油断大敵! 外出時の日焼け対策<エステティシャンによる美と癒しのコラムVol.3>

森の木々と木漏れ日 【コラム】暮らしをワンランクアップ

だいぶ春らしい陽気となり、お散歩やお花見など、外で過ごすのが気持ちのいい季節となってきましたね。

外にいる時間が長くなると気になってくるのが「日焼け」ではないでしょうか。
皆さんはこの時期の日焼け対策はどのようにされていますか?

今回は「日焼け」について気をつけたい点を、大手エステサロンの店長やマネージャーの経験があり、プライベートサロンを経営しながらエステティシャンの育成等もなさっている中村由紀子さんに教えていただきました。

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雨の日も曇りの日も紫外線が降り注いでいる!

みなさんは雨の日や曇りの日にも、しっかり日焼け対策はしていますか?晴れていない日は日焼け止めを塗らない、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は快晴ではなくても、晴れている日に比べると
・薄曇りで80~90%
・曇りで60%
・雨で30%
程度の紫外線量が降り注いでいるのをご存知でしたでしょうか。

さらに雲の間から光がキラキラと差し込むお天気の場合は、雲の散乱光によって、快晴の日よりも紫外線量が多く観測されることもあるそうです。
ですので、雨の日も曇りの日も、お日さまが出ている時間は日焼け止めを塗った方がいいということになります。

「日焼け止め」しっかりと塗れていますか?

ではその「日焼け止め」しっかりと塗れていますでしょうか?

日焼け止めの塗り忘れが多い部位は、
・首の後ろ
・手の甲
・足の甲
・耳
・頭(頭皮、髪の毛)
です。

手が届かないところや髪の毛のような広範囲にも、塗りやすいスプレータイプの日焼け止めや、伸びのいい日焼け止めなど、うまく使って塗り忘れがないように気をつけてください。
麦わら帽子と南国の女性

「二度目の日焼け」「ケガの痕」に要注意!

また、日焼け対策で特に気をつけていただきたいパターンがあります。それは「二度目の日焼け」です。

日焼けには「有害な紫外線から体を守る」という意味があります。ですので、一度日焼けをしてまだ健康なお肌に戻りきっていないとき、皮がむけた直後だったり、赤みやほてりが残っているとき、カサカサしているとき…。そんなときは、肌が弱っている状態のため、より防御しよう!という働きが強くなり、一度目よりもさらに日焼けによるダメージが大きくなってしまうのです。

さらに「ケガの痕」にもご注意を。
「二度目の日焼け」と理由は同じです。
やけど痕や、かさぶたがとれたばかり、ニキビがある部位などは、丈夫なお肌が表面にない状態です。
その状態だとまわりの健康なお肌にくらべて日焼けしやすいので、ケガの痕がそのまま日焼け痕(シミ)として残ってしまうことがあるのです。

「二度目の日焼け」「ケガの痕」に該当する場合は、特にしっかりと日焼け対策をなさることをおすすめいたします。

顔や体だけではなく、「目」も日焼けをする。対策は?!

そして、顔や体だけではなく、「目」も日焼けすることをみなさんご存知でしたか?

海や山など日差しの強い場所に行って、目がヒリヒリしたりしみるような感じになったりしたことはないでしょうか?海水浴の後に海水が目に入ってしみているということもありますが、実は目が日焼けしている状態のことが多いのです。

目が日焼けしてしまった時の対策は、このようになります。
①冷タオルでまぶたの上から冷やす
②ヒリヒリが続くときは目薬を使う(症状にあった目薬と出会うには、やはり眼科に行った方がよいそうです)
③休ませる(パソコンやスマホなどをなるべく見ない)

では予防はどうしたらいいのか?というと、やはりUVカット効果のあるサングラスをするのが一番です。つばの広い帽子も有効ですね。
帽子とサングラス
そして目の日焼け対策にサングラスをかけている方も多いと思いますが、実はサングラスの色は薄い方がいいのです!なんだか意外ですよね。

色が濃い方が対策になりそうですが、視界が暗くなると瞳孔が大きくなるので、目の奥に取り込まれる紫外線量も多くなってしまうのです。ですので、なるべく色の薄いサングラス(UVカット効果がしっかりついているもの)の方がおすすめです。

 

シワやたるみにつながる日焼け。小さなことからコツコツと対策をとろう

また「目」から入ってきた紫外線からも日焼けをします。
目から入った情報を脳は頼りにしています。全身の紫外線対策がバッチリでも、目に紫外線が入ってきていれば、脳が「いま紫外線を浴びている状況らしいから、メラニンを濃くして紫外線対策するぞ~」と体に指令を出してしまうのです。

海や山など日差しの強いところに行くときはもちろん、毎日の通勤やドライブなどでも、日々ちょこちょこと目からの「紫外線浴びてますよ情報」が脳に届いているのです。

通勤時にサングラスをかけるのは難しい方も多いでしょうから、
・電車で移動中など、なるべく日差しを直視しないで目を閉じて過ごす
・色のついていないメガネタイプのUVカット効果のあるサングラスをする
・車の運転の際にはサングラスをする
など、できることがあればぜひやってみてください。
のびのびとするサングラスの女性

紫外線は日焼けやシミなどのトラブルだけでなく、細胞を劣化させてしまうので、シワやたるみ、乾燥などいろいろなお悩みの原因となってしまいます。神経質になり過ぎるのもストレスになってしまいますから、小さなことからコツコツと習慣にできればいいと思います。

これからのあなたのお肌を少しでも守ってあげられるように、ぜひ心がけてみてくださいね。

中村由紀子
エステティシャン歴18年。エステの専門学校卒業後、大手エステサロンへ就職。都内の理美容専門学校にて、エステティックインストラクターの道を目指し、2004年、都内にエステサロンをオープン。関西に拠点を置くサロンの関東進出マネージャーとして、東京と神奈川の2店舗の店長を務めた後に、2008年プライベートサロンをオープンする。同時に、エステサロンの立ち上げや接客マナー指導、エステティシャンの育成などにも関わる。
https://ameblo.jp/lelac-tokorozawa/

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