職場復帰シーズン到来。 扶養内で働く? 子どもの病気の時はどうする? 共働きの家計管理は?

職場復帰ママ 暮らしとお金のヒント

春は再就職や職場復帰をする方が多い時期。またお子さんの成長に合わせ、これから再就職を考える方も増えるタイミングです。

この記事では、これから働きたいママや、職場復帰するママに向けて、キャリアの考え方や職場復帰に向けて、扶養内で働く? 子どもの病気の時はどうする? 共働きの家計管理は?という問題について、どのように解決していけばよいかわかるように解説しています。

 

目次

扶養内で働く? 目先の損得にとらわれないキャリアの考え方と自分らしい働き方とは

フルタイムで働く、パートタイムで働く、専業主婦で家事・育児に専念する━
共働きが増えてきたとはいえ、まだまだ女性が複数の役割を担うことが多いのが現状です。

子どもの隣で働くママ

ワークライフバランスを意識して、働き方については悩みが多いですよね。

「扶養内で働くかどうか?」は、働き方を選択する際の判断基準の1つです。社会保険の扶養基準、社会保険の被扶養者に該当する条件は、被保険者により主として生計を維持されていること、及び次のいずれにも該当した場合です。

 

扶養内で働く条件

・収入要件
年間収入130万円未満(60歳以上又は障害者の場合は、年間収入180万円未満)かつ
同居の場合 収入が扶養者(被保険者)の収入の半分未満
別居の場合 収入が扶養者(被保険者)からの仕送り額未満

・同一世帯の条件
配偶者、直系尊属、子、孫、兄弟姉妹以外の3親等内の親族は同一世帯でなければなりません。
ただし、「扶養内で働くことが損か得か」にこだわりすぎると、本来自分が大切にしたいものを見失う可能性があります。
さらなる厚生年金の適用拡大など、扶養の仕組みそのものが今後もさらに変化します。

そういった社会の流れを読み、制度の正しい知識を持つことももちろん大切です。
けれど、制度ありきで自分の働き方を決めるのではなく、「どんな人生を送りたいのか」「人生で何を大切にしたいのか」といった長期的・俯瞰的な視点で自分自身のキャリアを見直し、プランニングすることが今後何より大切になってくるのではないでしょうか。

自分で考え、自分で働き方を決めることが、私たちの人生満足度を高めるはずです。

▼詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

扶養内で働く? 目先の損得にとらわれないキャリアの考え方と自分らしい働き方とは【暮らしとお金のヒント】

 

職場復帰して、子どもが病気の時はどうする!?

再就職・育休復帰を決めた際に、小さなお子さんがいるご家庭では、子どもが病気の時はどうしたら良いのか不安になることも少なくありません。
37.5度以上の熱が出ると、「お迎えに来てください」という電話がかかってきて、仕事を切り上げてお迎えに行くか、誰かにお迎えを頼むかなどの対応が求められます。熱がなくても、嘔吐、下痢などの場合にも、保育園から連絡が入ります。

熱が出ている子ども

気になる頻度ですが、「1週間のうち1日は、お迎えの電話がかかってくる」くらいの心づもりをしておきましょう。熱が出やすい子、咳が出やすい子、など、症状は子どもによっても異なりますが、共に働く職場の同僚に、8月くらいまでの間、1週間に1日くらいは、子どもの体調不良で早く帰る、あるいは休む可能性があることを、あらかじめ知らせておくと、仕事の計画も立てやすくなります。

これくらいの熱で電話がかかってくるなんて……とか、今大事な時期なのに……等、仕事の事情はいろいろあるでしょう。だから、パートナーや、サポートしてくれる人たちと、子どもの急な体調不良に備えて、病児保育の利用も含め、誰がどのように対応するかを相談しておきましょう。

▼詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

育児休暇から復帰する極意。復帰前に知っておくべきこととは?<育児休暇からの復帰に備えて vol.1>

 

職場復帰のタイミングで考えたい共働き家庭の家計管理について お互いの不安や不満を減らすためには!?

結婚・出産・転職、家計管理について見直すタイミングはいくつかありますが、職場復帰のタイミングもその1つです。

お互いに不安や不満を持ち始めてからだと、話がうまく進まないこともあります。
今特に不満がなくても、ライフスタイル・ライフステージが変わるタイミングで、家計管理を見直す習慣をつけておくといいでしょう。

共働き家庭の家計管理は大きくわけて3つあります。

負担分担パターン
それぞれが支出の負担を分担するパターンです。
夫は20万円で妻は15万円、といったように「金額」を決める場合と、住居費などの固定費は夫で、食費などの変動費は妻、といったように「費目」で決める場合とにわけられます。

収入合算パターン
夫婦それぞれの収入を合算して、1つの財布として家計を考えるパターンです。

片方残額貯蓄パターン
どちらか一方の収入だけで家計をやりくりし、もう一方の収入は全額貯蓄するパターンです。

それぞれにメリット・デメリットはあるので、ご夫婦で譲れないものやある程度は妥協できるものを話し合い、わが家に合う方法を見つけましょう。

▼詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

共働き家庭の家計管理

共働き家庭の家計管理はどうしてる? お互いの不安・不満を減らすコツとは【暮らしとお金のヒント】

 

【まとめ】キャリアの考え方や職場復帰に向けての心構えなどをまとめました

共働きが当たり前になってきて、働き方も、夫婦間の役割や考え方も多様化している時代。
選択肢が増える分、迷ったり不安になったりすることもありますよね。
たとえ選択した道が間違ったとしても、後悔しない方法は「自分で決めること」。
働き方や家族のあり方について、様々な事例を参考にしながら、自分と家族が幸せになる方法を自分で選ぶことが大切です。

今回はこれから働きたいママや、職場復帰するママに向けて、キャリアの考え方や職場復帰に向けての心構えなどをまとめましたが、暮らしとお金のライフマガジンH-Styleではこの他にも暮らしに役立つ情報や自分らしく働く方のインタビュー記事など掲載していますので、併せて参考にしていただければ嬉しいです。

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