立秋も過ぎたにも関わらず、まだまだ残暑厳しいですね。気象庁のデータによると年々紫外線は増加しているのだとか。残暑といえでも気を抜かず対策を講じたいものです。
将来のシミやそばかすのリスクを下げるためには、日焼け止めはもちろん、抗酸化作用が高い食材をとって内側からも酸化しない身体づくりをしたいものです。
今回は優れた抗酸化力をもつ、今流行りのパープルフードを使った、サラダ生春巻きをご紹介します。
火を使わないので、残暑厳しい毎日のレパートリーに加えていただければと思います。
目次
普通のキャベツよりも栄養が高いって本当!? 紫キャベツの栄養
ビタミン・ミネラルをバランスよく含む野菜でもある紫キャベツ。一般的な緑色のキャベツよりもビタミンCが多く含まれているという特徴があります。
ビタミンCは優れた抗酸化作用で知られる栄養素の1つ。酸化しやすい夏は積極的にとりたいですね。
その他、普通のキャベツよりも、むくみを防ぐ働きのあるカリウムと、皮膚や粘膜の健康維持に役立つ亜鉛は1.5倍、体内で鉄の利用を助ける働きがある銅は2倍多く含まれています。
紫色の色素成分であるアントシアニンは、植物が紫外線や害虫などの有害物質から自分を守るために自らつくりだした物質(フィトケミカル)で、強力な抗酸化作用を持ちます。
水溶性で水に溶けてしまう性質があるアントシアニン。成分を損なうことなく食べるなら生食がベストでしょう。
火を使わず完成! 紫キャベツとキュウリのサラダ生春巻き
生春巻きの具材としても優秀な紫キャベツ。断面が映えるので夏のおもてなしとしても重宝します。ピーナッツバターを使ったタレは棒棒鶏(バンバンジー)などにもよくあうので幅広く活用していただければ嬉しいです。
(材料)2本分
生春巻きの皮 2枚
キュウリ 2分の1本
紫キャベツ 8分の1個
ミョウガ 1本
ささみ 1本
A
ピーナッツバター・砂糖・酢・味噌・ゴマ油 各大さじ1ずつ
ラー油 適宜(お好みで)
(作り方)
①紫キャベツ、キュウリ、ミョウガは水洗いした後、細めの千切りにする。ササミは酒をふり600Wの電子レンジで1分―1分30秒しっかり中まで加熱する。粗熱がとれたらささみはさいておく。
②ライスペーパーは水を張ったボウルに10秒くらいつけて戻す。キッチンペーパーに水をふくませて絞りまな板の上においておく。ライスペーパーに具材をのせてひと巻きし、両サイド、下を折りたたみ巻いていく。よく混ぜ合わせたAをつけていただく。
強力な抗酸化作用をもち栄養価の高い紫キャベツ。夏はどんどん活用してインナーケアにお役立てくださいね。
(参考)
■気象庁> 各種データ・資料 > 地球環境・気候 > [地球環境情報] オゾン層・紫外線 > 紫外線の経年変化
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/diag_cie.html
■わかさ生活>ムラサキキャベツ
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/redcabbage/
■カロリーslism>カロリー計算>野菜>紫キャベツ
https://calorie.slism.jp/106064/
■わかさ生活>銅
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/copper/
■わかさ生活>アントシアニン
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/anthocyanin/
■わかさ生活>亜鉛
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/zinc-zn/
生井理恵/Rie Namai
「やさい美人」「ベジ活」主宰
千葉県出身 目白学園女子短期大学卒業
ベジ活アドバイザー/一般社団法人「食べてキレイになる協会」理事
野菜ソムリエ・ベジフルビューティーアドバイザー・食育マイスター
企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・企業へのレシピ提供・レストランとのコラボレーション料理教室、食育講師など多岐に渡り活動中。また自身のダイエット経験から正しい食の知識を付与したいとの思いから、一般社団法人「食べてキレイになる協会」の設立に寄与。食べてキレイになる食材と料理を多くの受講生に伝え好評を得ている。
オフィシャルHP やさい美人http://www.yasai-somu-rie.com/
オフィシャルブログ 生井理恵※やさい美人塾http://ameblo.jp/rie-namai/
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