梅雨も明けて暑さも本番となってきましたね。カラフルな夏の野菜は抗酸化作用が高いものが多く、紫外線で酸化した身体のリセットに役立ちます。毎食、食事に加えて美と健康に役立てたいですね。
この記事では火を使わないトマトのグリルサラダをご紹介します。
目次
ビタミンEの100倍!? リコピンの優れた抗酸化作用
トマトに含まれるリコピンは高い抗酸化作用があることでも知られています。その作用はビタミンEの約100倍ともいわれるほど優れたものです。夏はどうしても紫外線で身体が酸化しがちになります。トマトを含めた抗酸化作用をもつ野菜や果物を積極的にとって酸化を防ぎたいですね。
リコピンの吸収率を高める4箇条
トマトに含まれるリコピンはトマトの細胞壁に守られています。栄養の吸収を高めるためには、加熱や粉砕などで細胞壁を壊すことが大きなポイントです。脂溶性であるリコピンは油と一緒にとることでも吸収を高めることができます。特にオリーブオイルと相性がよいので加えてみるとよいでしょう。
ニンニクとタマネギをトマトと一緒に油で加熱することも吸収を高めることがわかっています。全て網羅して料理に反映することは難しいかもしれませんが、無理なく加えられるところは加えるとよいですね。
・加熱する
・粉砕する
・油と一緒にとる
・ニンニク、タマネギ、油と一緒にとる
リコピンの吸収率が高まるトマトとバジルのさっとグリル
暑い夏は極力火を使いたくないですよね。かといって冷たいものばかりだと身体が冷えるしメニューが偏る…そんな時におすすめしたいのがオーブントースターです。長時間の加熱にはむきませんが、焼き色をつけたりさっと加熱するのには適しています。パンを焼くだけしか使わないという人は、活用してみましょう。
(材料)2人分
トマト 2個
塩・コショウ 適宜
A
バジル 2枚(みじん切りにしておく)
パン粉 大さじ2
オリーブオイル・パルメザンチーズ 各大さじ1ずつ
すりおろしニンニク 小さじ2分の1
(作り方)
1.トマトは半分に切って軽く塩・コショウをしておく。
2.Aをよく混ぜておく。
3.1のトマトの上にAをのせてオーブントースター(1000W250℃)で3-5分加熱したら完成。
リコピンをたっぷりとれる夏のご馳走メニューをご紹介しました。
冷蔵庫にあるものでつくれるのも魅力ですね。
しっかり食べて夏の酸化から身体を守りましょう。
<参考>
■カゴメ株式会社>もっと知りたい、トマトと野菜>トマト大学>医学部>トマトに含まれるリコピンとは?
https://www.kagome.co.jp/syokuiku/knowledge/tomato-univ/medical/lycopene.html
■みんなとカゴメでつくるコミュニティ>実になるおはなし>吸収率についてのお話し
https://and.kagome.co.jp/article/blog_story/vege_story/197/
■保健指導リソースガイド>ニュース>トマトのリコピンはニンニクやタマネギで調理すると吸収されやすくなる
http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2018/007382.php
生井理恵/Rie Namai
「やさい美人」「ベジ活」主宰
千葉県出身 目白学園女子短期大学卒業
ベジ活アドバイザー/一般社団法人「食べてキレイになる協会」理事
野菜ソムリエ・ベジフルビューティーアドバイザー・食育マイスター
企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・企業へのレシピ提供・レストランとのコラボレーション料理教室、食育講師など多岐に渡り活動中。また自身のダイエット経験から正しい食の知識を付与したいとの思いから、一般社団法人「食べてキレイになる協会」の設立に寄与。食べてキレイになる食材と料理を多くの受講生に伝え好評を得ている。
オフィシャルHP やさい美人http://www.yasai-somu-rie.com/
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