高知県在住で、看護師をされている岡 栄美さん。彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。
岡 栄美(おか よしみ)さん
高知県在住で、看護師として勤務しながら、疲弊したナースのいきぬく力を育む”癒しナース”として、また、高知のイベントを健康からサポートする”土佐のイベントナース”として、そして、ケアから認知症を予防し、介護の未来を協創する”認知症予防ケア実践看護師”としていろんな顔を持つ複業看護師。18歳、16歳、8歳の3人のお子さんのお母さんでもある。
■N’s五感力Lab. https://iyashi-nurse.com
■岡よしみ ブログ https://ameblo.jp/eggnurse-support
目次
『複業看護師』として活動中
私は看護師でありながら、様々な活動を通して周りの方を笑顔にしています。
- 疲弊したナースのいきぬく力を育む…癒しナース
- 高知のイベントを健康からサポートする… 土佐のイベントナース
- ケアから認知症を予防し、介護の未来を協創する…認知症予防ケア実践看護師
以上のように、様々な顔を持つ複業看護師です。
今夢中になっていることはセルフメンテナンスと家族コーディネート。
常にリラックスした状態で最高のパフォーマンスが出せるように、時間があればセルフメンテナンスをするようにしています。心も体も整っていないと、どの役割においても楽しみながらこなすことができないと思っています。そして、家族コーディネートは自分で気が付かないことを家族で支えあいながら補っていく関係性を築いています。
九州にいる母親がくも膜下出血で突然倒れ、一人っ子である私は高知と大分の往復を何度もしていました。頑張って介護をするつもりはなかったけれど、いつの間にか無理をしていました。それに気が付いてくれたのは夫です。夫の一言で救われました。
家族って支え合いながら、そして、認め合いながら、お互いに成長していくものなんだということを改めて認識しました。家族のために自分自身を大切にすること、そのためにはセルフメンテナンスが必要で、自分だけではどうにもならないことを家族だからこそ言える。家族が大事だから家族でコーディネートできると素敵だなと思っています。
そして、とにかく自然に任せるのが私らしさだと思っています。やらなくちゃいけないことをできないときがあってもOK。できるときはめいっぱいやる。「やらなければならない!」となるとストレスにつながり、できなければネガティブな感情が生まれてしまいます。だから、できるときにやる。楽しくやる。ただそれだけです。
私のリラックス方法
アロマ瞑想をして、リラックスできる時間を持っています。
精油を用いて深呼吸しながら瞑想をする。これだといつでもどこででもできるので、お金もかからない。精油は小さい瓶に入っているので常に持ち歩いて、ちょっと落ち着かせたいなと思ったら深呼吸しながら香りを嗅ぎます。そうすることによって脳がリラックスされた感じがダイレクトにわかります。
また、健康面では心も体も整える心がけをしています。
数年前に子宮腺筋症になり激痛ですべてのことができなくなった経験があります。病院で受診してホルモン療法を始めたものの、ホルモン療法の副作用でさらに神経症になってしまいました。その時に、自分の心と体の状態が整っていないと何の役割も果たすことができなくなることを実感。常に自分と向き合い、自分の状態を把握し、心も体も整えておくことが大事であること、家族のためにではなく、まず自分を大事にすることの大切さを知りました。
今後の挑戦
複業看護師として歩き始めたばかりですので、とにかく楽しみながら看護師をしていきたいと思っています。
そして、まずは「看護師がつらい」「看護師を辞めたい」「他の仕事に転職したい」など疲弊しているナースを救う活動をしていきたいと考えています。私自身も昔は疲弊したナースだったのですが、自分を取り戻し、自分らしく働けるイキイキとした看護師として生まれ変わるお手伝いをしていきたいです。
これからの夢や目標をまとめますと、
- 1:疲弊したナースを増やさないようにナース自身が癒され癒されたナースが患者を癒す笑顔で寄り添った看護ができる「癒しナース」を育成すること。
- 2:これまでの実績(高齢者施設で10000人以上に認知症予防ケアを実施)を形にした認知症予防ケアを全国に広めること。
- 3:在宅介護を支える介護家族が疲弊しないように、介護ファミリーサポート制度を仲間とともに作り上げること。
- 4:「土佐のイベントナース」として高知の楽しいイベントを健康からサポートしていくこと。
- 5:わが子が自分の夢をしっかりと持ち、その夢に向かって自立していくこと。
以上の項目を掲げて、これからも私らしく夢を実現していけたらと思っています。