慌ただしい生活に「ゆとり」をつくる工夫 <育児休暇からの復帰に備えて vol.2>

【コラム】暮らしをワンランクアップ

本格的に保育園生活が始まると、朝と夕方の送迎時はバタバタします。そんな時間を、少しでも気持ちにゆとりをもって過ごせたら…と思いませんか?

「育児休暇からの復帰」をテーマにジョブ・クラフティングコンサルタントの石田映子さんにお話しいただく第2回目。第1回目の「育児中かから復帰する極意」に続いて、今回は忙しい日々の中に「ゆとり」をつくるための、ちょっとした工夫をご紹介いただきます。

 

比べて選べる相談無料の保険ショップ

荷物を減らす工夫

週明け、保育園生活の1週間がスタートする月曜日の朝は、子どもの着替えだけでなく、シーツや布団等、かさばる大きな荷物が多くなります。週初めだから、特に仕事にも余裕をもって行きたいもの。そのために、月曜日の朝の荷物をなるべく減らす工夫をしましょう。

たとえば、土曜日に、子どもの着替えやかさばるタオル類を持参してしまうとか、シーツかけを済ませておくこともできるでしょう。洗濯したものが土曜日には乾かない、という場合は、もう1枚予備のシーツを購入しておいてもいいと思います。

毎日のお迎えの時には、その日に子どもが使ったタオルや汚れた着替えを持ち帰ります。すると、保育園の荷物を入れる場所にスペースができます。朝より夕方の方が、時間制約が少ないので、翌日分の着替えを持っていって、空いたスペースに入れ替えてしまってもいいと思います。特に夏は、本当によく着替えます。お迎えに行ったら肌着1枚で遊んでいることもあります。肌着や靴下はよく汚すし、なぜか靴下片方だけ行方不明になったりもするので、着替えは少し多めに用意することを考えておきましょう。

 

洗濯の工夫

食べこぼしやクレヨン、絵の具などの汚れや、泥汚れで、子どもの洗濯物はたくさんでます。帰宅後は、夕食の支度、入浴、寝かしつけと、子どものお世話で手一杯。寝かしつけた後にホッと一息ついて、やっと洗濯、という流れですよね。

夜のうちに洗濯して、干して、乾燥機にかけたりして、翌朝までに乾かすパターンもあるし、朝干して、夕方乾いたものを取り込むというパターンもあります。各家庭の生活リズムに合わせて考えればいいと思うのですが、梅雨時期や、冬の洗濯物が乾きにくい時期を考えると、乾燥機があると便利です。乾燥だけ近所のコインランドリーを使っている人もいるようです。

洗濯物

それぞれの汚れに応じた専用の洗剤もあると便利ですが、既にあるもので代用もできます。たとえば、食べこぼしは食器洗い洗剤を使えば落とすことができますし、クレヨンはメイク落としで、泥汚れは手を洗う石鹸できれいにできます。汚物の場合は塩素系漂白剤や、熱湯消毒も有効です。

ただ、洗濯機に入れる前のひと手間は、時間的にも、気持ちにも余裕がないとできないこともあるので、真っ白の状態を目指さないとか、きれいにたたむのをあきらめるなどということも、余裕をつくるためには必要かもしれません。

手荒れしやすい季節には、保湿クリームを塗った状態でビニール手袋をつけて下洗いをすれば、手荒れ予防になります。荒れている手を見ると気分が下がってしまいがちなので、働き者の手に感謝しながら、寝る前にお気に入りの香りのするクリームを塗ったりするのも、リラックスできていいですね。

 

食事準備のときにできる工夫

毎日の朝食と夕食の準備、片付けも、それなりに時間がかかるもの。パートナーと協力して分担することもとても大事です。子どものお迎え後に、保育園の荷物と子どもを連れて買い物に行くのも大変なので、食材の調達や下ごしらえを少し工夫してみましょう。

週末などお休みの日に、まとめ買いをするのが一番多いと思いますが、それ以外にも、仕事のお昼休みや、移動途中にちょっとした買い物をしてしまうという手もあります。宅配サービスも、スーパーで購入するより割高になることもありますが、通勤中に注文して、自宅まで届けてもらえるのは、時間を有効活用する一つの手段ではないかと思います。

食材だと、職場に持って帰って保管するのが難しいものもありますが、子どもの肌着やドラッグストアで買えるちょっとしたものなら、仕事の合間の時間も利用できます。野菜などは鮮度が高いうちに茹でて冷凍したり、少し時間がある時にまとめて切っておくこともできます。肉や魚は、火が通りやすい大きさや薄さに切って、下味をつけて冷凍しておけば、解凍時間を待たずにすぐ調理できます。密封できるビニール袋、プラスチック容器は大活躍します。加工食品や冷凍食品を活用することに抵抗がある人もいるとは思いますが、安心できる材料を使ったものも多く出ています。

料理をする女性
すべて手作りにこだわらなくても、便利なモノを上手に活用して、食事の準備で疲れてしまわないように、自分に合った余力を残すやり方を探していきましょう。

子どもの生活リズムや出勤時間を気にすると、どうしても時間に追われがち。バタバタとあっという間に過ぎていってしまいます。それでも、深呼吸できるような自分時間を持てることは、心身の健康を保つために必要だと思います。何事も完璧を目指さず、力を抜けるところは抜いて、頼るところは頼りながら、親子で成長できることを喜びましょう。

 


石田 映子

20年間、大手IT企業にて数少ない女性のシステムエンジニアとして勤務した後、ベンチャー企業にて従業員が業務に没頭できる環境づくりをコミュニケーション面からサポート。出産、子どもの不登校を機に、自らの働き方を見直しながら、現在は男性中心社会で働く女性のキャリア支援や、仕事に対する意欲を高める活動を行っている。7歳の娘、夫との3人家族。
http://job-crafting.jp/