街づくりを通してできること、したいこと(1)/長田新子さん(外郭団体の理事、会社経営、マーケター)

ライフスタイル

東京都にお住まいで渋谷区外郭団体の理事、会社経営(起業家)、マーケターとしてご活躍中の長田新子さん彼女が、毎日イキイキと暮らしている秘訣は何でしょうか。長田さんにお伺いしたお話に基づき、前編の今回は、長田さんのお仕事や今夢中になっていることについて、後編(次回)では長田さんおすすめのストレス解消法や健康のために意識していることについて、ご紹介します。

長田新子さん
渋谷区外郭団体の理事、会社経営(起業家)、マーケター
(代表的な肩書き)
(一社)渋谷未来デザイン 理事・事務局長
(一社)Metaverse Japan 代表理事
(一社)マーケターキャリア協会 理事
NEW KIDS株式会社 代表

■NEW KIDS株式会社 ホームページ
https://newkids.jp

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街づくり他、多岐にわたる活動をしています

私は、AT&T、ノキアにて通信・企業システムの営業、マーケティング及び広報責任者を経て2007年にレッドル・ジャパンに入社しました。コミュニケーション統括責任者及びマーケティング本部長(CMO)として10年半、エナジードリンクのカテゴリー確立及びブランド・製品を市場に浸透させるべく従事し、2017年に退社しました。

現在は、2018年から渋谷区にて設立された一般社団法人渋谷未来デザイン理事・事務局長として、街づくりの活動を通じて都市の多様な可能性をデザインするプロジェクト活動を推進しています。

同時に、NEW KIDS(株)代表としてマーケティング・PR関連のアドバイザーや講演活動、Web3時代のメタバース領域での業界のハブとなる団体を3月に立ち上げ、業界発展活動を行う(一社)Metaverse Japanの代表理事や、マーケターキャリア協会理事などを通じてマーケターのキャリア支援活動も積極的に行っています。

著書には『アスリート×ブランド 感動と興奮を分かち合うスポーツシーンのつくり方』(宣伝会議/2020年)、渋谷未来デザイン編・著書として『変わり続ける! シブヤ系まちづくり』(工作舎/2021年)があります。

外資系中心の勤務から、街づくりの実践へ

2018年から現在の渋谷未来デザインの仕事を始め、それから初めて街づくりの分野に入りました。

今までは外資系中心の企業勤務の経験しかなかったので、全く異なる分野でどうできるかなと思いつつも、逆に今まで自分が企業の立場だからこそできなかったことを、いろいろとチャレンジしてみたいという気持ちでこの立ち上げに関わりました。

コロナに直撃されながら、街が苦しむ様子も見ましたが、とにかく組織のスローガンが『THINK & ACTION』だったので、ただ言ってるだけじゃなくて、小さくても、なにかやる、実験してみる、ということを続けてきたら、だんだんと見えてくるものがありました。

それはまず、渋谷というのは皆さんにとって魅力的な街なんだなというのがあらためて感じられたことと、渋谷区という組織が、区長含めてオープンで、なにか新しいチャレンジに対して肯定的だということ。

皆さんにとって魅力的な街をより良くしていきたい、そのためのチャレンジをしたい、という気持ちをアクションに変えていくことが、我々の特徴でありやるべきことなのかなと思ってやってきました。

イメージや計画が形になる瞬間の喜び

自分が渋谷区民であること、渋谷区でずっと遊んできたり、会社も勤務地として働いてきたことであったり、もともとは横浜出身でありますが、それ以上にこの街には本当にお世話になってきました。そういうこともあり、今は社会やこの街に貢献したい気持ちもあり、街づくりの一員として主体的に取り組んでいます。

私が企業の側にいたときは、やっぱり企業やブランドの目線で、モノを売るとか、目先の業績に意識が向いていました。それが、この組織に来て、ガラッと考え方が変わったのです。やっぱり企業が社会のために何かをするというのが、すごく大事だなと痛感しました。

日々、様々な人のお話や実際の活動を目にすることが多く、そこから視野やネットワークが広がったことで、自分に関係あることだけでなく、社会の目線で繋がることからの偶発的な出会いや出来事が起こるようになった。そしてその出会いから、人をつないだり、プロジェクトを立ち上げたり、まさに自分がイメージしたことや計画したことが、形になる瞬間(アクションになる時)が嬉しいです。

全ての人が共通して取り組むべきウェルネス

とにかくあらゆることに興味を持ってみることと、話を聞いてみること、やってみることを大切にしています。ただ、ちょっと首を突っ込みすぎて、時間がないという状況に陥っています。やりたいことや知りたいことが多すぎて、もっと時間があったらいいなーと思う時もあります。

最近だと “Women’s Wellness Action from Shibuya (以下WWAs)”(https://womens-wellness-action.com)というプロジェクトを立ち上げましたが、まさにここは議員さんから企業、地元の方まで巻き込んで、“#女性の健康が世界を変える”というスローガンのもと女性が日々直面する女性特有の健康課題への認知を拡大し、解決のための行動を促進するべく活動しています。(参考記事:https://shibuya-shimbun.com/archives/954

ウェルネスということは、全ての人に共通して取り組むべきことだと思っています。そういう意味では、普段自分がいるコミュニティや領域を超えて繋がることができるし、みんなが健康について考え、女性特有の課題を知ってもらう、そして企業にも知ってもらうきっかけを作っていきたい…… 社会を変えていく仕組みを作るために立ち上げて3月から一気に動き出しています。知らなかったことを知ると誰かに伝えたくなるんです。でも、その「場」がない。だからその「場」を作って行っています。

後編では、私のストレス解消法や健康維持法についてお話したいと思います。

■後編はこちら
街づくりを通してできること、したいこと(2)/長田新子さん(外郭団体の理事、会社経営、マーケター)

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