東京都にお住まいでプログラミング教育・セミナーを提供する会社の代表取締役としてご活躍中の北山貴彦さん。北山さんが、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。
北山 貴彦(きたやま たかひろ)さん
株式会社KAMAKEのすすめ 代表取締役
東京都在住。
目次
テクノロジーを活用した創造活動に取り組める社会の実現を目指して
弊社では、「感動体験は人生の道しるべ」を合言葉に、こどもから社会人まであらゆる世代の人々が自身の価値観や感性に従ってテクノロジーを活用した創造活動に取り組むことができる社会の実現を目指して活動しております。
具体的にはプログラミングを使ったものづくり教室・セミナーの企画・開発から運営までの教育サービスを教育機関・企業が主催するイベント・教室・セミナーにて提供しています。このような提供を通じて、人々に感動体験や精神的豊かさに繋がる価値を提供できているとき、私自身、本当に楽しいですね。
例えば、子ども向けプログラミング教室では、子どもたちは自分で作ったプログラムで意図通りにロボットを動かすことができたときに大きな自信に繋がる成功体験を得ています。高校生や大学生では、エンジニアリングの楽しさを体験することで、その後のキャリア選択に大きな影響を与えていることもよくあります。
また社会人やエンジニアでは、モノづくりの楽しさを体験してもらうことで自分の好きなことを再認識したり、新しい取り組みにチャレンジするきっかけを提供できたりします。
「感動体験の提供」が活動の原点
私自身、前職は半導体メーカーのエンジニアだったのですが、そこのエンジニア仲間たちと休日にプログラミング教育活動を始めたことが、今の活動を始める大きなきっかけとなりました。
教室を開催すると毎回、子どもたちは「こんな世界があったのか?!」とのめり込むようにプログラミングに取り組んでくれました。そして、子どもたちが感動する姿を見て、実は教えているエンジニアの側も大きな感動体験を得ていることに気が付きました。普段は最先端の製品を開発するためのスキルが、目の前の子どもたちに直接的に感動体験を提供する手段になっていて、子どもたちの熱中する姿を見て感動体験を得ているのです。
子どもと社会人がともに学び、成長していくことができるこの活動に可能性を感じた瞬間でした。この初心は、いつまでも忘れないようにしています。
また、活動においては、一緒に教室を運営したり、コンテンツを開発したりする仲間であるエンジニアコミュニティのメンバーが楽しく活動できているかを重要視しています。弊社の活動へ参画することで本業では得られない経験や、ご自身の価値観や感性に従って行動できる場を提供することでイキイキと活動してもらいたいと考えています。
と言うのも、社会人やエンジニアがイキイキすればするほど、エンジニアリングサポートやコンテンツ提供を通じて、受講者たちである子どもたちや学生に直接的にも間接的にも伝わるからです。それが次の感動体験に繋がりますからね。
自然のエネルギーの恩恵
いつもパソコンや電子機器に触れているので、休日はやはり自然に触れ合たり、身体を動かしたくなります。奥さんと温泉旅行に行ったり、友人と登山やキャンプ、ツーリングなどをして自然を満喫しています。そうしていると、また仕事がしたくなるのです。自然からエネルギーをもらっているのかな?っと思っています!
それから、人が好きなので、人と交流できることにも時間を使います。友人とのお食事や、新しい出会いになりそうな場には積極的に参加していきます。
健康を意識して、最近はヨガやストレッチを通じて身体に向き合う時間を取るようにしています。
学生時代からテニスを続けているのですが、社会人になってから腕が上がらなくなることがあります。しばらくすると症状が消えるので、特に検査もせずずっと放置していましたが、最近は症状が酷いので、病院にも行って検査もしました。しかし、やはり原因は分かりません。そのときに出会ったのが、ヨガの先生です。
ヨガの先生が身体の歪みや筋肉のバランスの悪さを指摘してくださり、ヨガやストレッチを通じて調整してくださるとみるみる症状は消えていきました! 以降、私はヨガやストレッチの虜になっています。
新しい社会の実現に向けて
これからは、より多くの人々がプログラミング教育活動に参画して頂けるように、プロボノサービスとしてプログラミング教育活動を大手メーカーや企業に提供していきたいと考えています。
現在はエンジニアや社会人の方々に個人としてプログラミング教育活動に参画していただいていますが、この取り組みを会社の福利厚生や組合活動として提供することができれば、会社員の方々はより弊社のプログラミング教育活動へ参画しやすくなるかつ、同僚とも同じ経験を共有することができ、より活動が活発化すると考えています。私も前職にて同じ職場の先輩、後輩と同じ志のもと活動できていたことは本業とは異なる一体感や達成感を感じていました。あの体験をより多くの人々に提供していきたいですね。
また、私は人間にとって自分の価値観や感性に従って創造活動に取り組むことは、自由を手に入れる手段であり、人間の本望だと考えています。そして現代はテクノロジーの進化により、さらに創造活動の手段と時間が増えています。このようなテクノロジーの進化が激しい時代だからこそ、私たちはこれからも子どもから社会人まであらゆる世代の人々がテクノロジーを活用して自身の価値観や感性に従って創造活動に取り組むことができる社会の実現を目指して活動していきます。