新型コロナウイルスの流行開始から、目まぐるしく変わり続けるライフスタイル。在宅勤務の本格的な導入や、子どもたちの学校の休校、休日の外出自粛など、さまざまな面で生活の変化があった方も多いのではないでしょうか。
そんな生活も早2年が経ち、最近ではオフィスへの出社や学校行事、旅行の再開が話題となっています。新しいライフスタイルに慣れたと思いきや、再度訪れる変化に、追いつくのか精一杯……最近はゆっくり子どもの話も聞いてあげられていない……なんてことも。
複数メディアで主に女性向けのライフスタイルに関する情報を発信中の西田みなさんに、変わり続けるライフスタイルに柔軟に対応するためのコツを教えていただくシリーズ。1回目の今回は、そんな目まぐるしいライフスタイルの変化に柔軟に対応するために今日からできる考え方を教えていただきます。
目次
ライフスタイルの変化に対応するカギは「譲れないもの」を決めること
ライフスタイルの変化に柔軟に対応するには、生活の中の「譲れないもの」を決めることが大切です。
譲れないものを明確に持っていると、それを中心に他の部分は柔軟に変化させやすくなるからです。
旅行前の荷造りを思い出してみてください。スーツケースの限りあるスペースに持ち物を厳選して詰めますよね。かさばるものや、必ずしも必要でないものは諦めることも。
日々の生活でも同じように、1日24時間という限られた時間の中で、どうしても譲れないものを先に入れてみるイメージをしてみてはいかがでしょうか?
普段は完璧にこなさないと!と気負っている家事なども、譲れないもののためなら「今日は諦めよう」と、案外簡単に思うことができるかもしれません。
最近感じた「幸せ」をヒントにしてみる
ただこの「譲れないもの」、子供たちのお世話に仕事に……と忙しい子育て世代の方々は、普段なかなか意識しないものなのではないでしょうか?
「譲れないもの」を見つけるには、最近感じた幸せをヒントにしてみることがおすすめです。
例えば、
• 子供の学校での出来事をゆっくりと聴いたこと
• 家族で食べた晩御飯
• 美味しいコーヒーをお供に、束の間の休息
など。
幸せを感じた時を思い出し、そこから譲れないもの、自分が大切にしたいものを考えてみることで、見つけやすくなるかもしれません。
また、生活を支える仕事などは毎日幸せを感じることでなくても、なくすことはできない、譲れないものですよね。
譲れないもの以外は、ほどほどに
こうして譲れないものを見つけたあとは、自分の中での物事の優先順位が決まっているはず。そこからは見つけた譲れないものを軸に、空いた時間にほかのことを入れていくだけ。
譲れないもの以外のことはできる時にやる、と思うことで、ライフスタイルや予定の急な変化があった時にはそれらを諦めることができます。
こうすることで、急な変化に追いつくのが精一杯な日々でも、自分が大切にしたいものはしっかり大切にできます。
満足度の高い、充実した日々を過ごすことができそうですね。
譲れないものを見つけて、急な変化にも柔軟な対応を
譲れないものを見つけて、それ以外のことは柔軟に変化に対応させる。この考えは出社や学校行事の再開などの最近の局面だけではなく、転勤や引っ越し、子どもの進学の際などにもお使いいただけます。
ぜひ一度、取り入れてみてはいかがでしょうか?
Vol.2では、ライフスタイルの変化により柔軟に対応するための、「やらないこと」についてご紹介します。お楽しみに!
西田みな
神奈川県在住。
大阪大学外国語学部を卒業後、製造業の会社員として勤める傍ら、ライター・翻訳家として活動中。学生時代、イタリア・マルタに合計1年半ほど滞在。その際出会った多国籍な人々の自由で年齢に縛られない暮らし方・働き方を目にし、ライフスタイルについて興味を持つようになる。現在は複数メディアで主に女性向けのライフスタイルに関する情報を発信中。
趣味はモーニング巡りとヨガ、読書。