肌がキレイな人はオイルを仕込む!  秋冬に使いたいお肌しっとりのオイル美容法<アロマで豊かな生活を Vol.2>

【コラム】暮らしをワンランクアップ

女優さんやモデルさんなど、美容感度の高い多くの女性が取り入れている「オイル美容」。ずっと乾燥肌で悩んでいたけれどオイルを使うようになってからお肌の調子が良くなった、お肌が柔らかくなりツヤ感もアップした……など、嬉しい効果を実感されています。

アロマで豊かな生活を Vol.1」では加温効果のある精油(エッセンシャルオイル)とおすすめのアロマ活用法をご紹介いただき、また、第3回目で四季の移り変わりごとにおすすめの精油(エッセンシャルオイル)をご紹介いただいています。

今回は、毎日のスキンケアへのオイル美容の取り入れ方をご紹介します。冬でもカサつかないしっとりツヤツヤのお肌を目指しましょう。

 

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オイル美容とは

アロマオイル

天然の植物油を身体や顔になじませることで肌を健やかに保つ美容法のこと。お肌の油分が低下すると小じわやたるみなどの原因にもなりますのでスキンケアで適度な油分を補い、お肌の水分と油分のバランスを整えてあげることが大切です。

 

植物油とは

植物の実や種を圧搾して抽出された天然の油のこと。アロマセラピーにおいて精油は原液のまま肌に塗ることができないため、植物油に精油を希釈してトリートメントオイルとして使います。精油を皮膚に塗布する「下地(ベース)」という意味からベースオイルとも呼ばれたり、精油成分を「運ぶ(キャリア)」という意味からキャリアオイルとも呼ばれます。

おすすめの使い方

●フェイスケアとして
洗顔後のブースターとして、化粧水後の美容液として、スキンケアの最後のフィニッシュオイルとしてなどマルチにお使いいただけます。手のひらに適量をとり、顔の中心から外側へ向かってやさしくなじませます。今回はフェイスケアとしての使い方をご紹介します。

●ボディケアとして
入浴後、肌が完全に乾ききる前に、手のひらに適量をとり、全身に広げるようになじませます。

●ヘアケアとして
髪のパサつきが気になる時、洗髪後などいつでもお使いいただけます。洗髪後に使用する場合は、ドライヤーなどで乾かす前、髪が完全に乾ききる前に、髪の毛先に適量をなじませます。

アロマトリートメントオイル(美容オイル)の作り方

植物油を単品で用いても良いですが、さらに精油を加えることで精油のもつ美肌作用も期待できます。

<準備するもの>
植物油(30mL)
お好みの精油
攪拌用の容器(植物油を計量したガラス製のビーカーで代用も可)
攪拌用のスプーン(ステンレス製のものが好ましい)
植物油を計量できるもの(ガラス製のビーカー、等)
保存用の瓶(遮光性のあるガラス製の茶瓶、など)

<手順>
1. 計量した植物油を攪拌用の容器(またはガラス製のビーカー)に入れ、精油(※)を加えてよく混ぜます。(※ボディ用:約6滴/フェイス用:約3滴)
2. 植物油と精油をよく混ぜたら、保存用の瓶に入れ、しっかり蓋を閉めて保管します。(できるだけ2週間以内に使い切ります。作った日付を書いたラベルなどを貼っておくと便利です。)

お肌のカサつきが気になる時に

両頬を触る女性

化粧水の後、乳液やクリームの前の「美容液」としてお使いいただくのがおすすめ。目元の小じわや法令線、口の周りなど、特にカサつきが気になる部分には重ねづけします。

 

おすすめの植物油と精油

スイートアーモンドオイルに、お肌にしっとり感を与えるアボカドオイルを少量加えます。精油はベルガモット2滴にサンダルウッド1滴のブレンドがおすすめ。

 

注意事項

ベルガモットには光毒性のあるフロクマリン類の成分が含まれています。心配な方はフロクマリン類の成分のみ取り除かれた「フロクマリンフリー」タイプの精油をお選びください。(香りは変わりません。)

 

お肌の衰えが気になる時に

頬を触る中年女性
乳液やクリームの後、または乳液やクリームの代わりなど、スキンケアの最後の「フィニッシュオイル」としてお使いいただくのがおすすめ。肌の中心から外側へ向かってやさしく手を滑らせながらマッサージするようなイメージでなじませます。最後は両手で顔全体を包み込むようにやさしくハンドプレスします。

 

おすすめの植物油と精油

皮膚の老化に関わるパルミトレイン酸を豊富に含むヘーゼルナッツオイルにローズヒップオイルを少量加えます。精油はフランキンセンス2滴にラベンダー1滴のブレンドがおすすめ。

 

注意事項

ローズヒップオイルは酸化しやすいため、なるべく空気に触れないように注意し、早めに使い切るようにしましょう。

 

お肌が敏感に傾きがちな時に

お肌が敏感に傾きがちな時は、化粧水をつけるだけでも刺激を感じてしまったり、化粧水そのものもお肌に馴染みにくくなってしまいます。洗顔後の「ブースターオイル」としてお使いいただくことで、化粧水の潤いを効果的にお肌へ引き込み、角質が肥厚して硬くこわばってしまったお肌を柔らくしてくれます。

 

おすすめの植物油と精油

お肌と親和性の高いホホバオイルに、肌の炎症緩和に役立つカレンデュラオイルを少量加えます。精油はラベンダー2滴にカモミールローマン1滴のブレンドがおすすめ。

 

注意事項

カモミールローマンはキク科の植物から抽出された精油です。アレルギー反応を起こす可能性のある方は使用をお控えください。

 

高橋美穂子
高橋美穂子
英国最高峰の国際アロマセラピスト資格(IFA/IFPA)を取得したビューティアロマセラピスト。ニールズヤードパートナーシップ認定講師として資格取得対応の講座を開講する他、教育機関での講演活動(東京学芸大学附属世田谷中学校、法政大学、他)、商業施設でのセミナー実績(伊勢丹新宿店、京王百貨店、メルセデスベンツ麻布AMGパフォーマンスセンター、他)、プロダクトの香り監修(花王 フレア フレグランス アーユス)、NHK・ラジオ・セラピスト専門誌などメディアへの出演も多数。ミスユニバースジャパン2014千葉大会審査員。
http://takahashimihoko.com
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