美容家として、ユーザーニーズを科学的根拠に基づいて実証したい/かおりさん(理系美容家)

かおりさん ライフスタイル

東京都にお住まいで理系美容家としてご活躍中のかおりさん。彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。

かおりさん
「理系美容家 かおり」として、「お金と時間をかけない美容」を提案。「綺麗になりたい多くの方々に、”理系視点”を持って頂き、より自分に合ったお手入れを楽しんで欲しい!」との想いで、美容に関する正しい知識をわかりやすくお伝えする美容情報メディア『美容科学ラボ』を運営している。

美容科学ラボWEBサイト

 

目次

「理系美容家」の仕事とは

「理系美容家」というのは、あまり聞きなれないかもしれません。具体的には、美容科学情報メディア「美容科学ラボ」の運営、美容関連の資格認定講師、連載記事執筆、化粧品の開発・PRコンサルティングなどを行なっています。

化粧品は「薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)」の関係から、必ずしも正確な情報をメーカーからユーザーに伝えられない現状があります。一方、近年はユーザー間での情報交換でモノが買われる時代となり、正しい美容情報がなかなか伝わらずに効果実感への満足度が低いケースも増えているように感じます。例えば、消費者は安全性を求めて植物由来の化粧品を好みますが、肌への刺激性の懸念が少ない化粧品原料は鉱物油由来の方が多い傾向があります。また大前提として化粧品は嗜好品であるため、健常肌であれば原料由来はさほど気にするべき
ものではありません。ユーザーのニーズが科学的に本質的になるよう、化粧品に関する情報公開を行う活動を実施しております。

かおりさん

 

きっかけは、自分自身の外見コンプレックス

私がこの仕事をはじめたきっかけは、私自身の性格にあります。ずぼらで面倒くさがりな性格なので、何事も本質を捉えて近道をしたい、という考えが常にあります。加えて、外見にコンプレックスがあり、「綺麗になりたい!」と思ったときに、化粧品の効果の本質を考えたことがきっかけでした。

今では、趣味が仕事のようなもの。ですから、化粧品について、夢中になって調べます。新製品発表会やインターネットで、製品にある想いやブランド背景、商品コンセプトに関する技術論文や特許を調べたりして、「この商品の魅力はこれだ!」と自分なりに見出すことに達成感を覚えますね。

 

時間あたりの質を高める暮らしを心がける

私の毎朝の日課は、技術情報誌を読むこと。読書を通して、技術情報をインプットしています。またスケジュールが空いている限り、学術討論会や研究会、新製品発表会には足を運ぶようにしています。目下、アウトプットの時間を増やすことが課題です。

健康維持のためには、週に3回の運動を心掛けています。最近は「暗闇フィットネス」でのボクササイズに夢中です。とても辛い運動なので、雑念が吹き飛びます。夜は必ず入浴し、リラックスモードへ入った後は、できるだけスマートフォンなどの視覚的な刺激を避けるようにしています。部屋を暗くしての寝る前のヨガも欠かしません。睡眠の質が高まり、身も心もリフレッシュできますよ。

毎日の入浴と運動はどんなに忙しくても継続しています。ダブルワーク時代は睡眠時間を削り、食事も疎かにして仕事に夢中になっていたのですが、いつ顔が疲れていて、髪がボサボサ・ボロボロになってしまいました。一度、腹膜炎になり入院もしました。一時は活動を緩やかにしてみたのですが、いつの間にか入院前より忙しく活動していることに気付き、会社を退職することにしました。独立してからは自炊で薄味の食事を楽しみ、睡眠時間も確保できるようになりました。時間はかかりましたが髪質が変化し、まとまりが出てくるようになったことが一番嬉しく感じています。

かおりさん

今までも、これからも、チャレンジし続けていく人生

今までもこれからも、チャレンジし続けていく人生が良いですね。新しい価値観との出会いに貪欲に生きていきたいです。プライベートでは、美しいものを見ることが好きなので、自然やアート、歴史的な建築物などに出会って感性を磨いていきたい。そのための時間を確保できるワークスタイルも見つけていきたいと考えています。

まずは、美容科学を継続的に教えられる学校を作りたいと考えています。できればオンライン・オフライン両面からアプローチができて、グローバルに通じる本質的な内容にしていきたいです。

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