2021年9月20日は敬老の日でしたね。
2020年の日本人の平均寿命は、男性 81.64歳・女性 87.74歳というように、一昔前に比べるとはるかに「長生き」の時代になってきています。「人生100年時代」と言われて久しい昨今、長生きできることはもちろん自身にとっても家族など周りの人たちにとっても嬉しいことではありますが、他方で「介護」などの側面についてもしっかり考え、備えておかなければいけません。
そこでこの記事では、長寿時代の今だからこそ「親」「介護」についてどう考えておくべきかをまとめて紹介いたします。ぜひ参考にしてください。
目次
人生100年時代の今だからこそ考えたい、親のこと、実家のこと
親離れをした後、どうしても実家に向かう頻度は少なくなってしまいます。そうすると、一緒に生活していれば気がついたかもしれない、遠方に住む親の体調の変化に疎くなり、ハッと気づいて病院へ親を連れていったときには認知症が進んでいた……というケースもよくあります。
たまにしか帰省できないからこそ、実家に行ったときはチャンスです!親の様子をよく観察してみましょう。ただし、もし親の言動にいやな変化を感じていたとしても、言い方には十分な気配りが必要です。
ストレートに親に受診を勧めるのではなく、親のプライドを傷つけないような言い方を心がけつつ伝えてみてください。
同時に、親世代が加入している介護保険の中身などについてもチェックしておくと良いでしょう。
▼詳しくは、この記事をご覧ください。
高齢者施設ってどんなところなの?
加入保険の内容確認とともに大切なのが、高齢者施設についてのリサーチ。
万が一、親が高齢者施設を利用することになった場合、「どんな施設があるのか」「どれくらいの費用がかかるのか」など、事前に調べることになりますよね。様々な施設の資料を取り寄せる前に、高齢者施設についての基礎知識を備えておくことは、大切です。
高齢者の急激な増加に合わせて介護制度も徐々に改正の手が加えられているため、「介護のお金」をきちんと検討しておく必要性は高まっています。自分や配偶者はもちろん、親の介護費用で窮する可能性もあるからです。
▼詳しくは、この記事をご覧ください。
食べて認知症予防!
元気で楽しい生活を送っていくために、できるだけ介護状態にならない心と身体を保っていくための手段のひとつとして、「お料理」があります。お料理で介護予防 認知症予防を実践していきましょう。
メニューを考えることで脳トレ!
例えば、栄養バランスを考えて、家族の好きなものを入れて、一人暮らしだけどせめてあと1品は必要かな?などなど。テレビのお料理番組やお料理アプリで情報を得て献立を考える。そして、必要なら買い物に行く。その時に買い忘れのないように買い物リストを作る。チラシを見てスーパーを選ぶ。出かける。
この普段の何気ない行動も脳トレになっているのです。そう考えると、おそらく多くの方が介護予防、認知症予防はばっちり!なのではないでしょうか。
夕飯に使う食材を準備する
夕飯を作るという作業を振り返ってみましょう。
計画を立てるとまではならなくても、3品作るとしたら何から調理するのか、順番を考える。
1品ごとに使う食材を出してまとめておく。
調味料を出しておく。
調理用具を出しておく。
などなど。
おそらく、普段からお料理をしている方は特に考えることもなく、「準備」や「段取り」をしていらっしゃるかと思います。それって、知らず知らずのうちに脳トレになっているのです。
▼詳しくは、この記事をご覧ください。
最後に
「老い」は誰にも止めることができません。誰にでも平等に、必ず来てしまうものです。
だからこそ、備えられるところはしっかり備える、防げることはしっかり防ぐ、などの方法が大切になってくるのです。
つい後回しにしてしまいそうな考え事ではありますが、チャンスを逃さず向き合うことが大切ですね。