「大人中心の子育て」フランス式育児でママたちの悩みを解消!/レロ ちひろさん(フランス式育児アドバイザー)

ライフスタイル

神奈川県にお住まいで、フランス式育児アドバイザーとしてご活躍のレロ ちひろさん。彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。今夢中になっていること、おすすめのストレス解消法、健康のために意識していることなどを伺いました。

レロ ちひろ(れろ ちひろ)さん
沖縄県出身、神奈川県在住。フランスの一般的な育児法を日本の住宅事情にアレンジした「フランス式育児」のアドバイザーとしてご活躍中。フランス人の夫とお二人のお子さん(長女3歳、次女2歳)の4人家族。

フランス式育児 ホームページ

目次

日本の住宅事情に適応させた「フランス式育児」

「フランス式育児」とはフランスの思考(マインド)を取り入れてフランスの一般的な育児法を日本の住宅事情にアレンジしたものです。

日本の育児との大きな違いは、「子ども中心の子育て」とは180度真逆な「大人中心の子育て」です。つまり赤ちゃんと一緒に過ごすのは量ではなくて質が大切という考えです。そして多くの日本人が育児中に悩む寝かしつけや寝不足問題を実際に起きてから解決するのではなく、初めに両親が赤ちゃんの性質を学び理解してから子育てをすることで、赤ちゃんの悪癖を未然に防ぎます。

「寝かしつけ1分」がフランス式

フランス式育児では「寝かしつけ1分!」

セルフねんねができるようになり、また赤ちゃんが長時間睡眠をしてくれることでママ達にも休息する時間が生まれます。 私は「ママも赤ちゃんもハッピーで健康な生活を手に入れる」ためのオンライントレーニング指導を行っています。

更にこの「フランス式育児」では臨月から生後4か月目までの長期間をオンラインでサポートしますので、ママの体の変化によるマタニティブルーや産後鬱に陥らない為にお悩みを聞くことも大きな役目です。皆さんの住宅事情や家庭環境がそれぞれ違いますので、各家庭に合ったお悩みをアドバイスし、信頼関係を築けるように努めています。 この1年間で20名以上のママ達のお悩みを解決してきました。結果、約90%が寝かしつけから解放されて喜んで下さっています。

子どもは欲しいけれど子育てに不安な女性や一人目育児に苦労したママ、子どもがいてもバリバリ働きたい女性など、この「フランス式育児」を通して多くの輝く女性をたくさん増やしていきたいです。

原点は、生まれ育った環境にあり

私自身が皆さんのロールモデルになれるように、日頃から子育ても自分の時間も100%楽しむように心がけています!

大好きな家族、友人達と美味しい食事とお酒を楽しむ時間が人生で1番楽しいです。夫の国も食事とお酒を楽しむ文化なので共感できる部分も多く、たとえお互いに言葉が通じなくてもそれなりに楽しめます。

そもそも私の夫になる人の条件として私の父の飲み相手になってくれる人が必須でしたので、私の中ではお酒はかなりの重要ポイントでした。もちろん日頃の生活でもよく夫と一緒にお酒を楽しんでいます。また恵まれたことに、フランス帰省の際は毎回義父が驚く程の量のワインとチーズを用意してくれますので、一緒に飲むのも帰る楽しみの一つです。テーブルデコレーションや食器・グラスを統一し見栄えが良くなり更に気分を盛り上げてくれます。 最近はフランス人のパーティーを意識して、準備&片付けが楽でも美味しくて楽しめる工夫をしています。

私がこれを人生の楽しみだと感じるそもそもの原点は、生まれた環境が影響しています。実家は沖縄で家は祖母と同居のいわゆる長男家庭で育ちました。仏壇があるので冠婚葬祭では毎回必ず家に人が集まります。それに加え母がおもてなしをするのが好きなため、親族以外にもよく両親の友人や知人が集まっては、日付が変わるまでワイワイ騒いでいるのが日常でした。

笑ってストレス解消、食べるもので健康意識

リラックス法、ストレス解消法は、歯を全開にむき出しにして笑うことです!例えば、面白いテレビ番組を家族で観たり、娘たちとゲームをしたりなど、とにかく全力で笑うことが大切だと思っています。声に出して笑うことでストレス発散にもなり周りと共感し合えるので一層楽しくなります。でも一番のストレス解消は娘たちの笑顔をみることです。最高の癒しです。

もともと母が栄養士だったこともあり、幼い時から化学調味料無添加の食品・国産にこだわった食事を食べて育ちました。しかし高校卒業後に上京してからは親の監視の目がなくなり、反動からカップ麺やガム、添加物だらけのお菓子が衝動的に食べたくなり、体に悪いと分かっていながらも欲求が止まらず、一時はコンビニ食にはまっていた時期もあります。

食に対して意識が変わったのは子どもを出産してからです。特に子どもが初めて口にする離乳食を作ったときは、改めて食材の大切さを感じました。私の料理でこれからどんどん成長していく我が子の事を考えると、母が私にしてくれた食への大切さを私自身、母親になってからやっと初めて理解することができ、母の愛情も感じることができました。

もちろんレトルト食品や冷凍食品も頻繁に使用しますが、基本調味料は化学調味料無添加の物、体に良い自然の物を選ぶようにしています。 またスーパーで食品を選ぶ際は必ずラベルを見てから購入する癖がつきました。ちょっとお値段は高くなりますが、長い目でみて家族が健康でいられる方がメリットが大きいですし、食への関心も今まで以上に高くなりました。最近は母の手作りの発酵食品(味噌・塩麹)が手放せません!

「子育ては夫婦でする!」を当たり前にする

まだまだ子どもは欲しいので、一度はフランスでの出産を経験してみたいです! そのためには夫の理解と協力、そして生活面において下調べしなければいけないことが山の様にありますが、諦めずに挑戦したいと思います。

そして、いずれは夫にもビジネスに加わってもらい、「子育ては夫婦でするのが当たり前!」と宣言できる様にしたいですね。夫婦一体となって、日本の古い子育てを変えていき、「子育ても仕事も愛も全てを手に入れられる」社会になるように盛り上げていきたいです。併せて男性の育休普及促進にも関わっていきたいです。

教育資金バナー