ようやく関東1都3県でも緊急事態宣言が解除されましたが、気がつけば年度末。確定申告をはじめ、年度末のあれやこれやに忙しくされている方も多いことでしょう。とは言え、コロナに翻弄され始めた2020年3月に比べると分かってきたこともいろいろとあり、いくらか計画的な行動を取ることができるかもしれません。
昨年の年度末よりは、わずかながらも「落ち着いて」考えることができる2020年度末だからこそ、新年度を迎えるにあたって今一度、家計を見直してみるのはいかがでしょうか。今日は、今の時期にやっておきたい家計の見直しについて、まとめて確認しておきましょう。
目次
マネープランを作ろう
新年度と言えば、生活においても様々な転機が訪れる時期。例えば、ご主人様が単身赴任でもうすぐ家を離れる、お子様が進学を機にひとり暮らしをはじめる、などが挙げられるでしょう。しかしながら、ただ引越しをすればいいというわけではなく、新生活の準備をすすめる上では「先立つもの」、すなわちお金が必要です。
人生における三大事業と言えば「教育資金(子の自立に必要な知識を得る事業)」、「住宅資金(家族が安心して暮らせる場づくり事業)」、「老後資金(退職後のくらしの基盤を作る事業)」。この三大事業をしっかり頭に入れておけば、専門家でなくてもマネープランを作ることはできます。大きな紙に家族それぞれの年齢を並べて書いて、1年後、2年後、5年後……と紙面上にご家族全員がどんなふうに年を経ていくのか、その頃の暮らしぶりを思い描くところからはじめてみるといいかもしれません。
マネープランという未来予想図を描くには、将来の家族像や望む暮らしぶり(ライフプラン)を思い描くことが早道です。
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キャッシュレス決済の極意とは
ひと口に「キャッシュレス」と言っても、電子マネー、デビットカード、モバイルウォレット、クレジットカードといったように、さまざまな種類がありますが、とりわけコロナ禍においては「お金を触らないで良い」という点で使用する頻度が増えた方も多いのではないでしょうか。この機に、スマホ決済デビューを果たした方もいらっしゃることでしょう。
キャッシュレス決済の種類はどんどん豊富になっています。言い換えれば、選択肢がどんどん増えるなかで、自分に合った手段を選択するためには、それぞれの決済方法の特徴を理解しておくことが必要です。
ただし、現金を持ち歩かなくて良い、現金に触れなくて良い、というメリットの反面で「現金を使っている感覚が薄れてしまう」というデメリットがあります。つまり、「お金がないから買えない」という状況がほぼなくなる、イコール、「“今”実際にいくら使っているのか?」を把握しづらくなるといことです。
したがって、キャッシュレス決済とは上手く付き合うコツが必要だと言えるでしょう。
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超身近なところでは、財布の整理
『服装の乱れは心の乱れ』と言いますが、通帳記帳や財布の整理整とんは家計の現状把握に欠かせないステップです。それができていない人ほどお金が貯まらない家計になる傾向があると考えています。だからこそ、定期的に通帳記帳をしているかが気になります、財布の整とんをおすすめしたくなるわけです。
財布の中をキレイな状態に保つ習慣が身につくと、お金の出し入れが記憶に残りやすくなります。よって家計の現状把握もしやすい。ひいては家計のどこを見直せば支出カットできそうか見当がたちやすい。そうなってくると、家計改善の成功確率もグンと高まります。
つまり財布を起点として、家計収支の好循環が生まれやすいのです。
「お札や小銭の整理整とん」、「カード類の整理整とん」をして、自分の財布を整理してみましょう。
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オンラインセミナーの活用も
私たちの暮らしに、現在進行形でさまざまな混乱を起こしている新型コロナウィルス。それによって家計の収支のバランスが変わった方も多いのではないでしょうか。
●家計のバランスはどうすればいい?
●節約を続けるコツとは?
というギモンに多方面でご活躍中のファイナンシャルプランナー・畠中雅子先生が応えてくださっている動画があります。
コロナ禍だからこそ、このようなオンラインセミナーも活用するといいですね。誰でも視聴可能ですのでぜひ記事をチェックしてみてください。
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春こそ家計見直しのチャンスです
様々な動きがある新年度だからこそ、一緒に見直したいのが生活スタイルの変化に伴う家計支出。生命保険、自動車保険の特約、光熱費などは一見小さなポイントに思えますが、積もり積もれば大きな違いになってきます。できるところから実践!を心がけるためにも、年度の切り替えや家族の独立や同居、転職や転居などの節目で定期的に見直してみましょう。
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最後に
コロナが落ち着かない毎日ではありますが、今年も桜が開花したように季節は確実に移り変わり、月日は過ぎているのです。だからこそ、「コロナで何もできなかった…」ではなく、やるべきことはきっちりとやる!
「第四波の到来」への危機感とは常に隣り合わせでありながらも、必要な家計の見直しはしっかりとやっておきたいですね。