活動は多岐にわたっていても「同じことをしている」意識、信念はひとつ/坂口裕子さん(NPO法人代表)

坂口裕子さん ライフスタイル

兵庫県にお住まいで、NPO法人代表、ヨガ・ピラティスインストラクター、サロン運営者、各種ワークショップ講師等多岐にわたってご活躍の坂口 裕子さん。彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。

坂口 裕子(さかぐち ゆうこ)さん
兵庫県在住。ゆうゆうYOGA主宰、ヨガ・ピラティスインストラクター、リンパトリートメントサロン “you”運営、NPO法人 a little 代表、酵素ジュース、バースレビューの会、パートナーシップ講座他各種ワークショップ講師として多岐にわたってご活躍中。夫、お二人のお子さん(長女5歳、長男1歳)の4人家族。

NPO法人 a little ホームページ

「いろんなことをしている」けれど、その信念は共通

よく「いろんなことをしているね」と言われますが、私の中ではすべて同じことをしているつもりです。 現在は、NPO法人 a little 代表を務めています。

NPO法人 a little

5年前に「誰も傷つけない、環境に優しい、トップダウンではなく全員が主役の、何より私たちがワクワクできることで、社会に役立つことで新しい仕事を作ろう!」と“何をする”のではなく、集まったメンバー(当時、女性10人くらい)で“何ができる”のか話し合い、活動をスタートさせました。

集まったメンバーは、それぞれの生きてきた過程で様々な社会問題に意識を向けてきていました。その中でも《食の安全》というのが一番の共通点だったこと、自分たちの子どもが小さかったときにはなかった「子連れで安心して過ごせるcafeをやってみたい!」という想いから、2015年12月3日にはじめて、1日だけですが、「a littleオーガニックcafe」を開催しました。

それからは、講座やおしゃべり会、オーロラ上映会、0才からのコンサート、よるごはん会などを企画し、 現在は会員同士の助け合いとしての家事サポートや産後家庭へのボランティア訪問、パートナーシップ講座などに力を入れています。

会員数は100名、2019年9月には「NPO法人」の認定を受けました。

「自分探しの期間」を経てたどり着いたのは、自分を主役に生きること

インストラクターになるまでは、a little とは別の2つ(障がい者の自立生活センター介助員、チャリティショップ運営)のNPOで仕事をしていました。今も変わらないのですが、社会の役に立つことをしたいという気持ちが強くて「~しなければ、~の方が良い」という考えに縛られていたので、いくら社会の役に立つ事業に携わってもどこか空虚感が拭えずにきました。 30歳を前に一念発起して全て辞めて、無職の状態で1年ほど過ごしました。自分探しです。

目的は、自分が楽しいと思うことだけをするためです。誰かのためではなく、まず自分がワクワクできることを思い切りしてみようと思っていました。ドキュメンタリー映画「ガイアシンフォニー」の影響を大きく受けていたと思います。自分の好きなことをとことん突き詰めたプロフェッショナル達が、突き詰めたことで社会の役に立つという姿を観て、私もそんな風に生きよう! 自分を主役にして生きていこう! と考えました。

そこからの道のりは簡単ではなかったのですが、「自分の気持ちを大切にして生きる=仕事する」と決めていたので、迷いはありませんでした。ヨガを始めたころは、子どもの頃から持ち合わせた頚椎症のせいでしんどいカラダの私にとっては気持ちいいものではありませんでした。ヨガをするとめまいがひどくて、次の日は筋肉痛で動けないほどでしたが、続ければ何かが変わると感じていました。半年ほどいろんな教室に通い毎日ヨガをしているうちに、コントロールできるようになっていくのが楽しくなり気持ちいいと感じれるようになり、同時に教え始めました。

子どもができてからは特に子育てがキャリアになり、独身の時には目がいかなかった、ベビーマッサージや子連れヨガクラスと広がりができました。出産を通して、産前産後の女性のカラダとココロに寄り添うことが必要だと知り、バースレビューの会や、パートナーシップの大切さなどを伝える講座をしています。

また5年前にa littleの仲間と出会い、女性としての生き方もはっきりと意識するようになりました。自分が女性であるという特性を生かしてつながっていくことにクワクしています。女性が長い人生の中のどのステージに立っても自分らしく生きていくことができるよう、私たちができることは何か? 自分たちの経験を持ちより、助け合うことで形になってきました。学びの場、集いの場、家事サポートと3つの柱で進めています。

自分らしい生き方を模索はじめて12年、やっと自分の時間、家族の時間、仲間との時間、どれも楽しみたいのでバランスを考えながら生活しています。

坂口裕子さんと仲間

仲間の大切さ、ありがたさに気づいた時「いろんなことをしている」けれど、その信念は共通

インストラクターとして働くのも楽しいですが、フリーなので孤独を感じることもありました。仲間と出会いNPOを作り活動していくうちに一人では浮かばない豊かな発想が生まれます。可能性も何倍と膨らみます。今までの仕事にも刺激を与えてくれます。 ‘女性が人生のどのステージに立っても自分らしく生きられる社会をつくろう‘を合言葉に様々なメンバーと共に活動していますが、私自身が当事者として自分を主役にして生きていくために必要な活動です。

仲間たちが活動を通してエンパワーメントしていると感じた時や、今はまだない新しい概念や仕組みを創り出していくことができていると実感できる瞬間は、最高ですね。そのために、ミーティングを重ねて活動がぶれないように確認し合い、一人ひとりの背景に寄り添いながらスピードではなく過程を大切にしています。

頭を空っぽにして、脳もリフレッシュ

多動性や衝動性があるので、整えた家でゆっくり過ごし、頭を働かせない時間を取ることを意識しています。ヨガのレッスンを受けに行き、頭を空っぽにしてリードされるままに身体を動かすこと。ファスティングをすること。FacebookなどSNSに日々のことを投稿して、自分の思いを言葉に変換する作業をすることで、ふりかえりをしながら生活をすること。これらが、私のストレス発散、リフレッシュ方法です。

それから、自分の気持ちにうそをつかないように日々を過ごすことと、毎日の足首回し、ならびに朝晩の骨盤呼吸、これらは、私の健康維持法です。まだ頚椎症はある状態なので、良い姿勢を保つことで首に負担をかけないように気をつけています。呼吸=瞑想の時間を取り、脳をリフレッシュさせています。

坂口裕子さんピラティスの風景

目の前にいる人や物を大切にすること

a littleができて5年が経ちますが、この9月にNPO法人になったばかりなので信頼を深め行政や企業と共同事業を作っていきたいと思っています。そして、初心忘るべからず。目の前にいる人や物を大切に生きていきたいです。

坂口裕子さんストレッチ指導