第一印象にまつわる6項目をチェック!<信頼される社会人になるためのコミュニケーションマナーvol.2>

【コラム】暮らしをワンランクアップ

“第一印象”とは何でしょうか?
例えば、身だしなみ、立ち居振る舞い、表情、声のトーン、言葉遣いなど、挙げるとたくさんあります。

“信頼される社会人になるためのコミュニケーションマナー”について、3回にわたってコミュニケーションコーチの鈴木祥子さんに伝授いただくシリーズ

第1回目は「“マナー”を身に付けていると、どのような効果があるのか?」についてお話いただきましたが、第2回目の今回は「第一印象をよくするための方法」について教えていただきます。

 

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第一印象にまつわる具体的な6項目

第1回目の復習になりますが、“第一印象”は、約3~30秒で決まります。その一瞬での印象がその後何年もその人の印象になるのです。初対面の相手に対する第一印象をよくすることは、その後の人間関係にも大きく関係してくるのです。

では、“第一印象”にまつわるそれぞれの項目について、具体的に見ていきましょう。

 

① 身だしなみ

男性と女性で異なる部分もありますが、基本的に「清潔感」と「機能性」は大きなポイントです。
特に、男性の好感度を左右するのは、「清潔感」です。 スーツの汚れやシワ、頭髪の汚れや周りのムダ毛、体臭などにも気をつけたいですね。顔周りは特に視界に入る面積も大きく、視線の集まる部分です。食事にも気をつけてお肌の調子も整え、表情をよりよく見せましょう。

女性の場合は、おしゃれを楽しみたいという方も多いと思います。が、社会人になれば、個性を優先するよりも、立場や役割、場所などをわきまえる必要も出てきます。相手に信頼感や安心感を持たせることも意識しましょう。特にメイクは、濃すぎるメイクはNGですが、まったくのノーメイクもかえってマナー違反です。ナチュラルメイクを心掛けるとともに、自分の肌に合う色やメイク法を取り入れてみましょう。

服装なども気をつけなければいけませんが、指先や足元にも注意が必要です。爪は伸びすぎていませんか? 爪を噛む癖はありませんか? 女性の場合、ビジネスシーンでは、派手すぎるネイルアートは敬遠されることもあります。指先にも気持ちを向けてみましょう。

靴は汚れていませんか? 意外と人の目線は足元にも向くものです。汚れていないか、色落ちしていないか定期的にチェックしておきたいですね。

 

② 立ち居振る舞い

背筋を伸ばして、ピンと立てていますか? 猫背になって、下を向いていると、元気がないように見え、自信もなさそうに見えます。頭の上から糸で吊るされているような気持ちで立ってみましょう。

 

③ 表情

話す相手の目を見て、口角を上げてにこやかに話します。口角を意識すれば、表情筋を鍛えることもできますよ。

 

④ 声のトーン

“声”はその人の表情の一部にもなります。大きすぎても耳障りですし、小さすぎても聞こえにくかったり、自信なさそうに見えてよくありません。また、低すぎても高すぎても、話したいことが相手に伝わりません。適切な声の大きさ、トーンで話しましょう。

 

⑤ あいさつ

相手との信頼関係を築くために最も大事なのが“あいさつ”です。コミュニケーションが盛んな環境は、それだけで活気があります。“あいさつ”は、声を出すことでお互いを認識し、心を通わせ、スムーズに会話を始められる、という効果があります。

あいさつをきっかけに会話が始まり、コミュニケーションの始まりになります。また、その場の雰囲気づくりにもつながります。元気よく、さわやかに挨拶することでその場の空気が和らぎます。相手を気遣う気持ちを伝えられたり、存在を知らせることにより、防犯にもつながります。

また、パーソナルスペース(他人に近づかれると不快に感じるエリア)も意識したいですね。特に初対面の相手を不快な気分にさせないためには、適切な距離を取ることも必要です。パーソナルスペースの目安としては、お互いが腕を正面に上げ、“前へならえ”の状態で、指先が触れるかどうかぐらいの距離のことを言います。お互いに近づきすぎず、離れすぎない距離を保ちながら、あいさつし、コミュニケーションを図っていきましょう。

 

⑥ 言葉遣い

普段の会話の癖に少し気を付けるだけで、社会人としての品格がぐっと上がります。「~的な」「だいたい」といった曖昧な言葉を使うと、友人間では角が立たず便利ですが、ビジネスシーンでは誤解やトラブルを招きかねません。

また、「よろしかったでしょうか?」といったような間違った敬語も社会人としてはNGです。尊敬語や謙譲語は時として、難しく感じる場合もありますが、敬語は正しく使いたいですね。

第一印象について、具体的に述べてきましたが、コミュニケーションを図るには、“話す”ことだけが大事なのではなく、“聞く”側の姿勢も大事です。コミュニケーションは会話のキャッチボールです。話すのが苦手という方も、聞き上手になれば信頼関係は成り立ちます。 まず、話を聞いたり、メモを取ったりと、積極的に聞いている姿勢を見せます。これだけでも、話す相手の共感を引き出すことができます。

身だしなみなど、出会った瞬間の印象を整え、また話す側も聞く側も少し姿勢や言葉を整えるだけで良好なコミュニケーションを図ることができます。信頼できる人間関係を築くためにも、日頃から“第一印象”に気を配ってみましょう。

 


鈴木 祥子

lotusroot代表。大学卒業後、キッチンメーカーのショールームアドバイザーとして勤務。入社4年目にして全国のショールームリーダーに最年少で抜擢され、接客マナーやコミュニケーションマナーを徹底的に習得する。6年間のショールーム在籍中に1万組以上のお客様の接客にあたるとともに、後輩アドバイザーの教育を担当。販売促進課異動後も、企業様向けに研修を担当し、売上UPに貢献。出産後、同メーカーを退社し、lotusrootを立ち上げ。パン、和菓子、生前整理等の講師活動を経る中で“第一印象の重要性”を再認識、原点に戻り、コミュニケーションマナーやビジネスマナー講師として活動している。コミュニケーションコーチ、生前整理アドバイザー認定指導員、整理収納アドバイザー1級。