いよいよ7月。夏本番。海やプール、旅行など夏休みは屋外のレジャーが楽しみですね!反面、長時間屋外で過ごすことが増えると、普段よりも多くの紫外線を浴びてしまいます。日焼け後のお肌のダメージを放っておくと、回復に時間がかかったり、老化につながりやすくなりますので、早めにリセットをしましょう。
第1回目のコラム:「光老化」に要注意! 紫外線の効果的な対策方法
第2回目のコラム:「仕込み」と「お直し」テクニック!
第3回目のコラム:外見で損してない!? 今日から使える好印象メイクのポイント
目次
紫外線によるお肌の影響と対策
紫外線を浴びた後のお肌とお手入れ方法をご紹介していきましょう。紫外線を浴びると、お肌はダメージをうけます。
ほてり、炎症、乾燥
日焼け後のお肌でまずするべきことは冷やすことです。特に赤くほてりや炎症が起きている場合は軽い火傷状態です。そして水分も奪われています。まずは刺激を与えないように、冷たいタオルをそっと置いて冷やしましょう。氷や保冷剤を使う場合は直ではなく柔らかなタオルなどで包んで使用しましょう。
また、消炎効果のあるお化粧品を使うのも効果的です。特にお顔の場合は、美白効果のあるアイテムがおススメです。元々美容液がマスクに浸されているシートマスクや、たっぷりのお化粧水をふくませると開くローションマスク(コットンで代用しても)なども良いでしょう。紫外線や熱で奪われた水分を補うのにも!一石二鳥です。
※お化粧水がつけられないほど痛みがあったり、ひどい症状の場合は、早めに皮膚科へご相談を。
メラニン色素
紫外線を浴びるとお肌は細胞を守ろうとしてメラニン色素を作り出します。メラニン色素は、肌にフィルターをつくり、紫外線を吸収し、大切な細胞(特に核の中のDNA)のダメージを防ぐ役割をしています。そのフィルターが【日焼け】と、なります。
お肌の色が濃くなるのは、濃くなった分だけ紫外線からのダメージを防いだ結果、ということです。日焼けをそのままにしておくと新陳代謝(ターンオーバー)のサイクルの中で自然に垢と一緒に排出されますが、ダメージを受けすぎたり、加齢などでサイクルが乱れると、排出されずに残ります。「去年の水着の跡がまだ残っている……」という方、いらっしゃいませんか? また、一度作り出されたメラニン色素は、紫外線を浴びるほどにどんどん濃くなり、シミの原因にもますので、毎日のスキンケアでサイクルを整え、滞らせないようにしましょう。
そしてそもそも、メラニンを作り出さないように、メラニン色素生成抑制する対策も同時にしていきましょう。対策としてはまず毎日の美白ケアとUVケアが大前提です。日焼け止めクリームをマメに塗り直して、それでも防ぎきれず影響が出てしまった場合はその後72時間が勝負です!これは、紫外線を浴びてからシミの元となるメラニン色素が形成されるまでの時間と言われています。この72時間は、「美白の極め時」です!!ホワイトニング効果のある美容液やシートマスクなどで集中ケアを徹底しましょう!
また、こういう時に備えて普段のスキンケアもとても大切です日々のケアでお肌を健やかに保ち、肌体力があると、ダメージをうけても回復しやすくなります。
特に重要なのはクレンジングです。そもそも汚れが取れていなければ、お手入れの効果も出にくくなります。まずはクレンジングで、皮脂、ファンデーションや日焼け止めクリームなどの汚れをしっかりと落としてからお手入れをしましょう。
人によっては、「日焼けしない、赤くなる」という方もいらっしゃると思います。
これは、遺伝的な要素で元々のメラニンを生成する量に差があるためです。
メラニンの生成量が元々少ない方は、紫外線によるダメージを受けやすくなるため、よりしっかりUV対策をされることをオススメします。
活性酸素の発生
活性酸素は細胞のサビと呼ばれています。紫外線を浴びると、活性酸素が発生してしまい、シミの元になるメラニンの生成を助長したり、細胞のダメージやくすみ、などのお肌の老化を引き起こします。
ちなみに活性酸素は紫外線の他にストレスやタバコの煙、排気ガスなどによっても引き起こされ、お肌以外にも発生し老化や病気などを引き起こす原因にもなります。
活性酸素の発生を防ぐには、抗酸化のケア、お肌ならば、ホワイトニングの美容液などが効果的です。
仲松 智子
「メイクの扉」代表/「ミラクルペイント」メーカー公認フェイスペインター。【日常を極上に変える大人のナチュラルメイク】のレッスン教室「メイクの扉」の代表。これまでのべ約2万人のお客様へ施術を行っている。また、「ミラクルペイント」公認フェイスペインターとしても、イベントなどで活躍中。
■メイクの扉
http://makenotobira.com
■「輝く人の生き方とは?」のコーナーでもご紹介。
https://media.hoken-clinic.com/interview/2891/