけでなく子ども向けのアートイベントやワークショップなど立体的に活動できればと思っています。
また、自分の子どもにもたくさんの面白い大人と触れ合わせてあげたいと思っているので、内にこもることなく、常にポジティブに、アクティブに、楽しいことを見つけて、子どもと一緒にワクワクしていきたいと考えています。
地元神戸での休日。海を眺めながら、リラックスした時が流れます。
アート鑑賞をはじめ、表参道や銀座のハイブランドショップをめぐり、最高峰のファッションのデザインや素材、ディティールなどを見て密かに興奮するのが楽しみです。
リラックス法は大好きな地元の神戸に帰り、メリケンパークやハーバーランドという海の見える公園でまったり汽笛を聴きながら過ごすこと。
美味しいスイーツや、パンもコーヒーも、神戸にはオススメがたくさんあるので、“幸せ”の一言です。
今は産後のリカバリー時期。食にもこだわり、ピラティスも始めてみたい!
産後、8ヶ月経ってやっと整体に通うことができたので、今は健康というよりもリカバリーに重点を置いて身体をケアしています。
保育園まで徒歩20分かかるので、森林浴も兼ねて等々力渓谷をウォーキングしながら送り迎えをしているのが日々の運動です。今後もう少し余裕ができたらピラティスを始めたいなと思っています。
また、健康は日々の食事が要だと思っているので、食材にもこだわりを持っています。毎日食べている野菜は熊本の有機農家さんに直送していただいているもの。ご飯がすすみます!
美術館を巡る旅をし、いつかは海の見える家で心地よく暮らしていきたい
「世界中の美術館をめぐる旅をしたい!」という夢があるので、そのために頑張って仕事をしてお金を貯めて、アートやデザインの知識を身に付けたいなと思っています。
また、子どものころからアートやデザインに触れることがとても大事だと思っているので、日本でもそういった活動ができればと、最近、artenarraというプロジェクトチームが主宰する読みがたりフェスティバルのパフォーマー講座に参加してみました。これはイタリアの幼児教育実践法レッジョ・エミリア・アプローチにインスパイアを受けたプロジェクトで、子どもの豊かな感性を育むことを目的としています。
「身体表現」や「物語」の楽しさを伝えるイベントなので、自分自身も楽しみながら取り組めています。
そして、いつか海の見える家に住んで、夫と子どもと楽しく暮らし、今と同じように好きなことを仕事にできていたらいいなと考えています。
そのためには美味しいご飯を作り、きちんとした生活リズムを守って、心地よい暮らしを家族にも与えられるように頑張りたいです。