遊びや体験は、子どもの心を育みます。大人も、子どもと一緒に遊びながら子どもの成長をたくさん観察することができます。
このコラムでは、親子で楽しめる工作レシピをご紹介
作るだけではなく、飾ったり、贈ったりする楽しみもあるお洒落な工作を、「子どもの心を育む遊びのヒント」を主宰する黄野いづみさんに教えていただきます。
第1回目は、父の日にもおすすめの、キュートなカードの作り方を教えていただきました。
そして第2回目となるこの記事では、「ペーパークイリング」という紙のアートをご紹介します。
目次
立体的なペーパーアート「ペーパークイリング」
「ペーパークイリング」を聞いたことはありますか?
ペーパークイリングとは、細長い紙をクルクルと丸めて作る立体的なペーパーアートのこと。ペーパークイリングに必要なのは、幅5mm~7mmのクイリングペーパーですが、専用の紙がなくても、画用紙を細長くカットして代用可能です。また、クイリングスロットという紙を巻く専用の棒も使いますが、なくても爪楊枝で楽しめます。
今回は、ペーパークイリングで、夏にぴったりの、星のチャーム(ストラップ)を作ってみましょう。
用意するもの
・クイリングペーパー または、画用紙を5mm幅×30cmに切った紙
・クイリングスロット(紙を巻く専用の棒)※あれば。ない場合は爪楊枝で代用可能
・はさみ
・ボンド
・水性ニス
・ニスを塗る刷毛
・根付けストラップ ※100円ショップで購入できます。
ペーパークイリングで作る星のストラップ
1. クイリングペーパーを用意します。専用の紙がない場合は、画用紙を5mm×30cmに切って準備します。
2. クイリングスロットと呼ばれる、先が割れた細い棒があればそれを使用しますが、ない場合は爪楊枝を使いましょう。
爪楊枝のとがっていない先端を少しカットし、縦に切れ目を入れます。
お子様と一緒に作業される際は、大人がお手伝いして、手を切らないように十分注意してください。
3. スロットまたは爪楊枝の切れ目にクイリングペーパーの端をはさみ、クルクルと巻き付けます。
4. スロットを外し、ペーパーの端をボンドでとめます。
5. 同じものを5つ作ります。できるだけ、サイズを揃えるようにします。
6. 指で優しく上下を押さえ、両端をとがらせます。
7. 90度回転させ、とがらせた部分を上下にし、上下を優しく押さえ、ひし形に整えます。
8. 5つのひし形のパーツを組み合わせます。接する面はボンドでとめます。
9. 星の完成です。
10. チャームとして使用するためには強度が必要です。全体に水性ニスを塗って乾かします。
11. 根付けストラップを取り付けます。
12. ペーパークイリングの星のチャームが完成です!
今回は、チャームに仕上げましたが、ペーパークイリングは、カードに貼ったりギフトに添えたり、フォトフレームに貼って飾ったりと、様々な楽しみ方があります。簡単でありながら、自由な発想で作品が作れるので、ぜひ、お子様と一緒にお試しください。
黄野 いづみ
「子どもの心を育む遊びのヒント」主宰/ピープルビヨンド株式会社取締役
16歳で単身アメリカへ留学。大学卒業後はシアトルのテレビ局や日系メディア会社にてインターンとなる。帰国後、出版社で企画編集ライターとして活動。10年間の出版社勤務を経て独立し、キアノ・インターナショナル株式会社(現ピープルビヨンド株式会社)を設立。「子どもの輝く未来のために、子どもの心を育み親子でHAPPYに!」をコンセプトに、心を育む遊びの提案や、グローバル時代を生きる子どものために、豊かな感性や表現力、発信力、人間力を育むプロジェクトに取り組んでいる。主宰する非公開Facebookグループ「子どもの心を育む遊びのヒント」には、現在11,000名以上のメンバーが参加中。
■ピープルビヨンド株式会社 https://www.peoplebeyond.jp/
■Facebookグループ「子どもの心を育む遊びのヒント」https://www.facebook.com/groups/kokohug/
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