「心地よい睡眠」から目覚めたときのスッキリ感は、何にも代え難いプライスレスなものでしょう。それは、赤ちゃんや子どもにとっても同様です。夜泣きカウンセラーの鈴木淳子さんに、「赤ちゃん・子どもの眠り」について教えていただくシリーズ。1回目では、よく眠れる赤ちゃん・子どもは身体がやわらかく、リラックスしていると教えていただきました。2回目では、よく眠れる赤ちゃん・子どもは身体があたたかいことを教えていただきました。最終回となる今回は、心地よい生活はよく眠れるということについて教えていただきます。
目次
機嫌の良い子はよく眠れる!?
夜泣きカウンセラーということで、たくさんの赤ちゃん・お子さんに会う機会を頂いていますが、赤ちゃん・お子さんの中にはご機嫌が良い子がいて、ご機嫌が良い子にはよく眠れる子が多いのです。
ご機嫌が良いと言っても、赤ちゃん・子どもなのでずっとニコニコ笑顔でいて、全然泣かない、ぐずらないという訳ではもちろんありません。泣くときは泣く、泣いたらお腹が空いて、おっぱいを飲んだら眠くなって眠る。泣くけれど長引かない、ご機嫌の悪さが長引かないとうことです。
心地よい生活を日々送れるようになると、赤ちゃん・子どもはご機嫌が良くなり、よく眠れるようになります。
我が子がスヤスヤと気持ちよくたくさん眠れるために
赤ちゃん・子どもにとって心地よい生活とは何か、日々の生活でできることをお伝えします。
1.毎日同じ生活リズムを
同じ時間と言っても1分違ったらダメと言うことではないですからご安心ください。30分~1時間くらいの範囲で大丈夫ですよ。毎日同じ生活リズムだと身体も生活リズムを覚えて習慣化するので、いつも寝る時間に眠くなるという状態になります。毎日同じ生活リズムが良いとはいえ、365日全て同じ生活リズムで過ごすのは難しいものです。1週間の7日間の中で5日くらいは同じ生活リズムで過ごせるように意識してみてください。基本となる生活リズムをママも赤ちゃん・子どもも習慣化していればイレギュラーな日があったとしてもダメージは少ないです。すぐに基本となる生活リズムに安心して戻ることができますよ。
2.あたたかいシンプルな遊び
お子さんと一緒にいるママも、日中はお仕事に行っているママも、毎日お子さんとどんな遊びをしていますか?
なかなか慌ただしい毎日ですが、ついついテレビ、DVD、スマホなどの出番も増えてしまいますよね。テレビ、DVD、スマホなどで遊ぶことが多いと、心地よくない疲労を赤ちゃん・子どもが感じてしまうことが多いようです。マッサージなどのスキンシップ、外遊び、お散歩、室内で積み木遊び、おままごと、絵本の読み聞かせ、このようなあたたかでシンプルな遊びが毎日の中にあると、赤ちゃん・子どもは心地よいと感じているようです。赤ちゃん・子どもが心地よく過ごせるように、遊びのバランスを考えて日々過ごしたいですね。
3.ママもご機嫌に
ワンオペ育児、仕事復帰、コロナの影響など、子育てをするママにとって大変だったり、心配になることってたくさんありますよね。我が子はもちろん可愛いけれど、自分に時間がなかったり、とっても大変なことも多いですよね。
赤ちゃん・子どものことを大切にしながら、ママ自身のことも大切にしてください。産後でホルモンバランスが乱れたり、仕事復帰と子育ての両立で本当に大変だったりしますが、ママも心地よい毎日を過ごせるように、一人で頑張り過ぎず、パパや家族、公共や民間の子育て支援にサポートしてもらいましょうね。
鈴木 淳子
夜泣きカウンセラー、保育士、三児の母赤ちゃんの眠りのお悩みに、夜泣きカウンセラーとして専門的に関わるようになって10年、関わらせて頂いたママ&ベビーはのべ5000人。夜泣きカウンセラー10年の経験を基に作られた夜泣きメソッドを活用し・赤ちゃんの夜泣きが改善に向かい眠り力を育むこと・ママの子育てが楽になり子育てが楽しいと思えることを大切にしてママと赤ちゃんの笑顔あふれるお手伝いをさせて頂いています。