滋賀県にお住まいで、子どもから大人まで、ファミリーで楽しめる手遊び歌やダンス、おはなし劇場、風船パフォーマンスなどで構成する「親子参加型ステージ」を作っている中村雅恵さん。(写真左)彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。
中村雅恵(なかむら まさえ)さん
「遊び歌作家音楽ユニット ぽんぴんず」
親子の時間、子ども達の未来に、何かお役に立てればと、年間約200ステージに出演、のべ20万人以上の子ども達とふれあってきた経験を生かし、歌って踊って笑顔いっぱいの楽しい時間を「みんな」で作っている。
夫、長女16歳、長男15歳、次女13歳の5人家族。
目次
「私たちにしかできない」ステージで、親子に楽しい時間を提供中
私は、子どもから大人まで、ファミリーで楽しめる手遊び歌やダンス、おはなし劇場、風船パフォーマンスなどで構成している親子参加型ステージをつくっています。
親子で同じ時間を共有し、楽しい時間を過ごすことで、会話も弾み、心のコミュニケーションが生まれ、幼児期に感じ育んだ心は、「生きる力の根っこ」になると考えています。毎日「楽しい事」を考えながらの試行錯誤ですが、みんなでつくる、歌って踊って笑顔いっぱいの楽しい時間は、私も毎回、子どもたちからパワーをもらっています。とってもありがたいことです。
ぽんぴんずのステージ作りでのこだわりは、私たちにしかできないこと!
お母さんに寄り添う歌や、子どもたちの心が動くオリジナルミニミニミュージカル、お話劇場は、母となり、40代、50代になった私たちだからこそできる事だと思っています。だから、いつまでもステージに立ち、子どもたちと一緒に歌って踊れるよう、健康には気をつけています。
我が子に限らず、私の「夢中」はいつも「子どもたち」
私を夢中にさせる存在は「子ども」。我が子だけに限りません。
大学を卒業した後、「歌のおねえさん」の仕事をさせていただき、たくさんの子どもたちとふれあう機会がありました。その後、私自身も結婚・出産し、我が子に出会い、正解のない子育てに奔走してきたこと、また家庭的保育所に勤めたわずか数年の間に出会った様々な子どもたちの成長の違いを学んだことは、私が「子ども」に夢中になった大きなきっかけです。幼児教室、小学生の学習塾を開室したことも、「子ども」に夢中になったきっかけのひとつです。
ですから、「子ども」に携わる仕事をしているときは本当に楽しいのですが、仕事と家庭の両立ができているというのは、もっと楽しいわけです。私は不器用なので、どちらかに傾きがちな毎日ですが、子育てをしながら、今もステージの仕事を続けることができているのは、家族のおかげ! 家族には、心から感謝しています。
仕事中は小さな子どもたちとの会話や歌声笑い声に癒され、家に帰ると大きな子どもたちとの会話や笑顔に癒され、「贅沢な毎日だなぁ〜」と思っています。
小さな子どもたちのこと、大きな子どものこと、仕事でも家庭でも、そんな子どもたちが喜んでくれることを考えている時間が楽しく幸せです!
「無理しない」「できる範囲でできることを」で健康キープ
玄米食や、有機野菜など、健康食品に興味がある母のおかげもあり、子どもの頃から大きな病気もなく、元気に過ごせています! が、我が子には、軽いアレルギーや喘息があったので、「健康な身体は、良質な食事で作られる!」という母からの教えもあり、出産後、食事は特に意識するようになりました。料理が苦手な私は、焼くだけで美味しい新鮮野菜や、そのままで美味しい有機生野菜を自家製お味噌で和えるだけなど、簡単に栄養が取れるものを食卓に並べています。お味噌汁や、納豆など、発酵食品も欠かせません。「無理せずできる範囲で、できることを!」という感じですが、身体をつくる毎日の食事は、大切だなぁと痛感しています。
また、ストレスを溜めないことも大切ですね。私の場合は「寝る!おしゃべり!笑う!」がストレス発散方法です。
寝ることが大好きなので、次の日のために目覚ましをかけずに眠れる日は、嬉しすぎてなかなか寝れないほど。寝る前に「ワクワクすること」を考える時間も大好きです。
家族や友人とのおしゃべりは、心が軽くなり、フワフワほぐれます。仕事の日は、ぽんぴんず3人でステージ出番ギリギリまで、喋り続け笑い続けています。内容は、小学3年生レベルですが。そして、家では、家族に「今日一番の笑いをください!」とお願いしています。
子ども食堂、幼児教室、これからも「子ども」に関わり続けていきます!
今は、ぽんぴんずの活動の他に、昨年オープンした子ども食堂のお手伝いをしています。
宿題をした後、みんなでおにぎりをいただくという、ほんの数時間ですが、小学生の子どもたちと一緒に過ごす時間はとても楽しく充実しています。自分の「昭和の子ども時代」や、我が子の「平成の小学生時代」を振り返ったり、「今の小学生は、こんな風に考えているんだなぁ」と令和を生きる小学生たちとの会話を楽しんでいます。この子ども食堂が「地域の子どもたちの居場所」になり、愛される空間になるよう、進化し続ける子ども食堂のお手伝いをしていきたいと思っています。
また、今後は、地域のお母さんたちと一緒に作る幼児教室を開室したいと思っています。今は、子育てに専念しているママ達も、実は絵画の先生をしていた、とか、料理が得意、裁縫が得意、そろばんが得意、英語が話せる、など、得意なことを隠し持っている、スーパー主婦たちがほとんどです。そんなママたちを講師に迎え、「地域のみんなで、地域の子どもたちを育てるお手伝いができればいいなぁ」と考えています。
これからも私は、「子ども」に携わり生きていけたら幸せです。ぽんぴんずを立ち上げるとき、「楽しい老後になるよう、私達に何ができるだろう?」という話になりました。「子どもたちの未来の為に!」という思いが1番ですが、自分たちの老後のためにも、ぽんぴんずは、細く長く続けていきます。笑った数だけシワになり、これからもシワを増やし続け、10年後も20年後も、“シワがかわいいぽんぴんず”として、活動していたいです!