兵庫県にお住いの桑原あずささん。3人のお子さんのママでもある彼女が毎日、イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。
桑原あずさ(くわばら あずさ)さん
兵庫県西宮市在住。夫、長女14歳 次女10歳 長男5歳 セキセイインコのマメちゃんの5人家族。
a.s.(academysharing)アズ代表。
講師業・MC/ラジオパーソナリティ業・子育て支援事業の3本柱でお仕事を展開中。
また、ママそら関西支部代表としても活動し、地域のママたちに寄り添い子育て支援活動も行っている。
目次
「子育て支援」「講師」「MC」3つの柱で活動中
2人目を出産後、ベビーマッサージの教室に通い始めたことをきっかけに、保育士10年の経験を活かし、親子教室を開くことからスタート。その後、講師業、MC業へ広がり、今があります。
一度にたくさんの人と関わる機会の多い仕事であるからこそ、そこにいる一人ひとりのことを想い、活動をしています。
親子教室でお話したママのお声、ご要望から、整理整頓術、子連れで学べるマナーセミナーへと講師活動の幅も広がりました。「ニーズがあるからお応えしていく」の繰り返しで今があり、その現状や周りの方々に感謝しています。
私の活動を大きく分けると3つ。
1つ目は、子育て支援(応援)事業。
親子教室(ベビーマッサージ、スキンケア、コミュニケーションレッスンなど)、イベント主催(様々な講師、プロのアーティストとの協同セミナーやイベント開催)、チャリティコンサート主宰(毎年60名以上の来場者のコンサートを主宰しています。10年継続)、株式会社ママそら ママそら関西支部代表(※1)、行政の復職支援セミナーの企画運営・親子のコミュニティ運営などを行っています。
2つ目は講師事業。
ベビーマッサージセラピスト養成講座(日本マタニティセラピスト協会理事 ※2)、ライフコーデイネーター養成講座りぶそる(レディースライフラインサポー協会 ※3)で講師として教えています。また、コミュニケーションマナー(企業向け 教育機関、学校向け、病院の職員向け、親子向け 女性・主婦向けに、人と人との関わり合いのマナーレッスンを提供)をお伝えしたり、ワークライフバランスをテーマとしたセミナーで、これまでのボランティア活動の経験も活かしつつ今のリアルな子育て生活をお伝えしながら、働く女性や母親に向けて、家の中の導線づくりや、家事時短の工夫、子どもとの絆づくりについてお話ししています。
3つ目はMC事業。
ラジオ大阪OBC AM1314 FM919「桑原あずさのaslife」(土曜7時15分~45分)、インターネットfmGIGラジオ ツナガリッちょスタジオ「ありのままアズのまま」(月曜13時~13時半)のパーソナリティや、イベントMC、ブライダルMC・婚活パーティMCなども行っております。
その他、イベントの企画や運営、企業、行政からの委託事業など、幅広く、私らしく活躍できる現場を楽しみながら、活動しています。
仕事で大切にしていること
仕事をする上で、大切にしていくことがいくつかあります。
・どこで 誰とやるか
・きっかけやご縁をいただいた人への感謝を忘れない
・やりたいかやりたくないかは自分で決める
・共に仕事をしている人のよいところを見つける
・できなかったこと、ミス、クレームこそ速やかに対処する。
・過去に自分がお世話になった人を否定しない
・一時的な感情論は自他共にまずは全て受け入れ、解決や決断は客観的に、論理性を忘れない
現在は、様々な事業をチーム体制で進めています。少人数チームから大勢のチームまで様々ですが、約10チームに携わっています。
講師やMCは、単独プレイの仕事と思われがちですが、一人だけでできることはほとんどないと考えます。それぞれの仕事の中で役割があり、人とのやり取りがあります。ロボットのように業務だけをこなすものではない良さがある分、多くの感情がぶつかり合う中でのやりとりは、1歩進んで2歩下がるの積み重ねです。
仲間と切磋琢磨して仕事を作り出し、それが思い通りに実現できたとき、やり遂げたとき、信頼関係が深まり共に喜び合える感情が何よりの自分へのギフトだと思っています。
チームには去る人、来る人も勿論あります。それぞれの人生があり、最後は自分が決めて進むこと、どの人のどの選択も尊重しながら、「どこで、誰と やりたいことをやるか」を大切にしています。
忙しい中でも家族とのコミュニケーションは大切にしています!
起業して10年となりますが、振り返ってみると家族がはじめから理解を示してくれたわけではありませんでした。結婚当初から、「私は家で過ごす」と夫と約束していましたが、数年間専業主婦をして、「やっぱり自分は仕事をしている方が好き」と気づきました。私のこの10年の生活スタイルの変化についてこれず、夫とは何度も話し合いを重ねてきました。
今関わる仕事が自分がどれだけやりたいことなのか、家族も大切にしたいことへの想いなども話し、理解してもらえるよう努力してきました。
ママが仕事をしていることが理由で、居心地の悪い、話しづらい家庭にしないこと。
平日は夫の手助けが皆無のワンオペ育児の中で、子どもたちの成長と共に自分のことを自分でできる人に育ってほしい。(=ママの家事負担も軽減します)
そんな想いで、家の中の環境づくりや、一緒に暮らす人への思いやりを子どもたちと一緒に沢山話し、共有しながら生活しています。
今では、中学生の長女と小学5年生の次女の3人で、月に一度『親子会議』の時間を作っています。日々の食事の時に話す内容とは違って、「会議」と名付けると子どもたちも自分で管理しているスケジュール帳やカレンダーを持ってきて、意識したお話会ができます。
それぞれのスケジュールをシェアし合ったり、学校でのこと、友達とのことなどを話したり、家の中で改善したいことなどの話をしています。5歳の末息子の生活の中での必要な手助けの内容や、家事の分担など、色々な話ができるようになりました
そのことで、今まで以上にママを応援してくれるようになりました。
「ママが仕事をしているところがかっこいい」「仕事の話をしているときのママがキラキラしている」「ママがんばって!」など、沢山エールをくれるようになり、そんな子どもたちの声や姿を見て、夫がこの1年で、随分私へ求めることが変わってきたように感じています。週末の子どものお稽古の送迎や、屋外での活動、あそびなど、とても積極的に関わってくれています。平日朝から夜遅くまで仕事で缶詰の生活の中、週末ここまで協力してくれるようになり、感謝しています。
ストレス解消方法とリラックス方法は
3人の子育てと仕事の両立、忙しい日々で疲れやストレスはもちろん溜まります。
仕事で提出物の期限が迫っていたり、覚えなくてはならない言葉が沢山あったり、課題や問題がのしかかってきた時、大変な時にあえて家の中の片付けをすることがあります。押し入れのモノの整理整頓をしたり、タンスの中のモノを全部出して整理をするのです。
整理整頓は、必要なものと必要でないものを区別する作業。これを無心でし、すっきりすることができると、仕事で息詰まったりアイデアが出てこないときに、ふっと心に余裕ができて、選択肢が増えたり、決めかねていたことが見えてくることがあります。
また、疲れた時はアロマで香りの空間を作り、リフレッシュ!専門知識は深くはないのですが、好きな香りは沢山あります。本能のままにその時、囲まれたい香りで癒されています。
お風呂も好きで、なかなか長い時間は作れませんが、短い時間で1日に2回、3回入浴しています。
週末は家族揃っての食事。その時間が楽しみ
独身の一人暮らしの時代や、結婚して子どもができるまでは、本当に好き勝手な食生活を送っていました。
子どもができてからは「健康で丈夫な子に!」という責任感や使命感?!を持つようになり、栄養面を考えて料理をするようになりました。
できるだけ、手作りの食事を作り、旬の野菜や果物、出来立ての食事が食卓に並べるように心がけています。仕事で余裕がない時は、無理はしません。時には、外食や、テイクアウトにも頼っています。
健康は、身体だけではなく心も健康に。家族全員が心身共に健やかに過ごせるよう、そこにはどんなモノを、どんなふうにいただくか。毎日の食事の在り方を大切にしています。
2019年は自己啓発にも力を入れようと目標を立てました!
先にお話しした私の活動の3本柱はどれも言葉で伝える仕事が大半です。もっと分かりやすく、聴きとりやすい話し方ができるように、発声や滑舌などについて今年は深く学ぼうと思っています。
そして、何年も先のことになると思いますが、子どもたちが大きくなったら、世界を旅しながら仕事がしたいです。
そんな夢を描きながら、今担っている役割・お仕事をこれからも精一杯こなしていきたいと思います。
※1)ママそら関西支部…株式会社ママそら(本社東京) 日本全国の母親を中心に2万人のコミュニティを持つ会社。企業や行政と共に母親目線の商品開発、販売販促や、女性の就労支援等幅広く活動している。ソーシャルメディア
※2)日本マタニティセラピスト協会…産前産後の母親のケアと産後の乳幼児親子の心身のケア、コミュニケーションをセラピストが広げている協会
※3)レディースライフラインサポート協会…家やオフィスなど住まい、空間にまつわることを女性目線でサポートする協会