食を通して世界を平和に!/本道佳子さん(フードアクティビスト)

輝く人の生き方とは?

千葉県にお住まいでフードアクティビストとして活動されている本道佳子さん。彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。

本道佳子さん
フードアクティビスト
■本道佳子ホームページ
http://www.hondo-yoshiko.tokyo/

新型コロナ自宅や療養施設でも保険金・給付金は請求できる
新型コロナで入院

フードアクティビストとして、食の未来を考える

現在、フードアクティビストとして、“食を使って世界を平和に導くこと”を考えながら活動しています。「来年で40年、料理をしている!」と、気付きました。美味しいをこえた世界!何を食べたか、栄養は、健康は!その先は、慈しみあいながら、繋がりを実感できる食卓の創造、そこへの仕掛けを作るのが私の仕事です。

人生で楽しいと思うのは、「人の再主導スイッチが、入った瞬間目撃した時」。人は、一口ものを食べた時に、目の奥に、一瞬、ピカっと光る瞬間があります。それを目撃するのが、私の長い間、そして毎回、食に携わる最大の喜びです。

人は、食べたもので、できていて、食べたものになる

安心して、心の重荷を、そこに、ふっとおいて、又は、たくさんの鎧や、戦う剣も、どこかに預けて、食べられる、普通の食事。それをあえてシェフが作るのです。それも、和ビーガン、あえて菜食で。

そこに今の、私の楽しみがあります。
毎日家で食べるご飯の見本となればと、思っています。

人は、食べたもので、できていて、食べたものになると言います。日本人本来の、優しい人をつくってきたのは、長い間の菜食料理だったのではないでしょうか。日本人が、昔から食べてきた食べ方が、世界基準、健康で、長生きして、死んでいく時すら安心できる━そういう食べ方や食べ物を作っていきたいと思うし、事実作っています。

私は、和ビーガン料理人として、毎回、その時、食べてくださる方に対して何をおつくりするかを決めています。そうすることで、食べてくれた方が元気になるのを、毎回目撃しています。

料理を通して人々を元気にするために大切だと思っているのは、料理以外の時間をたくさんつくること。また、自分自身を空にすること(お腹を空にすること)も重要だと思っています。空間ができると、考えがさらに前向きになります。お腹いっぱい食べない日をつくることも心がけています。肉、魚、卵、動物性のものを食べない日を、まずは、週に一回、一食から始めてみる(ミートフリーマンデー)のも良いと思います。

ネガティブなことは考えずに!

ストレスが溜まったら、とにかく寝ること! 寝るのは特技だと言っても良いでしょう。また、ネガティブなことは、考えない。不安、心配を、自分から遠ざける。どんな時もポジティブに考える。ということは、自分自身健康でいるために欠かせないと思っています。

これから挑戦したいと思っているのは、ロングテーブル(平和の食卓)を、世界中で、開催すること。
人種も宗教も越えて、同じ食卓を囲み、みんなと美味しいものを食べながら、それぞれの文化を食から分かち合う。そうすれば、私たちは、同じ地球で今を生きている友!と、認識できるのではないでしょうか。政治ではまだ解決できない問題も、同じもの楽しく食べるだけで、友が増える、困った時も寂しい時も、友を思い浮かべたら戦いなどできない。だから、そんな平和の食卓を仕掛けたいと考えています。

私の予想では、将来、健康で、楽しく生きる人が増えて平均寿命も大幅に伸びた中で、私もイキイキ動いているように思います。ですから、自分が今までしてきた事を、若い世代の方に伝え共有し、その先人の知識経験を、利用できるところは利用してもらい、さらに楽しく生きていけるチームをつくりたいと思っています。

日本人、アメリカ人、中国人とか、国単位の人種分けではなくて、地球人という一つのグループ、家族、のように私たちの意識がなるはずです。アジアの日本という地域に住む人として、私たちの地域の食を、他の地域に住む人たちに、食べていただけたらと考えます。
これから先も、若い人たちと一緒に、楽しく生き抜きたいと思います。

教育資金バナー