被害が拡大する台風や豪雨 風災や水災に対する火災保険の役割とは?<Vol.2>

お金と保険のQ&A

このコーナーでは保険の選び方やお金にまつわる情報や、アンケート調査を行った結果や解説などをご紹介しています。

今回は立て続けに襲ってくる自然災害に対して、4回にわたり「事前に準備できることはなにか」「火災保険の加入するポイント」など、保険クリニックのスタッフからのアドバイスやH-style編集部スタッフの体験談を交えてご紹介します。

第2回目は、「火災保険で補償される範囲(風災・水災編)」です。

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台風はどのような被害をもたらすのか?

毎年のように大型台風が日本列島に脅威をもたらしています。最近では、2018年の西日本を襲った台風21号、2019年9月に千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号や2019年10月の台風19号の被害状況なのではないでしょうか。

例えば、2019年9月の台風15号は「家屋等の倒壊」「倒木」「断線」「看板や瓦屋根等の飛来物」などの被害が各地で報告されました。倒木等による停電や断水など、ライフラインが長期間に亘り寸断された地域もかなり多かったようです。

また、2019年10月の台風19号で最も多くメディアで報道されたのは、豪雨による河川の氾濫や越水による被害の大きさではないでしょうか。河川の氾濫や越水によって、建物や家屋、家財や自動車までも浸水してしまうという被害が数多く報告されました。

火災保険の補償内容をチェックしてみよう

台風や豪雨などの自然災害に対して補償される火災保険。この火災保険はどのような被害に遭ったときに補償されるのでしょうか。

全国で来店型保険ショップを運営している保険クリニックのスタッフに火災保険の補償内容について聞きました。

Q1.強風で被害に遭った場合、火災保険で補償される?

【回答】

台風による主な被害の発生要因は「風」です。近年、日本列島を襲っている台風の強風で数多くの被害をもたらします。

🔲台風の強風がもたらす主な被害

  • 家屋の屋根が落下
  • 窓ガラスの破損
  • 建物外部からの飛来物による外壁の損傷

などがあります。

強風によって建物や家財に被害が遭った場合、火災保険の「風災」補償から保険金が支払われます。

火災保険で「風災」補償をされるのかを確認してみると良いでしょう。

Q2.水害の被害に遭った場合、火災保険で補償される?

【回答】

台風や豪雨よって河川の氾濫や土砂災害などの被害が発生することも多くなりました。特に、河川の氾濫や越水は洪水など発生させ、室内が浸水してしまい、大切な家財や自動車が使用できなくなってしまう事態となります。土砂災害の場合も同様で、大量の土砂により建物の損壊や家財の破損などの被害をもたらします。

水害や土砂災害は多くの人の命を奪うこともある、とても危険な災害でもあります。

🔲水害や土砂災害がもたらす主な被害

  • 建物内への浸水
  • 家財の水濡れや損傷
  • 建物の損壊

などがあります。

水害や土砂災害で被害に遭った場合、火災保険の「水災」補償から保険金が支払われますが、建物内への浸水被害については、床上浸水や床下浸水などの状況によって保険金が支払われる場合と支払われない場合があります。自動車が浸水被害に遭った場合は火災保険では保険金支払い対象にはなりません。

火災保険で「水災」補償や損害の割合について確認してみると良いでしょう。

火災保険のチェックポイント

①「風災」「水災」に対しての補償があるか?

風災は基本補償に含まれていますが、水災の場合は契約時に「水災」の補償が対象になっているかどうか、保険代理店や保険会社に確認してみましょう。

②「風災」「水災」の補償がある場合、どこまで補償されるのか?

「庭に置いていた植木鉢が強風で隣家の窓に直撃してしまった」「浸水して使用できなくなった家財を処分する時の費用は補償される?」など、実際に被害に遭ってみないと気付かないことが多いかもしれません。一度、専門家に聞いてみるのも良いかもしれません。

もし自然災害の被害に遭ってしまったら?

重要なのは、被害状況の写真を撮っておくことです。被害箇所の修理前の写真があることで、保険会社への申請などがスムーズに行うことができます。保険会社へ何も連絡せずに修理を始めてしまうと、保険金額が確定せずに、保険金支払いの対象外となってしまう可能性もあります。

被害を受けた建物や家財の全体がわかる写真と修理する部分、浸水した高さなど、様々な角度から多めに写真を撮っておくことが大切です。一戸建てであれば平面図マンションなどの集合住宅であれば間取り図があると、損害額の算定が円滑に進みます。

『火災保険の水災』について詳しくお知りになりたい方はこちらをチェックしてみてくださいね。

第3回目は「自動車保険補償される範囲(風災・水災編)」についてご紹介する予定です。