一人一人に寄り添い、魅力を引き出すメイク術/池内ひろこさん(パーソナルメイクトレーナー)

池内ひろこさん ライフスタイル

東京都にお住まいでパーソナルメイクトレーナーとしてご活躍中の池内ひろこさん。彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。

池内 ひろこ(いけうちひろこ)さん

パーソナルメイクトレーナー
東京都在住。

■個人Instagram https://www.instagram.com/hiroko_ikeuchi_p

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会社員からメイクアップトレーナーへ

私は子どものころから見た目に自信がなく、コンプレックスの固まりでした。

今でこそ標準の身長ですが、当時は背の順で常に後ろから2番目。髪型は親の方針でショートカット。目は一重で切れ長。よく目つきが悪くて怖いと言われました。

そんな見た目だったので女の子っぽいものが似合わず、美容室に行けば「男の子ですか? 女の子ですか?」と聞かれる始末。笑われるのが怖くて、スカートがはけませんでした。高校時代はスカートをはきたくなくて、制服のない高校を選ぶほどでした。

そんなコンプレックスの固まりだった私は、自分を変えたくてメイクの世界にのめり込みました。それがメイクを始めたきっかけです。社会人として働きながらメイクスクールに通う毎日。朝から定時までは会社で働き、夜から22時まではメイクスクールへ! 帰って寝る頃には、夜中の1時や2時。翌日は朝7時に起床して、会社へ……
そんな日が、週に3-4日、1年半続き週末はグッタリでした(笑)。

それでもメイクを続けられてのはモデルさんがキレイになって喜ぶ姿を見るのが嬉しかったからです。その後は会社員を辞めて、大手化粧品会社の美容部員や、メイクスクールでの教員を得て独立しました。

現在は、マンツーマンのメイクレッスンの他、ミュージックビデオの撮影など幅広くヘアメイクに携わっています。また、SIZZLEやカラダクリアなどのキュレーションサイトでコスメに関するレビュー記事を執筆したり、Beauty Japanというコンテストのバックステージディレクターとして活動しています。
「人生は“メイク”で変えられる」を信念に、今までに1,800人以上の女性を美しくして きました。過去の自分にコンプレックスがあったからこそ、一人一人に寄り添い、魅力を引き出すことができると信じています。

池内ひろこさん

ポッドキャストにハマっています

今、とても楽しく感じるのは、ポッドキャストを聴く時間。

去年からはまり、「音声だけなのに、こんなに面白いの!?」とすっかり夢中です。普段は、デスクワークや家事をしながら聴いています。夜眠る前、考えたくないことを考えてしまう時にも聴きます。そうすると、面白い話につられて私まで愉快な気持ちになり、いつの間にか笑いながら眠っています。 スピーカーの言葉豊かに表現する巧みな話術にも「こんなふうに話すと面白いのか~」なんて感心しながら聴いています。

ポッドキャストを聴くようになったきっかけは、作業用BGMの音楽に飽きて、たまたまポッドキャストに切り替えたことでした。 ポッドキャストはラジオのようにプロのパーソナリティが話すのではなく、一般の人が数人で話しているのを聞くイメージです。友達の会話を横で聞いているような心地良さと、忖度のないくだらない話が気楽で面白いと感じます。過去の放送もアーカイブで聞けるので、好きな内容を好きなタイミングで聞けるのも、私の生活スタイルに合っていました。というのも、私の場合、仕事の時間は案件によって異なるので、TVやラジオなど決まった時間にエンタメを楽しむのが難しいのです。

最近では番組宛に手紙を書くことで、さらに楽しみが増しています。 ポッドキャストは仕事というより、趣味でラジオパーソナリティをしている人が多い業界です。中には「自分のラジオ番組を持ちたいけど、それはハードルが高いから……」という方もいます。YouTubeのようなCM収入があるシステムでもありません。 それでも長い年月コツコツと配信を続け、創意工夫してエンタメを提供されてきた方々を尊敬します。そのワイワイと楽しそうな雰囲気に私も加わって、少しでも盛り上げたいなと、番組宛に手紙を書くのですが、番組内で読まれやすい文章や切り口を考えて書き上げるのが、意外と難しく工夫しています。

池内ひろこさん

ストレスをためず、健康でいるために

私のストレス発散方法は、ノートに自分の思いの丈を全て書き出すことです。

誰にも見せないし、読ませない。文字もグチャグチャで支離滅裂でOK。とにかく、書いて書いて書きまくる。ということを3ページほどやると、スッキリします。頭の中がモヤモヤする時にやるのがおすすめです。
また、そのノートを数週間~数ヶ月経って見返すのも面白いです。「あの時の自分、 余裕なかったな~(笑)」とか「結構良いこと書いてるじゃん!」など、過去の自分を振り返ることでさらに整理がされます。

また、健康のためにはサプリメントを摂っています。家事が得意でない上に、全く食事にこだわりがない私は、もっぱら外食やコンビニで済ませることが多いです。そして、その皺寄せが肌に出がち。それをリカバーするためにサプリメントを欠かさないようにしています。本当は自炊した方が良いのでしょうが、自炊にこだわってストレスがたまるより、「定食屋さん+サプリメントでいいか!」と気楽に過ごす方が今のライフスタイルには合っています。

「大切だと思うもの」をどんどん増やす人生を

これから先の夢は……過酷な撮影現場で仕事をしてみたいですね。例えば、ドラマとか!

私は会社員を経てヘアメイクの道に入りました。そのため、ヘアメイクには珍しく、英語やオフィス系コンテンツ(WordやExcel)を使いこなします(笑)。他方で、中学や高校を卒業後すぐにヘアメイクの道に進んでいる人が多いこの業界の中では、年齢の割にまだ経験が少ないとも言えます。その分、1つ1つのお仕事を大切にし、勉強も怠りませんでしたが、働き盛りの30代のうちに敢えて過酷な撮影現場に入り、たくさんの経験を積みたいです。経験を積めることほど、財産はないと思っています!

そして、「大切だと思うもの」を増やす人生を送りたいです。同時に、身軽でもいたい。例えば、家の中は自分が管理できる範囲と量に収めたいです。洋服は一時期よりだいぶ減りましたが、最終的には10着くらいで済むようなシンプルな生活を夢見ています。自分の周りにあるものが、「どうでもいいや」みたいなものではなく、大事なものに 囲まれて生きられるように、心も生活もスッキリした状態を目指しています。

池内ひろこさん
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