トランペットの演奏や指導を通して、音楽の魅力を伝えたい/河野真衣さん(音楽講師・演奏家)

ライフスタイル

東京都にお住まいで音楽講師・演奏家としてご活躍中の河野真衣さん。彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。

河野 真衣(こうの まい)さん

銀座山野楽器 音楽講師
演奏家
東京都在住。夫と2人暮らし。

■銀座山野楽器 トランペットコースのご紹介
https://www.yamano-music.co.jp/lesson/school/shinurayasu/recommend/detail/104252141359683

 

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トランペットを教えています

私は、山野楽器という音楽教室で、トランペットを子どもから大人まで幅広い年代に、教えています。

また、東京都内の高校(美原高校など)の吹奏楽部の指導もしています。生徒たちは、どうしても楽譜通りに吹くことにとらわれがちで、音楽を演奏することの楽しさを忘れてしまうこともあります。そんな彼らに、手の抜きどころを伝えたり、音楽の楽しさを思い出してもらうための工夫をしています。大阪弁で指導しているせいか、常に笑いが絶えず、和気あいあいとした雰囲気でレッスンしています。

また、演奏家としても活動しています。50人くらいの規模の吹奏楽団で、一年に数回、コンサートホールで演奏をしています。依頼があれば、結婚式場やイベントホールなどで演奏をすることもあります。

やはり、自分自身が演奏する本番の演奏会が何よりも楽しいですね。吹奏楽団で他の演奏家の皆さんと一緒に演奏しながら、本番ならではの他の楽器とのかけあいがまるで対話のように感じます。本番のお客様が感動して下さると、拍手の熱量が全然違います。そうした本番ならではの対話や熱量を感じるときが何よりも楽しく感じます。

一方、生徒さんをレッスンするときは、できなかったことをアドバイスすることで上達が目に見えて感じられる瞬間が何よりも嬉しいです。生徒の発表会の場に足を運ぶときは、本人たち以上に緊張してしまい、ついつい熱が入って(心の中で)応援してしまいます。演奏が終わったら、感動して抱きしめてしまうことも多々あります。

トランペットに夢中でいるためには努力を惜しまない

私とトランペットの出会いは、小学四年生の頃に遡ります。
地元の金管バンドの仲の良い友人から、バンドに参加しないかという誘いを受け、トランペットをはじめてみたのがきっかけです。トランペットは人によっては音を出すのすらも難しいのですが、私は始めたときからとても大きな音を響かせることができ、それ以来、トランペットを手放さなくなりました。学校が終わったらすぐに練習に向かい、夜遅くまで練習していました。それからというもの、吹奏楽に夢中になりました。

当たり前ながら、ただ夢中になるだけではいけません。日々の練習はもちろんのこと、音楽を演奏するにあたってはイメージがとても重要です。そこで、美術館で絵画を見たり、アニメや映画を鑑賞し、そこから音楽のヒントを頭に描きます。

たとえば、ベートーヴェンなどの作曲家の曲を演奏するためには、その時代のドイツやヨーロッパのことを知らないとその作曲家の気持ちを理解することができません。そこで、その時代の絵画を見ると、当時の人々がどんな風な暮らしをしていたかなどがわかり、作曲家や、当時その曲を聴いた人の情景を思い浮かべながら演奏することができるようになると感じています。

生徒さんに指導をするときにも、自分だけで演奏するのではなく、そうした時代のコンサートホールをイメージして伝えたり、聴きにきてくださるお客様のことを想像しながら演奏することを伝えています。

トランペットとの生活で健康維持

私の特技と言えば、本番でも緊張せず、リラックスできることですね!
大阪人気質のせいか、本番中でも心の中で「うまくいったね!」「今のところはすこし失敗したかな」などと独り言を言ってみたりしながら、楽しい場を作ろうとしているのだと思います。

もちろん、「ここは集中どころ」というときには、呼吸を整えて臨みます。トランペットを演奏しているので、呼吸は命なので、つねに腹式呼吸をトレーニングしています。

ただ健康のこととなると……実は、普段は健康にはそこまで気を遣っていないと言うのが正直なところです。ただ、こじつけではないですが、トランペットを演奏しているので、自然に表情筋が鍛えられています。常にポジティブ思考なのはそのせいかもしれません。そして、呼吸のトレーニングをしているので、インナーマッスルは鍛えられているのではないかと思います。

音楽を楽しみながら人生を歩みたい

これからの人生、と考えみると、まずは新婚なので、たくさんの子どもに恵まれたいと思っています。毎日(言うことのきかない)子どもたちを追いかけ回すような、賑やかな生活ができたらと思っています。そして、子どもたちと毎日、一緒に音楽ができたら、とても楽しいと思います。

私にとっての音楽は、一人で演奏するよりも、仲間と心を通わせられるのが何よりも楽しいです。これからも、将来の子どもたちや生徒たち、楽団の仲間たちと一緒に音楽の楽しさを感じていきたいのはもちろん、生徒たちが吹奏楽団で活躍していくのを想像するとワクワクします。

皆さんも、ぜひ、音楽を楽しんでくださいね!

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